コツコツ運用!ソニー銀行が積立預金に強いのは本当か?
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みなさんは受け取った給料をどのように管理していますか?
お金の使い道は、貯める、使う、増やすの3つに分類でき、この3つをバランスよく管理するのが理想です。
- 貯める → 貯金
- 使う → 消費
- 増やす → 投資
一般的に、日本人は「貯蓄」と「消費」を好む傾向があると言われており、上記のうち「増やす」にあたる投資には消極的な人が多いです(例:「投資信託でお金を増やすより、定期預金で確実にお金を蓄えたい」)。
そんな貯金をしたい人から高い評価を受けているのが、ソニー銀行です。
ソニー銀行は「積立預金」に力を入れており、毎月コツコツと貯蓄することができます。
元本保証の積立預金から、元本割れのリスクはあるものの高金利な積立預金まであるので、それぞれのメリット・デメリットを知った上で活用することをおすすめします。
いずれも500円~1,000円という少額から始められるので、リスクがある積立預金が初めての方もチャレンジしやすいです。
目次
ソニー銀行の3つの積立預金
ソニー銀行が取り扱う3つの積立商品を、リスクが小さい順にまとめると下記の通りになります。
■ソニー銀行 3つの積立預金(リスクが小さい順)
- 積み立て定期預金
- 外貨積み立て
- 投資信託積み立てプラン
積み立て定期預金は元本保証なので、預け入れたお金が減ることはありません。
外貨積み立て・投資信託積み立てプランは元本割れのリスクがあるものの、定期預金を大きく上回る金利で運用することが可能です。
好みの方法、もしくはバランスよく複数の積立預金を活用すれば、効率的に貯蓄ができます。
3つの積み立て預金について、くわしく見ていきます。
積み立て定期預金
積み立て定期預金とは、毎月決まった日に決まった金額を、円普通預金から円定期預金に自動的に移動してくれるサービスです。
ペイオフとなる円預金のみで積み立てるので、元本保証を受けることができる安全な積立貯金のひとつです。
ソニー銀行では毎月1,000円から積み立て定期預金が利用できるので、少しずつ貯蓄をしたい人にもおすすめです。
通常、メガバンクなどの積立定期預金は1万円からしかできないこともあるので、1,000円という少額から始められるのはソニー銀行の強みです。
学生の方の貯蓄にも向いていると思います。
中途解約手数料などは取られませんが、定期預金の満期を迎える前に中途解約すると、利率が少し下がってしまいます。
運用期間は1年、2年、3年から選べるので、途中で引き出さなくて済むように無理のない預入期間を選ぶのが望ましいです。
また、毎月の金額と預入期間が決まっているので、「いつまでにいくら貯める」という目標がある時にもおすすめです。
たとえば、お子様の将来を見据えて、入学費用などを毎月コツコツと積み立てをしておけば、普通預金よりも高い金利で運用できて家計への負担も最小限に抑えられます。
ソニー銀行で積立定期預金をしたいけど、メインバンクはほかにあるという人は、「おまかせ入金サービス」がおすすめです。
おまかせ入金サービスとは、毎月一定の金額を別の金融機関から自動的にソニー銀行の口座に移動できるサービスです。
自分で他行からソニー銀行に振込を行うと振込手数料がかかる銀行だったとしても、このサービスで定期的な送金をすれば入金時にかかる手数料は0円(ソニー銀行負担)です。
たとえば、メインバンクからソニー銀行に毎月3,000円を「おまかせ入金サービス」で資金移動し、3,000円をソニー銀行の積立定期預金に預け入れる…という方法が使えます。
一度設定すれば手間も手数料もかからないので、非常に便利です。
積立定期預金でどれくらいお金が貯められるかは、下記の積立シミュレーターでも試算できます。
ソニー銀行の最新の金利をチェックした上で、毎月貯金に回せる額で計算をしてみてください。
積立シミュレーター
毎月の積立額万円
利回り(年率)%
積立期間年
ヶ月間
計算結果(グラフ)
計算結果(表)
外貨積み立て
ソニー銀行がもっとも力を入れており、個人的にもおすすめしたいのが「外貨積み立て」です。
外貨預金の積み立てサービスは、海外の通貨に替えて運用することで円預金よりも高金利でお金を増やせます。
ソニー銀行の外貨積立のメリットは、5つあります。
■ソニー銀行の外貨積立がすごい5つの理由
- 500円から外貨積立ができる
- 取り扱い通貨が12種類と多い
- 積立サイクルを「毎日、毎週、毎月」から選べる
- 購入上限レートが設定できる
- 外貨のまま使うことも可能
ソニー銀行の外貨積み立ては、たった500円から、12種類の通貨に外貨預金できるという柔軟さが最大のメリットです。
積立のタイミングも毎日・毎週・毎月から選べるので、自分にあった積立プランが立てやすいです。
例:毎週500円ずつ、毎月1,000円ずつなど
さらに、はじめて外貨預金を始める人も、「1ドル103円を超えたら購入を中止する」のように購入上限レートを自分で設定できるので安心です。
いわゆる「高値づかみ」の防止に役立ちます。
そして、貯めた外貨は円に戻さなくてもそのまま使えるので、海外旅行でのショッピングや海外送金に便利です。
海外での支払いで使うときは、キャッシュカードに無料で付帯できるVISAデビット機能を使います。
ただし、外貨預金は外国為替相場の変動によるリスクが発生します。
円安になれば金利以上に儲かりますが、逆に円高になると損失となり、最悪の場合元本割れとなってしまう可能性もあるので注意が必要です。
当サイト「ネット銀行100の活用術」が特におすすめしたいのは、ドルコスト平均法を使った外貨積み立てです。
ドルコスト平均法は、毎月一定額をコツコツと積み立てる方法です。この方法であれば、為替変動が円高・円安になっても高値づかみをせずに平均的なレートで外貨預金ができます。
もっとも、ソニー銀行では外貨をそのまま使えるサービスがあるので、万が一円高になってしまった場合は、損失を出さずに海外旅行の時に使うという選択肢もあるので安心です。
毎月、12通貨すべてを積み立てるのも可能
個人的にすごく面白いなと感じるのは、12種類すべての外貨への積立が6,000円でできることです。
積み立て最低金額の500円×12種類の外貨=6,000円を、毎月積み立てるということです。
ワンコインのランチ一食分で外貨預金ができるのがソニー銀行の魅力ですが、もう少し頑張って飲み会2回分(6,000円ぐらい?)を用意できれば、12ヶ国の外貨にコツコツと積立ができます。
外貨預金のなかには、値動きが大きい新興国通貨もあるので注意が必要です。
新興国通貨は金利が高いためお得に見えますが、為替変動において円高(為替差損)となる傾向にあります。
しかし、500円程度の分散投資であれば、儲かる・損することを気にせずに、「勉強」を兼ねてやってみる価値は十分あると思います。
前述しましたが、飲み会の費用2回分を我慢するだけで、12カ国の外貨に分散投資できるのは、とても有効なお金の使いみちです。
中止・解約はいつでも可能
外貨積立はいつでも中止できます(この時点では解約になりません)。
一旦積み立てをしたものは自動的に「外貨普通預金」として管理されるので、外貨普通預金を売却することで、解約となります。
定期預金ではなく普通預金なので、いつでも好きな時に解約することが可能です。
詳細については「為替手数料は業界最安水準!ソニー銀行外貨預金のメリット・デメリット」もご覧ください。
投資信託積み立てプラン
投資信託は、投資のプロフェッショナルにお金の運用をお任せするサービスです。
リスクの高い株式に投資するもの、リスクの低い債券に投資するもの、それらをバランスよくミックスしたものなど、さまざまな種類の投資信託があります。
そのなかから、自分の好きなファンド(投資信託)を選ぶことができます。
投資信託積み立てプランも、少額の毎月1,000円から利用できます。
ソニー銀行の投資信託積み立てプランで採用しているファンドは、すべて販売手数料無料です。
基本的にはソニー銀行口座からの引き落としなので、普通預金口座に積み立て分の金額を用意しておけば、あとは積み立ての申込みをするだけでOKです。
その後の手続きなどは不要、引き落とし手数料も無料です。
あまり知られていないのですが、実はソニー銀行は投資信託にもかなり力を入れており資産運用に強いネット銀行です。
個人投資家に絶大な人気を誇る投資信託の「ひふみプラス」や、低コストなインデックスファンドを多数そろえています。
銀行のなかには、投資信託のラインナップが非常に悪い(どの銀行とはいいませんが)ところもあるのですが、ソニー銀行は顧客視点の優良ファンドを多数取り扱っており、個人的にも好感度が高いです。
500円からはじめる外貨預金
ソニー銀行は「積み立て」に力を入れているネット銀行ですが、とにかく500円や1,000円といった小額から始められるのが大きなメリットです。
外貨預金は金額以上に「為替や世界経済」について学ぶきっかけになりますし、投資信託も「株式市場や日本経済」について学ぶきっかけとなります。
また、私は6,000円で12ヶ国の通貨に預金できる「外貨積立」にとても魅力を感じています。ここまで贅沢な外貨積立ができるのは、ほかのネット銀行を見ても、ソニー銀行くらいのものでしょう。