静岡銀行
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ネット銀行並みの使いやすさと、ネットバンクを超える定期預金金利で評判の「静岡銀行インターネット支店」は、知る人ぞ知る優良銀行です。
静岡銀行は、静岡県を拠点にして活動している地方銀行で、通称「しずぎん」の愛称で親しまれています。
本来は、おもに静岡県に住んでいる人が利用する地銀ですが、「静岡銀行インターネット支店」は、全国どこに住んでいても口座開設できます。
そしてその金利の高さや利便性がネットで高く評価され、静岡銀行インターネット支店をネット銀行の一つとして利用している人が最近増えています。
※金額・手数料表記はすべて税込です。
目次
おもな特徴
静岡銀行インターネット支店の総合口座「しずぎんWebWallet」では、残高照会や振込みなど基本的な銀行取引をすべてネット上で行うことが可能です。
静岡に住んでいる人はもちろん、東京や大阪など全国どこに住んでいても、問題なく口座開設・利用できるので安心です。
インターネット支店限定の預金金利
静岡銀行インターネット支店は、静岡銀行が運営しているインターネット専用の支店です。
しかし、「インターネット支店」では、特別優遇金利や手数料が設定されているので、実質的には「まったく別の銀行」と言っても間違いではありません。
普通預金は通常の地方銀行とあまり変わりませんが、しずぎんインターネット支店では、特に定期預金の金利に力を入れています。
特にキャンペーン中の特別優遇金利は、ネット銀行のなかでも1位、2位を争うほどの高金利なので、ネット銀行にくわしい方は、静岡銀行インターネット支店のキャンペーンを活用して積極的に資金を運用しています。
最新の預金金利はこちらをご覧ください。
入出金はセブン銀行ATMで0円
静岡銀行インターネット支店に現金を入金したり、お金を出金する場合は、おもに提携金融機関のATMを利用します。
なかでも、全国のセブンイレブンに設置されている「セブン銀行ATM」なら24時間いつでも何回でもATM手数料無料で利用できます。
- セブン銀行ATM
- しずぎんATM
- ゆうちょ銀行ATM(入金のみ)
- イオン銀行ATM(出金のみ)
- その他提携金融機関のATM
■入金・出金ができるATM
「セブン銀行ATM」と、「しずぎんATM」については、入金・出金ともに完全無料でATMが使えます。セブン銀行ATMなら、24時間いつでも利用でき、全国各地に設置されているので安心です。
■入金できるATM
「ゆうちょ銀行ATM」は入金のみ手数料無料で使えます。入金する場合は完全無料ですが、ゆうちょATMから出金する場合は110円~220円の手数料が必要です。
■出金ができるATM
「イオン銀行ATM」なら、出金手数料は完全無料です。静岡銀行インターネット支店に貯めたお金を、イオンで買い物をする時にイオン銀行ATMから出金する。といった使い方ができます。
イオン銀行ATMは出金のみに対応しているため、入金手続きはできません。お金を入金するためにイオン銀行ATMに静岡銀行インターネット支店のキャッシュカードを入れても、受け付けてくれません。
その他、ゆうちょ銀行のほかに静岡県下を中心とした12の信用金庫にて出金ができます。いずれも、手数料は0円~220円となっています。
少し複雑ですが、基本的にはセブン銀行ATMを利用して入金・出金するのがおすすめです。
20種類のキャッシュカード
静岡銀行インターネット支店の特徴として「20種類のデザインカードを発行している」ことがあげられます。
また、自分や家族の写真をアップロードして、自分だけの「オリジナルカード」を発行することも可能です。
ATM利用時に使うキャッシュカード、あなただけのオリジナルカードが作れるのは嬉しいサービスですよね。
振込手数料もネット支店ならでは
振込手数料も、一律220円と、インターネット支店ならではの安さです。
静岡銀行インターネット支店では、口座開設はもちろん、振り込みや残高照会もすべて、自宅のパソコンや携帯電話を使って取引きできます。
- 静岡銀行 本支店あて:0円
- 他行あて:165円~220円
高水準のセキュリティ対策
静岡銀行インターネット支店では、セキュリティ対策にもこだわっています。
ネット銀行のセキュリティでは高い評価を得ている「ワンタイムパスワード」や「インターネットバンキングロック機能」を導入しています。
1分ごとに更新される「そのときだけ使えるパスワード」を、取引ごとに携帯電話やスマートフォンに配信してくれます。
つまり、万が一取引パスワードなどが他人に知られてしまっても、携帯電話を持っていなければワンタイムパスワードは入手できないので、不正利用を防止できるのです。
ワンタイムパスワードの入力は少し面倒ですが、無料で利用でき、セキュリティを大きく向上させられるので、できれば設定しておくことをおすすめします。
もっとも、ワンタイムパスワードは「任意登録」なので、利用するのが面倒だという人は、導入しなくてもOKです。
インターネットバンキングを利用するときのみ、「携帯電話でロックを解除して使う」機能です。
ネットバンキングを使っていないときは、常時ロックがかかっている状態なので、万が一パスワードが知られても不正利用されることはありません。
自分が使うときだけ、その場で携帯を使ってロックを解除し、取引が終わったらまたロック状態にして不正利用できない状態にしておけるので、非常に高いセキュリティを保つことができます。
そのほかにも、取引内容をすぐにメール配信してくれる機能や偽造防止のICカード、最近3回までのログイン履歴表示など、さまざまなセキュリティ対策が導入されています。
セキュリティ関連サービスは、すべて無料で利用できるので、ネットでの取引きも安心して利用することが可能です。
静岡銀行の裏話
高金利な銀行を狙っている方の間では評判となっている静岡銀行ですが、これまでメガバンクやゆうちょ銀行を使っていた方からすると、「静岡銀行ってどうなのよ?」と言う方が多いと思います。
しかし、静岡銀行には知られざる多くの伝説がたくさんあります。
そこで、静岡銀行に関する豆知識的な情報をまとめました。
トップクラスの財務健全性
静岡銀行は、静岡県を中心に207店舗を構える地方銀行で、従業員数は2,755名、資本金は908億円となっています。(2020年7月31日現在)
一般的な地方銀行となんらかわりませんが、実は静岡銀行は「トップクラスの財務健全性」を誇る銀行として知られています。
財務健全性を測る上で重要な指標とされる「自己資本比率」は、メガバンクを上回る財務体質を構築しています。
さらにその健全な財務体質を証明する根拠として、ムーディーズやS&Pと言った、世界の信用格付機関から高格付けを取得しています。
徹底した堅実経営にこだわる「シブ銀」とは?
静岡銀行が高格付けを得るほどの財務体質を誇る背景となった面白いエピソードがあります。
日本のバブル期の話です。バブル期は多くの銀行が不動産融資の焦げ付きなどによって大ダメージを受けました。
しかし、静岡銀行はバブル期にリスクの高い取引きに手を出さず、堅実な経営を行なっていたため、バブル崩壊のダメージをほとんど受けなかったのです。
ネットの情報によると、静岡銀行はバブル期の不良債権が少ない銀行として知られており、静岡県民の間では「バブル時も静銀だから預けていて安心。」と言われていたのだとか。
また、2011年12月14日の日経新聞に、静岡銀行頭取の「中西勝則さん」のインタビューが掲載されていました。その内容をまとめると、
- 「わからないものには貸さない、投資しない」という考え方も徹底していた
- 外資系金融機関がサブプライムローンを売りに来た時も一切手を出していない
- ハイリスク商品投資による損失はゼロ
- 不動産バブルに巻き込まれなかったことで、日本一健全な銀行の基盤となった
- 多くの銀行が「利益」を重要指標にしているのに対し、静岡銀行は「企業や事業のキャッシュフロー」を重視していた。(土地評価の場合は値上がりによる評価ではなくどれだけ収益を生み出すか?で評価する)
頭取のインタビューからもわかるように「徹底した堅実経営」から、渋い銀行、つまり「シブ銀」と呼ばれるようになったのです。
もっとも、静岡銀行インターネット支店の金利やATM手数料については、大盤振る舞いと言えますよね。