【9社を比較】最新版!ネット銀行総資産ランキング
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主要なネット銀行9社の総資産ランキングをまとめました。
総資産は、企業の規模感を示す上で役立つ指標です。安心して利用できるネット銀行を選ぶ指標のひとつです。
ただし、総資産が小さいからダメというわけではありません。あくまでも企業の規模感を知るための指標です。
記事の最後には、銀行を比較する「総資産以外の指標」についても解説します。
目次
ネット銀行総資産ランキングTOP9
ネット銀行の総資産を比較し、ランキング形式でまとめました。
上位の銀行と下位の銀行では、総資産額に5~6倍の差がありました。
1位:大和ネクスト銀行 – 3兆3,975億円
国内を代表する証券会社「大和証券」グループとして、連携が強い大和ネクスト銀行。
証券会社に預託されているお金が自動的に大和ネクスト銀行に流れ込む「スウィープサービス」などを展開することで、預金残高も短期間に伸ばした実績があります。
国内を代表する証券会社の影響力はやはり大きく、ネット銀行としては後発となりますが、総資産はすでに3兆円を越えており、ネット専業銀行の中ではNo.1となっています。
2位:住信SBIネット銀行 – 2兆8,486億円
高金利や手数料無料など、顧客満足度を追求しダントツ人気No.1となっている住信SBIネット銀行は、やはり総資産も大きいです。
預金残高はすでに3兆円を越えており、ネット銀行業界ではNo.1となっています。
最近では住宅ローンにも力を入れており、こちらの貸出残高も順調に拡大しています。
3位:イオン銀行 – 2兆3,217億円
イオン銀行も、2兆円を越える総資産を有するネット銀行です。
記憶に新しいのは、経営破綻した日本振興銀行の受け皿にイオン銀行が選ばれたという話で、買収なども積極的に行いながら、順調に資産規模を拡大していることがわかります。
イオン銀行の親会社は、イオンフィナンシャルサービスという国内大手の総合金融会社で、イオンカードや海外事業を多岐に展開しています。
4位:ソニー銀行 – 2兆1,262億円
定期預金や利用できるコンビニATMの利便性が評判のソニー銀行も、2兆円を越える総資産のネット銀行となっています。
ソニー銀行もイオン銀行と同じく、ソニーフィナンシャルホールディングス(通称ソニーFH)という総合金融会社の子会社となっています。
ソニーFHは、ソニー生命やソニー損保といった保険サービスも展開しており、こちらも国内大手の大企業で、ソニーグループの中核を担っています。
5位:オリックス銀行
定期預金に特化した特殊なネット銀行として知られるオリックス銀行。
消費者向けとしては、定期預金やカードローンが中心のサービスとなりますが、企業向けの金銭信託やアパートローンを展開していることから、総資産も大きめです。
オリックス銀行はカードローンの金利が低水準であることや、定期預金金利が非常に高いことから、「実力で勝負してくる会社」という印象があります。
6位:セブン銀行 – 9,381億円
ネット専業銀行として単独で上場している唯一の銀行が、セブン銀行です。セブン銀行はATMに特化した、とにかく特殊な銀行です。
国内No.1の設置台数を誇るセブン銀行ATMは、使いやすさについても研究し尽くされており、同社の競争力の源になっています。
7位:楽天銀行 – 8,323億円
かつては「イーバンク銀行」として、国内2番目に誕生したネット銀行でしたが、その後楽天が買収したことによって、現在の名称へと変更されました。
楽天銀行は、証券口座との連携サービス「マネーブリッジ」を活用することで、ネット銀行最上位クラスの普通預金金利となります。
楽天銀行の口座数は業界No.1となっているものの、総資産はさほど大きくありません。
これは私も調べてみて少し意外だと感じました。
8位:auじぶん銀行 – 5,939億円
KDDIと三菱UFJ銀行によって共同設立されたauじぶん銀行。
auユーザーの利用者が多いですが、定期預金の金利が高いため他キャリアを使っている人も口座開設をするケースが増えてきています。
さらに、auじぶん銀行の取引内容に応じた優遇サービス「じぶんプラス」によって、ATM手数料・振込手数料を無料にすることもでき、日常使いにも便利です。
じぶんプラスのランクを上げると、ATM手数料が毎月最大で月11回まで無料、他行あて振込手数料も月15回無料となります。
9位:PayPay銀行 – 5,779億円
日本初のネット銀行として誕生したPayPay銀行が、実は総資産は一番小さいことがわかりました。
法人向け口座の積極的な展開など、個人的にはお気に入りのネット銀行の一つなのですが、資産規模はそこまで大きくなっていません。
先日外貨預金サービスをスタートしたり、ヤフーオークションとの連携を強化するなどの動きもありますので、今後どのような成長を見せてくれるのか、期待したいネット銀行の一つです。
総資産額だけがよい銀行の判断基準ではない
総資産ランキング上位の銀行には、共通点があります。
それは、いずれも住宅ローンサービスを展開しているという点です。
総資産を比較して少ない銀行は住宅ローンを扱っていないので、ネット銀行の総資産=規模感は、住宅ローンサービスが大きなカギを握っていると言えます。
一方、冒頭にも述べましたが、総資産が大きいほど良いというわけではありません。
住宅ローンを展開するなど資産規模が大きくなりますが、それだけ「リスクが大きい」とも言えるからです。
言い換えるならば、総資産が小さい銀行は「堅実な経営をしている」とも言えます。
総資産ランキングでは最下位となってしまったPayPay銀行は、財務健全性を図る指標である「自己資本比率ランキング」では、実は1位となっています。