Sony Bank WALLET
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海外旅行で驚くほどお得、為替手数料がありえないほど安くなります。
ソニー銀行が、Visaデビット機能付きのキャッシュカードを新しく誕生させました。
「Sony Bank WALLET(ソニーバンクウォレット)」と名付けられたこのカードは、通常のデビットカードとしての機能に加えて、既存のソニー銀行の振込手数料無料回数がさらに増える優遇特典があります。
また、利用金額に応じてキャッシュバックも受けられるので、ほかの銀行のデビットカードと比べて、ポイント還元においても高い競争力を誇ります。
特に私はソニー銀行を利用する機会が多いので、すぐに切り替えを決めました。デザインも刷新され、スタイリッシュに仕上がっています。また、人気のポストペットのデザインカードも選択可能です。
年会費や発行手数料は0円、15歳以上から申込みできます。私も早速切り替えました。
※金額・手数料表記はすべて税込です。
目次
Sony Bank WALLETのわかりやすいまとめ
ソニー銀行デビットカード「Sony Bank WALLET」は、銀行のキャッシュカードとVisaデビットカードを一体型にしたものです。
しかし、「Visaデビット」「銀行口座」「外貨預金」の3つのサービスが相互に連携するようになっているので、これまでになかったかなりお得な内容となっています。
これぞまさに、いま話題のFinTech(フィンテック)ですね。
※Fintech = 金融とテクノロジーの融合
利用金額に対してキャッシュバック
最大で2.0%のキャッシュバックが受けられます。
Visaデビットカードのなかには、ポイント還元が行われるタイプのものがあります。しかし、ソニーバンク・ウォレットでは、デビットカードの利用金額に対してキャッシュバックによる還元が行われます。(キャッシュバックの上限は毎月20万円まで)
キャッシュバック率は通常で0.5%となります。これでも十分すごいのですが、「Club Sのステージ」に応じて最大で2.0%まで還元率が上がります。
- 外貨預金の為替手数料は下がる
- 外貨定期預金金利が上がる
- Visaデビットのキャッシュバック率向上 ← New
たとえば米ドルの為替手数料は最上位ランクで4銭となります。
これが、ソニー銀行デビットカードに隠された、海外旅行に行ったときの外貨の為替手数料がありえないぐらい安くなる秘密です。
もし、為替手数料がたったの4銭だったら革命的ではないですか?(くわしくは後述)
残念ながら、キャッシュバックの対象となるのは国内での利用のみで、海外での利用は還元の対象外です。しかし、それでもまったく問題がないぐらい、海外では得します。。。
キャッシュバック率を上げるための指標が「外貨預金」となっているのは、ソニー銀行が外貨預金との連携を強化しているからです。
外貨預金との連携については後述しますので、いまは、
- デビットカード利用金額に対して0.5%~2.0%をキャッシュバック
- 海外での利用はキャッシュバックの対象外
とだけ覚えておいてください。
現地通貨を90%以上安くできる外貨での活用法
Sony Bank WALLETは国内だけで使ってもお得なのですが、海外で利用したときに真の実力を発揮します。
海外旅行に行ったとき、みなさんはどうやって現地通貨を調達していますか?
銀行の外貨両替コーナーや、現地の両替ショップって、手数料高すぎですよね。。。
しかし、Sony Bank WALLETを使うと、為替の両替手数料が実質90%以上安くなります。そのカラクリを、これから説明します。
海外旅行に行くために、5万円分を両替したいと思います。
たとえば、みずほ銀行の両替コーナーに行いって、米ドルに両替すると、為替手数料は2円かかります。これはとても高いです。
仮に1ドル=100円として計算すると下記のようになります。
みずほ銀行の両替コーナーの為替レート:
100 – 102(為替手数料2円)
50,000円を両替すると490.19ドルと交換できます。
9.81ドル(981円相当)が為替手数料です。(高いです)
↓
あとは現地に行って、現金でお金を使います。
※1ドル=100円で計算
一方で、ソニー銀行では事前に外貨預金口座に預けていた外貨を、デビットカードを使って、海外ATMで直接引き出すことが可能です。
引き出し手数料は格安で、また外貨預金をするときの為替手数料も格安なので、この2つの手数料をトータルしても、上記のみずほ銀行より9割以上安くなります。
ソニー銀行外貨預金の為替レート:
100 – 100.15(為替手数料15銭)
みずほ銀行の為替手数料2円と比較して約93%も安いです。
優遇ステージがプラチナになると手数料は4銭と、さらに安くなります。
50,000円を両替すると499.25ドルと交換できます。
(両替 = ここでは外貨預金の買付となります)
75セント(75円相当)が為替手数料です。
(手数料も同様に92.4%も安いです。。。)
■使い方
海外旅行に行く前にパソコンかスマホでアクセスし、外貨預金に申込みをして、事前に米ドルに替えておきます。
↓
現地に行って、ソニー銀行デビットカードで支払いをします。
カードでの支払い時は手数料は一切かからないので、約92%という圧倒的に安いコストで、旅行先での買い物を楽しむことができます。
つまり、米ドルならいつでも「たった15銭」で現地通貨に替えられるのです。
↓
もしどうしても「現金」が必要なら、この状態で海外ATMに行きます。
海外ATM(VisaまたはPlusマークのATM)で、ソニー銀行デビットカードを挿入することで、海外の現地通貨が引き出せます。
この時はATM手数料として1.79%(税込)が加算されます。
仮に50,000円分を現金化すると、895円程度の手数料になります。
先ほどの75円と合わせると、手数料は合計970円。
現金化して使った場合でも、みずほ銀行の両替よりもお得であることがわかります。
※1ドル=100円で計算
上記の格安手数料が実現できるのは、事前にソニー銀行に外貨預金口座を持っていることが条件となります。
また、格安手数料が実現できるのは、今のところ10通貨です。
■格安手数料の対象通貨(ソニー銀行の外貨預金取扱通貨)
米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、NZドル、スイスフラン、香港ドル、カナダドル、 南アフリカランド、スウェーデンクローナ
今回は、米ドルを例にあげましたが、ユーロやポンドなどほかの通貨になるほど、両替ショップでの手数料と、ソニー銀行外貨預金での手数料の差が大きくなります。
もし、外貨預金口座を持っていない場合や、上記の10通貨以外の通貨に両替する場合は、下記のようになります(ソニー銀行が外貨預金で扱う外貨は12通貨ですが、Sony Bank WALLETの利用で海外で利用できるのは10通貨になります。デビットカード自体は海外200カ国以上で使ったり、現地通貨に替えたりできます)。
■外貨預金口座を持っている場合(格安)
海外でデビットカードで支払い:手数料0円
海外ATMで現金化:1.79%(税込)の手数料
↓
■外貨預金口座を持っていない場合、またはソニー銀行が扱う外貨10通貨以外の通貨で取引する場合
海外でデビットカードで支払い:1.79%(税込)の手数料
海外ATMで現金化:1.79%の手数料に加えて、220円のATM利用料(外貨預金優遇ステージによってATM利用料はキャッシュバックされる場合あり)
いずれにしても安いわけですが、できることなら海外旅行に行く前に、外貨預金口座を開設しておくことをおすすめします。
基本的には、海外旅行に行く前に「外貨預金で外貨に替えておく」ことが望ましいです。しかし、外貨預金口座が空っぽのままだったり、現地でお金を使いすぎて、外貨預金口座の残高が0円になっても安心です。
この場合は、「円からアシスト」という機能が働き、自動的にソニー銀行の円預金口座から、外貨に両替されて使うことができます(このときの為替レートもソニー銀行の外貨預金と同じレートなので格安です)。
つまり、外貨預金口座の不足分を自動的に円預金から充当してくれるということです。
前述のとおり、海外での利用はキャッシュバックの対象外ですが、その点を踏まえても、ここまで現地通貨の入手コストを下げられるメリットは大きいです。
ソニー銀行の振込手数料無料回数が2回に
海外旅行に行く機会がない人にとっても、ソニーバンクウォレットは役立ちます。キャッシュバックもそうですが、実はもう一つの目玉特典として「振込手数料無料回数が1回増える」メリットがあります。
ソニー銀行の振込手数料は、
- ソニー銀行あて: 0円
- 他行振込手数料:毎月1回無料(2回目以降は110円)
というネット銀行ならではの手数料体系です。
しかし、ソニーバンクウォレットを持っている人は全員、この「他行宛振込手数料 毎月1回無料」が「毎月2回無料」になります。
キャッシュカードをデビット機能付きに替えるだけで振込手数料の無料回数が増加するのは、非常に嬉しいですよね。
デビットカードって危なくないですか?
デビットカードは、クレジットカードのように使えます。しかし、後払いではなく銀行口座からの即時引落となるため、現時点でお金を持っていなければ使えません(クレジットカードは後払いなので、今お金を持っていなくても買い物ができてしまいますよね)。
つまり、後から支払いができずにカード地獄に、、、といった心配は一切ないので安心です。それを裏付ける理由として、デビットカードは15歳以上であれば持つことができます。(銀行によっては年齢制限を16歳にしていることもあります)
つまり、高校生でも持てますし、クレジットカードの発行が難しい年金受給者や専業主婦など、本人に安定した収入がなくても作れます。
最近は国内でもデビットカードを使う人が増えましたが、以前から海外では普及しており、海外ではクレジットカードよりもデビットカードの方が一般的です。
もう一つの心配として、キャッシュカードとデビットカードが一体型になったものを持ち歩いて大丈夫なのか?というものがあります。
もしソニーバンクウォレットを紛失してしまい、第三者に不正利用されたら、銀行のお金はすべて盗られてしまうのでしょうか?
実は、そのような心配もありません。
ソニー銀行はデビット機能付きカードの発行を任意にしていますが、すでにPayPay銀行については、すべてのキャッシュカードに強制的にVisaデビットが付いています。
これにも安心の理由があって、デビットカードには、しっかりとした保障制度が確立されています。
ソニーバンクウォレットの場合、もし第三者に不正利用されてしまっても、ソニー銀行に届け出をした日から、30日前まで遡って、1日あたりご利用限度額の範囲で補償してくれます。
補償額からしても、一般の人が不正利用にあった場合はすべて補償されると考えて良いと思います。
また、もう一点、こちらは被害に対する補償とは違いますが、デビットカードを使って購入した商品には、年間最高50万円までのショッピング保険が付きます。
たとえば、デビットカードを使って買った商品が、初期不良や盗難などによって使えなくなってしまった場合でも、購入日より60日以内に限り、自己負担5,000円で年間50万円までの補償が受けられます。
つまり、補償のない現金で商品を買うよりも、デビットカードで支払った方が安全だということです。
ソニーバンクウォレットは年会費無料で使えます。
私のように、すでにソニー銀行口座を持っている人でも、新しくデビット機能付きのキャッシュカードに変更してもらえます。(こちらも無料)
ただし、もしソニーバンクウォレットを紛失してしまった場合は、再発行手数料として1,650円がかかります。この点だけは注意ですね。
管理人がソニー銀行デビットカードを斬る
管理人がこのカードを手に入れるべきかどうか、独断と偏見で判断します。
私はすぐに切り替えました。
年会費無料で使える点や、キャッシュバックレートが通常0.5%、最大2.0%になるという点は、これまでのVisaデビットカードと比較しても高めのスペックです。
そして、海外での利用に関するメリットは前述のとおり、革命的と言えるほどお得な、ソニーバンクウォレット最大の強みです。
さらに、振込手数料の無料回数が1回追加される特典も付いています。
デビットカード、外貨、銀行口座の3つを連携させたSony Bank WALLETは、これまで数多くのカードを比較してきた私としても、非常に完成度が高いと感じている一枚です。
また、カードのデザインも個人的には気に入っています。
以前からあったソニー銀行のストライプのキャッシュカードをさらに進化させたマルチカラー、そして女性人気の高いキャラクター「ポストペット」のデザインカード、どちらを選んでも正解だと思います。