2週間満期預金はお得?誰もしらない定期預金の秘密

定期預金

2週間満期預金は本当にお得?
新生銀行を始め、多くの銀行が1週間・2週間満期預金(定期預金)に参入してきました。

2週間定期預金とは、14日単位で満期を迎える長短期の定期預金です。通常、定期預金は1ヶ月、1年と満期までの期間が長く、原則として中途解約はできません。

これだと、少しお金に余裕があっても預入に抵抗感を感じてしまいますよね?

だからといって、普通預金に入れていても利息はほとんど期待できません。そこで登場したのが、普通預金感覚で使えて金利も高い、いいとこ取りをした2週間定期預金というわけです。

定期預金ど同様の高金利で、もしお金が必要になっても最大14日間待てば、ペナルティは一切なく解約することができるので評判です。

計算方法は簡単です

2週間満期預金を扱っている新生銀行では、計算方法として以下のような説明をしています。

300万円を金利0.1%で2週間運用した場合。

利息計算式:
300万円×年0.10%(税引前)×14日÷365日=115円
115円×15.315%(国税)=17円
115円×5%(地方税)=5円
115円-17円-5円=93円

もっと簡単な計算方法は、当サイト「ネット銀行100の活用術」が提供している「銀行金利 利息計算シミュレーター」を使っていただくことです。

シミュレーターで

を入力します。
税金を「考慮する」に選択すれば税引き後の受取額もわかります。

銀行金利 利息計算シミュレーターはこちらです

複利のマジックを考える

複利

銀行の預金利息を考えるときに非常に大切になるのが、複利の力です。複利効果によって、同じような運用でも、受取利息に差がつきます。

例えば、銀行の利払日は以下のようなパターンが多いです。

運用金利が同じ場合、一番得するのはどれかわかりますか?
ここで重要なのは、「税金」です。利息は利払を行った時に税金として約20%程度が差し引かれて払い込まれます。

つまり、払い戻しの頻度が多いほど損をする。払い戻し回数は少ない方がいいとうことになります。

下記の画像を見てください。
100万円を1%金利で10年間運用した場合の事例です。

左側は1年定期を10回続けています。1年の満期を迎えるごとに利払いをおこない、それをすべて再投資する形で10年間運用します。

右側は10年定期として運用し、10年後に一括で利息を受け取った場合です。10年定期などの場合、毎年利息を受け取るか、満期で一括受取をするか、選べる場合も多いです。

いずれも、税金を考慮して計算しています

比較表

その結果、10年後の合計受取利息に761円の差が生まれました。
微々たるものですが、この差は、税金でしょっぴかれた分が運用対象金額から除外されていることで生まれます。

満期一括の場合は、10年間一度も利払を受けない変わりに、税金を1円も払うことなくフルで運用できます。

まとめるとこのようになります。

複利を使わず単利で定期を10年運用:受取利息79,685円
→複利の力を受けられないのでこの金額

複利(利息の再投資)を使いながら1年定期を10年運用:受取利息82,608円
→複利効果は得られるが、利払いの度に税金が引かれるため再投資可能な額が少し減る。税金の影響でトータルの受取利息は少し少なくなる。

10年定期で満期に一度だけ利息を受取る:受取利息83,369円
→最終的に利息を受け取るまで一度も税金を支払わずに複利運用できるので、手取りが大きい。

参照:満期まで定期預金に入れていたら税金はかかってしまいますか?

それなら、2週間という短期間で利払いを繰り返す2週間満期預金は損ではないのか?と思われた方もいると思います。

結論からいうと複利の観点でみると「」です。しかし、私は2週間定期預金は非常にメリットのある商品だと思っています。

ここからさらに一歩踏み込むのが、定期預金マニアというものです。。。

短期の定期預金を使うメリット

2週間満期預金のように、短期間で利払いを繰り返すタイプの商品は、支払いの度に税金が取られてしまうため、複利の点で見ると損です。

しかし、重要ないくつかの点を考えると、非常にメリットが大きいことがわかります。

普通預金よりは金利が高い

まず最初に比較したいのは「普通預金」です。
普通預金は、銀行によって毎月利払いが行われるケースと、年2回にまとめて利払いが行われるケースがあります。当然、後者の方が得するわけですが、その金額は微々たるものです。

2週間満期預金は14日単位で利払いが起こりますから、実は普通預金よりも複利の点でみると損をしています。実は、最も利払い頻度が高いのが1週間・2週間満期預金なのです。

しかし、税金と複利による差は微々たるものです。
一般的に、2週間定期預金は普通預金金利を圧倒的に上回ります。

つまり、複利の点では負けるが、それを大きく上回るほど金利に差があるので、結果的には普通預金よりお得であることは間違いない。といえます。

金利の変化に対応できる

次に、10年定期のような長期の定期預金と比較してみます。
このケースでは、2週間定期よりも10年定期のほうが金利の面でも、利払いによる複利効果の面でも強いことは言うまでもありません。

しかし、10年という長いスパンでみると金利情勢が変化するリスクがあります。

これから10年後にかけて、さらに金利が下がると予想するのであれば、今のうちに10年定期を組んでおく戦略は、大正解です。

しかし、これから10年かけて、金利が上昇していくと予想する場合はどうでしょう。わかりやすくするために極端な例を出しますが、5年後に1年定期預金の金利は3%が当たり前になるほど、金利が上がったとします。

すると、今10年定期を組んでしまうと、あなたは低い金利のまま10年間運用をし続けなければなりません。これは非常に損です。

しかし、2週間定期預金の場合は違います。今、他の商品と比較してそこそこ有利な金利で運用でき、金利情勢に変化があった時でも、それに合わせて「常に、今他の商品と比較して有利な金利」で運用し続けることができます。

もしくは、他に良い商品が見つかれば、2週間後には解約して、機動的に資金を移動することができます。

こういった変化に対応できる強さを持っているのが、2週間定期預金の強みです。金利が上がっても下がっても、常に普通預金金利より有利な利回りで運用できるというわけです。

急な解約でもペナルティを回避しやすい

これは金銭的な損得からは外れますが、2週間定期預金は普通預金感覚で運用できるメリットがあります。

10年定期だと、一回組んでしまうと解約するのが難しくなりますが、2週間なら14日後には現金化できるので、安心です。

まとめ

2週間定期預金は、利払い回数が多いので複利の面では損です。

しかし、常に普通預金よりも有利な立ち位置にいられること、そしてもし2週間預金に魅力がなくなったり、現金が必要になったらすぐに解約し、他の商品に変更できること。

こういった隠れた魅力を考慮すると、トータルでは非常に強みを持った商品だと思います。

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