定期預金

定期預金を国債や普通預金の優遇金利と比較してわかったこと

金利の比較

普通預金や定期預金の他に、同じくらい安全に運用できる方法として個人向け債権という方法もあります。

低金利が続くここ最近は、普通預金に預けておいても利息はほとんどつかないので、少しでも金利が高い定期預金などに預けることを考える人が多いです。

円預金は外貨預金などと違い元本割れすることがないので、多くの日本人が利用しています。

しかし、定期預金の他にも、安全資産としての国債や、ネット銀行が積極的に展開する優遇金利なども存在します。

今回は、本当に安全かつ金利が高い運用先はどこなのか、比較してみます。

安全資産で比較

今回は、定期預金と普通預金の優遇金利、そして国が発行する「国債」の3つを比較してみます。

それぞれの金利は、記事執筆時点(2018年)とします。

定期預金

積み木とカレンダー

最も代表的な資産運用方法は、定期預金です。

普通預金よりも高金利な上に、元本割れ(最初に預けたお金を下回ること)がないので、安全性においても問題ありません。

定期預金は原則、満期を迎えるまで解約できず、「一定期間お金を預ける」という約束をする代わりに、高い金利で預金できるという預金です。

もし銀行が破綻した場合でも1,000万円まではペイオフによって守られます。

例えば、ネット銀行の中で口座開設数が1番多い楽天銀行の定期預金金利は、以下のとおりです。

金利表
一般的に、メガバンクよりもネット銀行の方が預金金利は高く、預金期間が長くなるほど金利は上がります。

しかし楽天銀行のように、長期よりも短期の定期預金の方が金利が高い場合もあります。

定期預金はボーナス時期などにキャンペーンを展開している銀行も多いので、タイミングが良ければより高い金利で預けることができます。

国債

債券のキャッシュフロー

日本国債は、国が発行している国の債券(借金)です。

仮に、個人向け国債を100万円分購入した場合、定期預金の満期日にあたる「償還日」が来るまで、毎年利息が受け取れます。

定期預金の利払い(利息の支払い)と同じようなイメージです。

そして、償還日になれば元本100万円が返金される仕組みです。

債券は本来、発行元が破綻すると価値がなくなってしまう可能性があるので、元本保証ではありません。

しかし、「国債」の場合は国家が破綻しない限りは価値があるものなので、事実上の安全資産として、代表的な運用先として知られています。

国債の金利はこちらでチェックできます。

上記の定期預金金利と比較すると、国債の方が金利がやや高い結果となりました。

■国債の金利(2018年9月5日時点)

  • 1年国債金利:0.117%
  • 3年国債金利:0.100%
  • 5年国債金利:0.066%

通常、預金が国債の金利を上回ることはほぼありません。その理由は2つあります。

1つめは、定期預金は元本保証で、国債は元本保証ではないからです。本来なら、運用先のリスクが高まるほど、金利は高くなるのが普通です。

2つめは、銀行は預金などの資金を使って国債などを購入しているからです。

銀行は、個人や法人から集めた預金を使って国債を購入したり、ローンなどの融資を行って利息を回収したりすることで、お金を増やし利益を得ています。

なるべく多くの利息収入を得て、それよりも低い金利で預金者に利息を払わないと赤字になってしまいます。

つまり、金利の高い国債を買っても、国債より高い利息を預金者にバックすると損をしてしまうということです。

以下の図を見るとわかりやすいと思います。

お金の流れ

よって、本来は定期預金金利は国債の金利よりも低くなるのが普通です。

ちなみに、定期預金金利の全国平均では、やはり国債金利を下回っています。

■定期預金と国債の金利比較(2018年9月5日時点、300万円未満で比較)

種類 1年もの 2年もの 5年もの
定期預金(楽天銀行) 0.03% 0.17% 0.04%
定期預金(全国平均) 0.011% 0.011% 0.014%
国債 0.117% 0.116% 0.066%

しかしこう見ると、2年定期のみ楽天銀行が国債を上回っています。

それ以外の預入期間でも、楽天銀行は定期預金の平均金利より高めで、定期預金の金利に力を入れていることがわかります。

楽天銀行は国債の買い入れを少なくし、高い利息が見込める住宅ローン貸出などの運用に注力しているのだと思います。

このように、銀行によって力を入れている定期預金があったりするので、場合によっては国債より定期預金の方がお得です。

優遇金利

今回の比較で、楽天銀行の定期預金を取り上げたのには理由があります。

楽天銀行は、マネーブリッジという普通預金金利の優遇サービスを行っているからです。

マネーブリッジは、楽天銀行と楽天証券の連携によって、普通預金の金利が上がるサービスです。

楽天証券の口座開設は無料なので、投資に興味がなくても、口座を持っておくだけでマネーブリッジによる優遇が受けられます。

ここで提供される金利は、定期預金並みに高いと評判です。

■普通預金金利(マネーブリッジ)の金利(2018年9月時点)
0.10%

楽天銀行の1年もの定期預金にも匹敵する金利で、国債と比べても3年国債と同水準の高金利です。

マネーブリッジのメリットは、普通預金で運用できることです。

高金利ながら普通預金であることは変わらないので、いつでも預金の引き出しが簡単にできます。また、元本保証なので安心です。

楽天銀行の長期定期預金には負けてしまいますが、入出金の手軽さを考えると、個人的にはマネーブリッジの優遇金利は非常にメリットが大きいと感じます。

まとめ

ランキング

本来、「国債 → 定期預金 → 普通預金」の順に金利は低くなっていくはずです。

しかし、ネット銀行の定期預金やマネーブリッジのような優遇金利を考慮すると、順番は大きく異なってきます。

また、普通預金であるマネーブリッジは換金性に優れ、国債や定期預金はやや換金しにくいといった特徴もあります。

金利だけでなく、換金性も含めた総合的な判断で、運用先を選ぶことが大切だと思います。

今回、私もはじめて国債との比較をしてみたのですが、意外な結果となりました。

預金金利に力を入れないネット銀行もあるものの、全国平均で見るとまだまだネット銀行の金利に優位があると感じました。

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