必要書類や審査期間はどれくらい?ソニー銀行住宅ローンの審査について
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今回は、ネット銀行のなかでも評判のソニー銀行住宅ローンについて、審査内容や必要書類を中心にわかりやすく解説します。
マイホームの購入はタイミングも重要なので、誰もが「なるべく早く審査を終えて融資を受けたい」と考えていると思います。
スムーズに審査を進めるには、必要書類を不備なく揃えることがとても大切です。
ソニー銀行は審査にAIを導入して仮審査結果が最短60分が出るようになったので、申込み時点で書類を揃えておけば本審査や契約までの期間も短縮できます。
さらに、書類不備は審査落ちの原因にもなりうるので、しっかり見直してから申込むことをおすすめします。
目次
ソニー銀行住宅ローンの審査
ソニー銀行住宅ローンの審査については、下記のような特徴があることを押さえておくとスムーズです。
審査は早いが、融資までは1ヶ月以必要
住宅ローンの審査には、仮審査(事前審査)と本審査があります。
まず最初に仮審査を通してから、本審査を経て融資実行という流れになります。
ソニー銀行住宅ローンの審査期間は、それぞれ約1週間程度です。両方の審査を合わせると、2週間かかります。
■ソニー銀行 審査にかかる期間
- 仮審査:最短60分
- 本審査:ソニー銀行に必要書類がすべて到着してから7日~10日
ソニー銀行住宅ローンでは、2018年5月から仮審査にAI(人工知能)を導入し、最速60分で審査結果が通知されます。
本審査にかかる時間はネット銀行のなかでは平均的ですが、仮審査の時点であらかじめ必要書類を揃えておけば1週間ほどで審査が完了します。
しかし、ソニー銀行の審査スピードは早いものの、その後の契約手続きはやや時間がかかります。
結果的には、仮審査の申込から実際の融資実行までは1ヶ月半~2ヶ月程度かかることもあります。
また、借り換えの場合は現在住宅ローンを利用している金融機関の手続きを含めて、さらに1ヶ月程度がかかる可能性もあります。
利用者の口コミでは「手続完了までとにかく時間がかかる。1ヶ月以上かかることもあり、借り換えの場合は2ヶ月程度余裕を見ておくべき」という意見もありました。
ネット銀行の住宅ローンは、全体的に審査期間が長いのがデメリットだと言われることが多いです。
これは、物件を見ずにネット完結で審査をしなければならないことや、時期によっては申込みが集中するためだと思います。
いずれにしても、余裕をみて「審査期間を含めた手続完了には2ヶ月程度かかる」と考えておいた方が良いかもしれません。
余談ですが、審査結果には有効期限があります。
ソニー銀行の場合、仮審査の場合は60日、本審査の場合は60~90日(新築物件購入の場合は最大1年)です。
この期限を過ぎてしまうと再審査が必要になってしまうので、複数の金融機関で仮審査を申込む際などは注意が必要です。
有効期限を過ぎて手続きがやり直しになってしまうことを防ぐためにも、審査結果が出たら早めに住宅ローンを決めることが望ましいです。
仮審査から融資までの流れ
ソニー銀行の住宅ローンに申し込む場合、まず最初は仮審査からスタートします。
そこから融資が実際に下りるまでの流れは、下記のとおりです。
1.仮審査
サービスサイトから項目を入力。提出書類は原則なし。
↓
2.仮審査の結果通知(※最短60分)
メールで審査結果の通知が届く。
その後、郵送で「住宅ローン申込書」が届く。
↓
3.本審査の申込(4~6日)
住宅ローン申込書に記入・捺印の上、本審査に必要な書類とともにソニー銀行に返送。
電話での本人確認や職場への在籍確認がある。
↓
4.本審査の結果通知(7~10日)
メールで本審査の結果を通知。
↓
5.契約手続き(4~6日)
「住宅ローン契約書」に記入・捺印をし、契約に必要な書類とともにソニー銀行に返送。
↓
6.契約内容の確認(7~10日)
↓
7.契約完了(1週間~1ヶ月)
借入日に融資実行。
必要書類についての詳細や、審査・契約手続きごとの詳細は下記記事もご参照ください。
あわせて読みたい:
ソニー銀行住宅ローンの仮審査・本審査を突破する方法、必要書類リスト
住宅ローンの申込条件
ソニー銀行住宅ローンを利用するには、以下の条件を満たしている必要があります。
■ソニー銀行住宅ローン 申込み条件
- ソニー銀行の円普通預金口座を持っていること
- 前年度の年収(自営業の場合は申告所得)が400万円以上
- ソニー銀行指定保険会社の団体信用生命保険に加入できること
- 日本国籍または永住権のある方であり満20歳以上満65歳未満
- 対象物件にソニー銀行第一順位の抵当権を設定できること
※ソニー銀行の口座は住宅ローンの契約時に一緒に開設できるので、申込時点で口座を持っていなくてもOK
気になる人が多いのは、年収のハードルだと思います。
ソニー銀行住宅ローンの場合は、年収400万円以上という条件がついていますが、これは住宅ローンのなかでは平均的なラインです。
アルバイトなどで収入が不安定な人や、年金収入のみの無職の人は利用できません。
しかし、ソニー銀行は勤続年数を申込基準に定めていないのがポイントです。
転職してから1年目の人や、自営業を始めてからまだ年数が経っていなくても、年収が400万円以上あれば審査対象となります。
ただし、転職してから1年未満の人は下記書類の提出が必要になります。
- 転職先の雇用契約書、採用通知書、あるいは本年度の年収見込証明書等、収入金額記載の書類
- 転職後の給与明細・賞与明細(まだ支給されていなければ不要)
このような書類を提出することで、「前職を退職した後も確かに働いている」ことを証明すると、審査に有利になると考えられます。
書類不備で本審査で落ちる可能性もある
仮審査に受かれば本審査も通ることが多いですが、ごくまれに本審査で否決となることがあります。
利用者の意見を聞くと、本審査で否決となる理由で多いのが、書類の不備によるものです。
本審査では信用情報機関も使い、本格的な審査を行うので、書類の記入間違いで「申込情報に嘘偽りがある」とみなされてしまうと本審査で落ちてしまいます。
仮審査の時点で、しっかり見直した上で申し込んでおけば、本審査の結果を心配する必要はほとんどありません。
金利タイプで審査難易度は変わらない
ソニー銀行では、大きく2つの金利プランを提供していますが、「金利プランの違いで審査難易度が変わるの?」という疑問の声を耳にします。
■ソニー銀行住宅ローン 2つの金利タイプ
- 変動セレクト住宅ローン金利プラン(変動金利に強い)
- 住宅ローン金利プラン(手数料が安い)
しかし、この質問に対してソニー銀行では「金利タイプによって審査結果が異なることはない」と明確に回答しています。
審査のことは気にせず、自分にとってベストなプランを選択すればOKです。
どちらも大手銀行に負けないスペックの住宅ローンなので、それぞれのライフプランに従って検討することをおすすめします。
審査ごとに必要な書類
次に、仮審査と本審査で必要な書類を解説します。
それぞれ、
仮審査で必要な書類
新規契約の場合は、仮審査に必要な書類はありません。
24時間受付のネット申し込みで、フォームに必要事項を入力するだけで完了します。
新規の場合なら、今すぐ仮審査に申し込むことも可能です。
借り換えや増改築の場合は、下記の提出書類が必要です。
- 借り換えの場合
- 返済予定表や、現在の住宅の広さ(平方メートル数)がわかるもの
- 増改築(リフォーム)の場合
- 売買契約書、工事請負契約書、重要事項説明書など
必要書類は後日ソニー銀行から案内してもらえるので、借り換えや増改築の場合でも、ネットからすぐに仮審査に申し込めます。
本審査に必要な書類
ソニー銀行の住宅ローンは仮審査の結果が最短60分で出るので、仮審査に申し込む時点で本審査のための書類を揃えておくとスムーズです。
ほとんどが他社の住宅ローンでも必要になる書類なので、仮審査に複数申し込むとしても事前に用意しておくに越したことはないと思います。
- 本人確認書類
- 住民票の写し(本籍地の記載がないもの)
- 年収証明書
- 源泉徴収票、住民税課税決定通知書または住民税課税証明書
※自営業や事業所得・不動産所得がある人は確定申告書、納税証明書、会社役員は法人決算書も必要 - 資金使途、物件等確認書類
- 取得物件によって異なるので、こちらを参照してください。
そのほか、「住宅ローン申込書」をはじめ、ソニー銀行から郵送で送られてくる書類一式に記入・捺印をし、返送します(現在はほとんどの書類をアップロードすることができます)。
わからないことは丁寧に教えてもらえる
ソニー銀行住宅ローンの審査について、押さえておきたいポイントをまとめると下記のとおりです。
■ソニー銀行住宅ローン 審査のポイント
- 申込から融資までは最大2ヶ月
- 年収400万円の人が申し込める
- 書類不備は審査落ちの原因になる可能性あり
- 金利タイプで審査難易度は変わらない
まず、ソニー銀行の審査自体は1週間前後で完了しますが、融資を受けるまでの手続きも含めると2ヶ月ほどかかります。
ネット銀行の住宅ローンのなかではやや融資までの期間が長めなので、ソニー銀行住宅ローンは審査スピードより金利や手数料の低さを重視したい人向けと言えます。
申込条件には年収400万円というラインがありますが、勤続年数は問わないので転職したばかりの人も申し込めます。
また、手続きはすべてWeb上と郵送で完結するので、来店不要という点は忙しい人にも向いています。
ソニー銀行は「カスタマーセンターの対応が丁寧」という定評もあるので、電話やメールでの問い合わせもしながら手続きを進めると良いと思います。
もし実際に対面で相談をしたい場合は、東京メトロ「銀座駅」直結の銀座プレイスにあるコンサルティングプラザという窓口で相談することもできます。
キッズスペースなどもあるので、子供連れで相談しに行くことも可能です。
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