定期預金

定期預金の解約手数料についてどれくらい損なのか調べてみました

定期預金

定期預金は、銀行に一定期間お金を預けることを約束する代わりに、普通預金よりもより高金利で運用できる仕組みです。元本保証であることからも、昔から多くの人に愛用されている定番の預金方法の一つです。

しかし、原則として定期預金は満期を待たずに解約できません。中途解約をするとどれくらい損なのか?場合によっては解約手数料が取られることはあるのか、気になったので調べてみました。

解約手数料は取られません

結論から言うと、定期預金を途中で解約しても、解約手数料は取られません

定期預金はあくまでも元本保証が前提のサービスなので、中途解約によって預けたお金がマイナスになる可能性はありません

この点は安心ですよね。
しかし、注意が必要なケースもあります

解約手数料が取られる商品も?

定期預金の解約手数料

純粋な定期預金は中途解約しても解約手数料が取られることはありません。注意しなければならないのは、「定期預金っぽい金融商品」です。

例えば、

  • 仕組み定期預金(ステップアップ定期など)
  • 満期特約付きの定期預金

などです。

ネット銀行の商品で言うと、

  • 円プレーオフ – 住信SBIネット銀行
  • 楽天エクステ預金 – 楽天銀行
  • スイッチ円定期預金 – じぶん銀行

などがこれらの商品に該当します。
もちろん、こういった商品を販売しているのはネット銀行に限らず、メガバンクや地方銀行でも販売されています。

仕組預金や特約付きの定期預金はいずれも、純粋な定期預金ではありません。銀行や商品によってペナルティは違うのですが、中途解約すると解約手数料が発生したり元本割れとなる場合があります

また、商品によってはそもそも中途解約ができないものもあるので注意が必要です。

仕組預金や満期特約付きの定期預金は元本保証であることを謳っており、これはもちろん事実です。

しかし、元本保証であるのは満期まで保有した場合に限定されており、中途解約した場合にはペナルティとして元本割れが発生する可能性があるのが、仕組預金の特徴です。

前述しましたが、通常の円定期であれば中途解約しても元本割れになることはありません。

定期預金の中途解約については「定期預金について知っておきたいこと!満期解約と中途解約について」という記事でも詳しく解説しています。

定期預金の中途解約利率

悩む女性

では、(通常の)定期預金を中途解約するとどれくらい損なのでしょうか。

各銀行の中途解約利率を眺めてみると、「元本割れはしないけどほとんど利息が期待できない」ことがわかります。

中途解約利率のパターンとしては大きく3つあります。

パターン①:約定利率×◯◯%

最も多くの銀行が採用している中途解約利率の算出方法です。ソニー銀行や楽天銀行などがこの方法に該当します。

1年未満の中途解約だと約定金利×10%(当初設定されていた定期預金金利の10分の1)になってしまうことも珍しくありません。また、最大でも約定金利×50%の場合が多いので、非常に損です。

簡単に言うと、解約手数料はかからないので元本割れはしませんが、すぐに解約すると金利は10分の1に、満期ギリギリでも中途解約すると金利は半分になるということです。

パターン②:具体的な利率

この方法で中途解約利率を算出しているのはじぶん銀行です。(結構珍しい算出方法)

最初から、期間に応じて具体的に中途解約利率を設定しています。じぶん銀行の場合は、1ヶ月未満だと利息なし、3ヶ月未満だと0.002%とこれまた非常に不利な金利になってしまいます。

パターン③:普通預金利率を適用

①と③の組み合わせを中途解約利率にしている銀行もあります。例えばセブン銀行は、1年以上預け入れている場合は、預金年数に応じて①の中途解約利率が適用されますが、1年未満の解約の場合は、解約時点での普通預金金利が適用されます。

これらの具体例を見てみると、たしかに定期預金で元本割れがなくても、中途解約してしまうと結構な損になってしまう(損するというよりも儲けそこねる)ことがわかります。

一方で、セブン銀行のような「解約しても普通預金金利が適用される」というルールはとても親切です。

中途解約を上手に活用する方法

定期預金を考える夫婦

元本割れはしなくても、上記の①と②の算出方法では、中途解約してしまうと普通預金よりも不利な金利となってしまうので、やはり定期預金を途中で解約するのは避けたいところです。

一方で、驚くほど良心的なのがセブン銀行が採用している③のパターンです。

セブン銀行の中途解約利率

上記の表はセブン銀行の中途解約利率表ですが、「中途解約利率が解約日時点の普通預金利率を下回る場合は、普通預金利率を適用します。」という素晴らしい一文が…

つまり、どのタイミングで中途解約してしまっても普通預金金利よりは不利にならないので、セブン銀行の場合は「使う予定がないお金は常に定期預金に入れておくとよりお得に運用できる」ことになります。

セブン銀行は普通預金金利も結構高いので、定期預金の中途解約利率が怖い方は、セブン銀行なら安心して運用できます。なんとも良心的なネット銀行ですね。

2週間定期で解約しやすい運用

2週間定期預金のメリット

最近、注目を集めているのが1ヶ月未満の超短期間の定期預金です。

  • オリックス銀行:2週間定期預金
  • 新生銀行:2週間満期預金
  • 楽天銀行:1週間・2週間円預金

これらの超短期間の定期預金は、普通預金感覚で利用でき、非常に高い金利を提供しているのが特徴です。

特に、オリックス銀行の2週間円預金は高金利で人気が高いです。

もちろん、途中で解約しても元本割れはありません。中途解約すると金利は不利になりますが、中途解約しなくても2週間ごとに満期を迎えるので急な出費にも対応できる柔軟さがあります。

普通預金の優遇金利ならいつでも解約は自由

マネーブリッジ

私がおすすめしたいもう一つの方法は、そもそも定期預金ではなく普通預金の優遇金利を活用する方法です。

例えば、1年定期を検討している場合、1年以内に中途解約してしまう可能性があるのであれば、前述の2週間定期預金や、普通預金金利の優遇を狙う方がメリットが大きいです。

普通預金金利の優遇は「楽天銀行」と「イオン銀行」が展開しています。

楽天銀行の場合

楽天銀行は、マネーブリッジという優遇金利サービスを展開しています。

マネーブリッジ 今月の金利
0.10%

マネーブリッジは、楽天証券のと楽天銀行の口座を連携することで適用される普通預金の金利優遇サービスとなります。

楽天証券への無料口座開設が必要ですが、株式投資や投資信託に興味がなければ、楽天証券で取引をする必要はありません。証券口座を作って連携するだけです。

扱いは普通預金と同じですので、いつでも自由に出金できます。

→マネーブリッジの詳細記事はこちらです

イオン銀行の場合

イオン銀行は、イオンカードセレクト会員向けに普通預金金利を優遇しています。

イオン銀行 優遇金利
0.100%

イオンカードセレクトは、クレジット機能付きのイオン銀行のキャッシュカードです。

年会費無料のクレジットカード、電子マネーWAON、イオン銀行キャッシュカードが一体型となっているもので、イオンカードに入会する約半分の人が、イオンカードセレクトを選択している状況です。

イオン銀行も同じく、イオンカードカードを作ったからといってクレジットカードを使う必要はありません。

クレジットカードを使わなくても預金金利の優遇は適用されますし、年会費無料のカードですので、別途手数料などがかかる心配もありません。

→イオン銀行の詳細記事はこちらです

いずれも、トップクラスの普通預金金利なので、場合によっては定期預金よりもお得です。

さらに、これらの普通預金には満期がないためいつでも自由に出金できます

また、入金時も定期預金のように申し込み手続きをすることなく、銀行口座に入金したお金が自動的に高金利で運用されます。

イオン銀行と楽天銀行の特別優遇金利は、デメリットも特にありませんので積極的に活用したいサービスです。

定期預金を積極的に活用しよう

スマホで取引する女性

仕組み定期預金のような特殊なものを除けば、定期預金で解約手数料がかかることはありません。

しかし、中途解約利率は非常に不利であり、場合によっては普通預金金利よりも低い利率になってしまう可能性があります。(元本保証とは言えこれはツライです。。)

その点、セブン銀行の定期預金は最悪の場合でも普通預金金利を下回ることがないので、中途解約をする可能性がある場合でも、定期に入れておいて損はありません。

また、オリックス銀行や新生銀行が展開している1週間・2週間定期預金もおすすめです。短期間で満期が到来するので、中途解約することなく、高金利での運用を実現できます。

個人的におすすめしたいのはやはり、楽天銀行のマネーブリッジイオン銀行の金利優遇です。

これらのサービスは、普通預金の金利をアップさせるものなので、ペナルティなどは一切なく安心して利用できます。

また、楽天銀行は楽天証券(無料)との連携、イオン銀行はイオンカードセレクト(無料)を作るだけで手続きは完了です。その後は特別な設定や手続きをすることなく、いつでも金利な金利で運用できます。

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