2022年版 デビットカード還元率ランキング ポイントの使いみちも比較すべき
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デビットカードのポイント還元率・キャッシュバック率を比較し、ランキング形式でまとめました。今回は、年会費無料のデビットカードから選んでいます。
今までは「デビットカードの還元率はクレジットカードより低い」というのが定説でした。近年は、クレジットカード並みに高還元なデビットカードも増えてきました。
さらに、デビットカードはポイントではなくキャッシュバック(現金)で還元されるカードがあるのも特徴です。ポイントの使いみちに悩む必要がなく、便利です。
キャッシュバック代金は、デビット代金を引き落としている普通預金口座に入金されます。次のデビット決済に使ってもよいですし、現金として引き出して使うことも可能です。
還元率だけでなく、自分に合う使い方ができるかどうかも比較することをおすすめします。
目次
デビットカード キャッシュバック率ランキング
デビットカードのキャッシュバック、またはポイントバックの還元率が高い順にランキングしました。
メガバンク・ネット銀行どちらもあわせて比較しています。
楽天銀行デビットカード
- ポイント還元率:1.0%(100円で1ポイント)
- 還元対象:楽天スーパーポイント
- デビット決済に楽天スーパーポイントを利用できる
楽天銀行のデビットカードは、VISA・Mastercard・JCBブランドから選べます。いずれもポイント還元率1%と、クレジットカードにも劣らない還元率です。
還元されるポイントは楽天スーパーポイントです。貯まったポイントはデビット決済に使えるので、買い物で使い切れます。もちろん、楽天市場や楽天トラベルなどで使ってもOKです。
▼楽天銀行 デビットカードのポイント利用設定画面
どのカードブランドも年会費無料で発行できます。以前はVisaデビットのみ年会費有料でしたが、現在はVisaデビットでも年会費無料の「ベーシックカード」が選べます。
使えるお店の多さで選ぶなら、Visaデビットがおすすめです。Visaは世界シェアNo.1の国際カードブランドで、国内外どちらも使いやすいです。Mastercardもほぼ同じ加盟店数です。
ショッピング保険や旅行補償も手厚いので、クレジットカードに近いサポートが受けられるのもメリットです。
JCBデビットは、楽天市場での支払いでポイント2倍になるメリットがあります。楽天市場をよく利用する人は、JCBデビットもおすすめです。
住信SBIネット銀行ミライノ デビット(Mastercard)
- 還元率:0.8~1.0%(1,000円で8~10ポイント)
- 還元対象:スマプロポイント
- スマプロポイントは現金交換できる
住信SBIネット銀行では、VisaデビットとMastercardデビットを扱っています。新たに取り扱い始めたMastercardデビットは、還元率0.8%と非常にお得です。
Visaデビットは還元率0.6%なので、国際ブランドにこだわりがなければMastercardデビットカードをおすすめします。
住信SBIネット銀行Mastercardデビットカードには、プラチナカードもあります。空港ラウンジサービスなど、飛行機によく乗る人向けの優待が充実したカードです。
Mastercardデビットをプラチナカードに切り替えると、還元率が1.0%にアップします。住信SBIネット銀行のATM手数料・振込手数料の優遇サービス「スマートプログラム」のランクが上がるメリットもあります。
年会費有料ですが、デビット決済や住信SBIネット銀行をよく使う人は検討する価値があります。
還元される「スマプロポイント」は現金に交換できるため、使いみちに迷わなくてよい点も便利です。
住信SBIネット銀行Mastercardデビットカードの詳細
GMOあおぞらネット銀行Visaデビット付キャッシュカード
- 還元率:0.6~1.5%(1円単位)
- 還元対象:キャッシュバック
- 取引内容に応じて還元率が変わる
(※税金や公共料金、旅行の支払い等、一部キャッシュバック率が通常よりも下がる利用先があります)
GMOあおぞらネット銀行とは、2018年7月にサービスを開始したネット銀行です。利用代金の0.6%がキャッシュバックされるデビット機能付きキャッシュカードを全員に発行しています。
預金残高やデビット利用額に応じて優遇が受けられる「カスタマーステージ」でステージを上げれば、最大で還元率1.5%(2021年10月1日(金)以降最大1.2%)までアップできます。(※税金や公共料金、旅行の支払い等、一部キャッシュバック率が通常よりも下がる利用先があります)
ポイントではなくキャッシュバックという点も、「普段使わないポイントだから使いにくい」という悩みを持たずに済むので助かります。
キャッシュバック分の現金が、毎月預金口座に振り込まれる形で受け取れます。
デメリットを上げるとすれば、新しいネット銀行なので普及率が低いことくらいだと思います。
もし新たに銀行口座を開設しても良いという人は、利用する価値があるデビットカードです。
ソニー銀行 Sony Bank WALLET
- 還元率:0.5~2.0%(1円単位)
- 還元対象:キャッシュバック
- デビットカードを持っているだけで振込手数料の優遇あり
ソニー銀行のデビットカード「Sony Bank WALLET」は、優遇サービス「Club S」のステージによってキャッシュバック率が変わります。
基本の還元率は0.5%です。Club Sのステージが上がると、1.0%、1.5%、2.0%と還元率が引き上がります。
海外によく行く人は、外貨預金の残高を増やしてステージを上げるのがおすすめです。Sony Bank WALLETは、海外で使うと外貨預金から引き落とせるので、両替手数料を節約できます。
Sony Bank WALLETを持っているだけで受けられる優遇もあります。Sony Bank WALLETを発行すると、他行宛振込手数料の無料回数が月1回増えます。
Club Sの初期ステージでは、他行宛振込手数料が月1回無料になります。Sony Bank WALLETを持っていれば、月2回無料で他行宛振込みを利用できます。
イオン銀行キャッシュ+デビット
- 還元率:0.5~1.0%(200円で1~2ポイント)
- 還元対象:WAON POINT
- WAONオートチャージでポイント二重取りが可能
イオン銀行キャッシュ+デビットは、イオンカードの「WAON POINT」が0.5%還元されます。イオングループの店舗で決済すると、1.0%還元に倍増します。
WAON POINTは、電子マネーWAONなどにチャージして使えます。
イオン系列店以外でも、イオン銀行キャッシュ+デビットの還元率を1.0%に上げる方法があります。電子マネーWAONのオートチャージです。
イオン銀行キャッシュ+デビットには、WAON機能も搭載しています。WAONの還元率は0.5%(200円で1ポイント)ですが、デビットカードからオートチャージ設定すると、ポイント二重取りで1.0%還元となります。
電子マネー決済できるお店の多くは、WAON決済にも対応しています。コンビニなどでWAONを使うようにすれば、イオン系のお店以外でも1.0%還元を受けられます。
セブン銀行デビット付きキャッシュカード
- 還元率:0.5~1.0%(1,000円で5~10ポイント)
- 還元対象:nanacoポイント
- セブンイレブンでポイント還元率アップ
セブンイレブンやセブンネットショッピング、そごう・西武では、セブン銀行のデビットカード還元率が1.0%となります。ほかのお店では、通常還元率0.5%で利用できます。
セブン銀行デビット付きキャッシュカードの注意点は、1,000円からのポイント還元という点です。少額の買い物ではポイント還元を受けられません。
1,000円未満の買い物では、デビットカードに付帯する電子マネーnanacoでの支払いがおすすめです。電子マネーnanacoは、200円につき1ポイントがたまります。
セブンイレブンの店頭でnanacoカードを発行すると、発行手数料が300円かかります。セブン銀行デビット付きキャッシュカードを発行すれば、nanacoカードも無料で持てます。
とはいえ、セブンイレブンの利用頻度が少ない人は、還元率が0.5%を超えるほかのデビットカードでもよいかもしれません。
あおぞらキャッシュカードプラス
- 還元率:0.25~1.0%(1円単位)
- 還元対象:キャッシュバック
- 半年のデビット決済額によって還元率が変わる
あおぞら銀行キャッシュカードプラスは、キャッシュカードとデビットカードが一体となったカードです。
利用金額に応じて0.25~1.0%の還元率を誇り、デビットカードを日常的に使う人にはおすすめです。
キャッシュバック率を1.0%まで引き上げるには、毎月10万円ほど利用する必要があります。利用金額が少なくても、毎月2.5万~5万円くらい使う人なら、0.5%の還元率になります。
キャッシュバックは、毎年2月と8月にまとめて行います。
■あおぞらキャッシュカードプラスの還元率
半年の利用代金 | 毎月の利用額目安 | キャッシュバック率 |
---|---|---|
15万円未満 | ~2.5万円 | 0.25% |
15万~30万円未満 | 2.5~5万円未満 | 0.5% |
30万~60万円未満 | 5~10万円未満 | 0.75% |
60万円以上 | 10万円~ | 1.0% |
あおぞら銀行は全国に支店がありますが、ネット完結で口座開設できるインターネット支店「BANK」もあります。
BANKは、ネット銀行を上回るほど預金金利が高いので、貯蓄用の口座を持ちたい人にもおすすめです。
記事執筆時点の普通預金金利は、0.2%です。定期預金並みの好金利で、普通預金を利用できます。
りそなVisaデビットカード
- 還元率:0.5%(1,000円で5ポイント)
- 還元対象:りそなクラブポイント
- デビット決済に楽天スーパーポイントを利用できる
りそな銀行が提供している「りそなVisaデビットカード」は、還元率0.5%です。
還元されるポイントは、りそな銀行独自の「りそなクラブポイント」です。交換できる他社ポイントが多く、1ポイント=1~0.75円で交換できます。
■りそなクラブポイントを交換できる他社ポイント例(100ポイント以上から)
- WAON(1ポイント=1円)
- nanaco(1ポイント=1円)
- dポイント(1ポイント=1円)
- Vポイント(1ポイント=0.9円)
- 楽天スーパーポイント(1ポイント=0.75円)
以前まで、りそなVisaデビットカードは年会費有料でした。現在は、年会費無料です。
また、年間利用合計額が30万円以上だと、ボーナスポイントも付与されます。年間100万円以上の利用があれば、最大1,000ポイントをもらえます。
PayPay銀行 Visaデビットカード
- 還元率:0.2%(500円で1ポイント)
- 還元対象:キャッシュバック
- カードレスVisaデビットも利用可能
日本初のネット銀行であるPayPay銀行は、デビットカードの還元率はあまり高くありません。デビット還元率よりは、利便性にメリットが多い銀行です。
デビットカードサービスでは、ネット専用のカードレスVisaデビットという独自のサービスが高く評価されています。カード番号を使い捨てられる、バーチャルデビットカード機能です。
海外のネット通販など、カード番号を入力することに抵抗があるシーンに役立ちます。利用後にカード番号を無効にすれば、万が一カード番号が他者に知られても不正利用されません。
実店舗ではプラスチックカード、ネットショッピングではカードレスVisaデビットと使い分けられるのは、PayPay銀行だけです。
PayPay銀行 カードレスVisaデビットについてもっと知る
検討ポイントは、銀行口座を開設してもよいかどうか
デビットカードを検討する上では、ポイントバックやキャッシュバックの還元率に加えて、新たに口座を開設するかどうかだと思います。
デビットカードは銀行口座と結びつけて利用するので、引き落とし口座はデビットカードを発行している銀行に限られます。
そういう意味では、すでに口座を持っている銀行のデビットカードを利用するのが、もっともスムーズではあります。
メガバンクの口座を持っている人は多いと思うので、その点では三菱UFJ銀行やりそな銀行に優位性があります。
しかし、もしキャッシュバックやポイントバックの還元率重視なら、楽天銀行や住信SBIネット銀行がおすすめです。
ポイント還元率が1番高い楽天銀行は、ネット銀行のなかでも口座開設数No.1なので、すでに口座を持っている人も多いかもしれません。
楽天銀行デビットカードの還元は楽天スーパーポイントです。楽天サービスを使わない人にとっては、実質現金キャッシュバックの住信SBIネット銀行のほうが便利かもしれません。
住信SBIネット銀行は、ATM手数料や他行宛振込手数料が最大で月20回無料にできます。手数料の節約をしたい人にもおすすめです。
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