PayPayとは 基本の使い方から還元率アップの方法までわかりやすく解説

PayPay

PayPay(ペイペイ)とは、ソフトバンクとヤフーが共同で運営するスマホ決済サービスです。

PayPayアプリだけでなくYahoo! JAPAN公式アプリからも利用できるようになり、さらに使いやすくなりました。

PayPayは加盟店手数料を得ることで運営しているので、ユーザーは完全無料で使えます。※2018年から3年間は加盟店手数料も無料

また、PayPay支払いをすると利用代金の0.5~3.0%が還元されるので、現金払いよりもお得です。

記事執筆時点で調べた限りでは、4%還元もかんたんに実現可能です。

クレジットカードの還元率の相場が1%程度ということを考えると、非常に大きな差です。

今回は、PayPayの基本的な使い方やメリット・デメリットに加えて、還元率を引き上げる方法を解説します。

使い方は他のスマホ決済とほぼ同じ

スマホ決済イメージ

PayPayの使い方自体は、お店のQRコードを読み取る方法自分のバーコードを見せる方法の2種類のみと、シンプルです。

LINE Payや楽天ペイなど、他のQRコード決済アプリと同じです。

■QRコード決済の使い方

  1. アプリの「スキャン支払い」をタップ
  2. お店が提示したQRコードを読み取る
  3. 合計金額を入力

■バーコード決済の使い方

ペイペイアプリを立ち上げたトップ画面に表示されるバーコードをお店の人に提示するだけでOKです。

もしくは、アプリの「コード支払い」をタップしても表示できます。

どちらの決済方法になるかは、店舗によって異なります。

会計時に「支払いはPayPayで」と伝えた後、「ではこちらのQRコードを読み取ってください」と言われれば、スキャン支払いから読み取ります。

「バーコードの提示をお願いします」と言われたら、アプリトップのバーコードを提示してスキャンしてもらいます。

レジでの支払い方は、ペイペイの公式動画でもわかりやすく解説しています。

ちなみに、バーコード決済は、自分の支払いコードを他の人に見られると不正利用されるリスクがあると言われています。

しかしPayPayのバーコードは、表示するたびに自動的に変更されるので、一度使ったバーコードを更新すれば無効になります。

アプリのホーム画面をそのまま放置しても、バーコードが5分おきに変わるようになっているので安心です。

チャージは銀行口座とクレジットカード

カードとスマホを持つ女性

PayPayは、あらかじめ残高をチャージして使うプリペイド式のスマホ決済アプリです。電子プリペイドカード、と思うとイメージしやすいです。

チャージの方法は、Yahoo!マネーに登録した銀行口座クレジットカードのどちらかから選べます。

Yahoo!マネーの銀行口座とクレジットカードを連携登録すれば、PayPay残高が足りない時に

  1. Yahoo!マネー
  2. クレジットカード

の順に支払われるようになります。

基本的にはプリペイド、いざという時はクレジットカードでポストペイ(後払い)も可能という、新しいスマホ決済です。

■Yahoo!マネーとは

Yahoo!マネーとは、ヤフーの電子マネーです。

ヤフーのインターネット財布サービス「Yahoo!ウォレット」に登録した銀行口座、もしくはコンビニからチャージすることで支払いができるようになります。

Yahoo!マネーが使える場所は、ヤフオク・Yahoo!ショッピング・LOHACOとネット上のみです。しかし、これらのお店でYahoo!マネー支払いをすると1%のTポイントが還元されます。

さらにヤフオクでは、落札金額をYahoo!マネーにチャージすると計2%の還元を受けられます。

PayPayの銀行口座チャージをする時は、Yahoo!に登録した「預金払い用口座」をペイペイにひもづける設定をします。

PayPayの「残高」メニューから「残高にチャージ」をタップして、Yahoo!ウォレット(ヤフーのネット決済サービス)のページに移動すると銀行口座の連携設定ができます。

記事執筆時点でYahoo!ウォレットに登録できる銀行口座、つまりPayPayのチャージに使える銀行口座は下記のとおりです。

PayPayにチャージできる銀行口座一覧

■大手銀行

  • 三菱UFJ銀行
  • 三井住友銀行
  • みずほ銀行
  • りそな銀行(埼玉りそな銀行、近畿大阪銀行含む)
  • ゆうちょ銀行

その他、主要な地方銀行も登録可能(京葉銀行、池田泉州銀行、滋賀銀行など)

■ネット銀行

  • ジャパンネット銀行

メガバンクとゆうちょ銀行が使えるのに加えて、主要な地方銀行もカバーしているのがYahoo!ウォレットの強みです。

もし新たに銀行口座を開設する人は、ネット銀行の中で唯一PayPayにチャージできる「ジャパンネット銀行」がおすすめです。

ジャパンネット銀行はWeb完結で口座開設ができる上に、ヤフーのサービスと相性が良いです。

たとえば、ヤフオクの支払いにジャパンネット銀行を使うとTポイントが2%還元されます。

貯まったTポイントの現金化ができる唯一の銀行でもあるので、Tポイントをよく使う人におすすめのネット銀行と言えます(→ジャパンネット銀行の詳細はこちら)。

また、クレジットカードはPayPayアプリに直接登録することもできますが、Yahoo!ウォレットに登録しているクレジットカードを取り込むこともできます。

最もPayPayをお得に使いたい人は、Yahoo! JAPANカードを登録することをおすすめします(詳しくは後述)。

PayPayの支払いは、

  1. PayPay残高
  2. Yahoo!マネー
  3. クレジットカード

の順に支払いが実行される。

オートチャージに対応

スマホで貯金

今までPayPayはオートチャージができず、残高が少なくなったら都度チャージする必要がありました。

しかし、2019年5月27日のアップデートでオートチャージが可能になりました。

チャージ画面から

  • チャージ判定金額
  • チャージ金額
  • チャージ方法

の2つを設定することで、かんたんにオートチャージ設定が完了します。

チャージ判定金額とチャージ金額は、1,000円・3,000円・5,000円・10,000円・20,000円から選べます。

チャージ判定金額を下回ったら、チャージ金額がオートチャージされます。

たとえば、チャージ判定金額3,000円、チャージ金額5,000円で設定したとします。

その場合、PayPay残高が3,000円を切ったら、自動的に5,000円がチャージされます。つまり、残高が3,000円を下回らなくなります。

オートチャージ方法は、すでにPayPayに登録している支払い方法から選べます。

銀行口座とクレジットカードを両方登録している場合、残高不足にならないクレジットカードチャージが便利です。

逆に、オートチャージによる使いすぎが心配な場合は、銀行口座で設定しておくと安心です。

PayPayを使うメリット

次に、PayPay支払いをするメリットを見ていきます。

今まで現金派だった人はもちろん、ヤフーのサービスを利用する人にもおすすめです。

利用代金の最大3%を還元

財布を持つ男性

PayPayアプリでスマホ決済をすると、支払い金額の0.5~3.0%が還元されます。

リリース当初は一律0.5%還元でしたが、現在は下記のように支払い方法によって還元率を変えています。

■PayPayの還元率

  • PayPay残高・Yahoo!マネー・Yahoo! JAPANカード…3.0%
  • Yahoo! JAPANカード以外のクレジットカード…0.5%

Yahoo! JAPANカード以外のクレジットカードは、PayPayに登録はできるものの、還元率が6分の1に下がってしまうのでおすすめできません。

キャッシュバックはPayPay残高に直接入金されるので、還元されたお金をすぐショッピングに使うことができます。

ちなみに、PayPay残高には下記2種類があります。

PayPay残高の種類
PayPayライト
銀行口座やクレジットカードからチャージした残高。
PayPayボーナス
利用代金のキャッシュバックや、キャンペーンなどで獲得したPayPay残高。
PayPay払いをした時に、PayPayライトより優先的に支払われます。

PayPayライトもPayPayボーナスも、有効期限は「残高が変動してから2年」です。

つまり、1年に1回のスローペースでもPayPay支払いを使っていれば、残高が失効することはありません。

Yahoo!アプリからも使える

ヤフーアプリ

支払いは、PayPayアプリだけでなくYahoo! JAPANアプリからも利用できるようになりました。

ヤフーアプリとは、Yahoo!ニュースや天気のチェック、Yahoo!ショッピングなど、Yahoo!グループのサービスが使える総合アプリです。

このヤフーアプリを開くと、トップページに「PayPay」というアイコンが追加されているので、そこからPayPayアプリと同じ機能が利用できます。

すでにヤフーアプリを持っている人は、PayPayアプリをダウンロードする必要がありません。

使える店が増えると期待できる

自営業の老夫婦

PayPayは、LINE Payや楽天ペイに比べると後発のスマホ決済ですが、使えるお店が急速に増えています。

現在も、コンビニやドラッグストア、レストラン、家電量販店などで使えます。

さらに、今後も加盟店舗を急速に増やしていくと予想できます。

その主な理由は、下記3点です。

■PayPayの使える店が増えると予測できる理由

  1. アプリリリースから3年間は加盟店手数料が無料
  2. 導入費用がかからないQRコード決済
  3. Alipay(アリペイ)も決済できる

冒頭でも説明した通り、PayPayはアプリリリースから3年間は加盟店手数料が無料です。

加盟店はコストゼロでスマホ決済を導入できるので、クレジットカードの加盟店手数料が高くて導入できなかった中小規模の店舗でも始めやすいです。

さらに、PayPayはQRコードとバーコードで決済するという点も、お店側が導入しやすいポイントです。

クレジットカード決済は、クレジットカードを読み込むための機器が必要なため、導入費用が10万円前後かかってしまいます。

その点、QRコード決済は新しい端末などを購入しなくても利用できるので、導入コストがかかりません。

また、PayPayを導入すると、中国でトップシェアのQRコード決済「Alipay(アリペイ)」も使えるようになるので、訪日旅行客のスマホ決済にも対応できます。

このように店舗側もPayPayを導入するメリットが多いので、加盟店はさらに増えていくと考えられます。

個人間送金ができる

若い親子

PayPayアプリ同士で、個人間送金ができるようになりました。

銀行振込より手軽に、振込手数料なども一切かからずに送金ができます。

目の前の友達はもちろん、遠くにいる相手にも送金できるので、仕送りなどにも活用できます。

PayPayで送金する方法
相手のQRコードをスキャン
目の前にいる人へ送金する時に向いている方法。
PayPayアプリ右下のアカウントから「マイコード」を表示してもらい、それを読み取って送金します。
電話番号を入力して送金
遠くに住んでいる人への送金に向いている方法。
PayPayアプリトップのバーコードをタップして「「友達に送金する」を選び、電話番号を入力します。

たとえば友達が食事代を立て替えてくれた時は、目の前で相手のQRコードをスキャンすればすぐにお金を返せます。

また、相手の電話番号さえ知っていれば、離れている人にも送金できます。銀行振り込みのように、口座番号などを細かく聞く必要がないので便利です。

このようにPayPayを使って、家族や友達と手軽にお金のやりとりができるようになります。

割り勘機能あり

スマを見る女性たち

ペイペイに割り勘の機能が加わり、より使いやすくなりました。

アプリのトップ画面から「わりかん」というアイコンをタップし、LINEグループを作るような感覚で友達を追加して送金できます。

■ペイペイの「わりかん」の使い方

  1. 幹事のPayPayアプリで「わりかん」をタップ
  2. 「割り勘を作成する」から割り勘するグループ名を入力
  3. 一人ひとりの割り勘金額を入力
  4. 割り勘メンバーを追加
  5. メンバーに割り勘の通知が届く
  6. 全員が支払って完了

メンバーの追加は、QRコードを読み取る方法と、PayPay IDもしくは電話番号で検索する方法があります。

飲み会などでその場にいる人と割り勘をする時は、QRコードを読み込めば確実です。

一方、相手が帰宅してから割り勘をする場合は、PayPay IDか電話番号を教えてもらえばOKです。

「次に会った時に返すね」と言われたままお金を返してもらえない、というトラブルも防ぎやすいと思います。

銀行口座への出金が可能に

通帳を持つ女性

2019年9月30日から、PayPay残高の一部が銀行口座へ出金できるようになる予定です。

一度チャージしたPayPay残高が現金に戻せるようになり、より現金に近い感覚で使いやすくなります。

出金可能なPayPay残高は、PayPayマネーという新しい種類の残高です。

送金や割り勘も可能で、有効期限がありません。

PayPayマネー登場に際して、7月29日からはその他のPayPay残高の名称もリニューアルします。

少しややこしいPayPay残高の種類

すでにあるPayPay残高は、2019年7月29日から以下のとおり変わります。

名前が替わるほか、PayPayボーナスライト(旧PayPayボーナスミニ)以外のポイントは、有効期限がすべて無期限になります。

「チャージしたらPayPayマネー、キャンペーンのポイント付与はPayPayボーナス」と覚えておくとわかりやすいです。

4種類のPayPay残高の違い
PayPayマネー(2019年9月30日から)
有効期限は無期限。出金・送金・割り勘がすべて可能、
PayPayライト→PayPayマネーライト
有効期限は5年から無期限に変更。送金・割り勘が可能。
PayPayボーナス→名称変更なし
有効期限は2年から無期限に変更。
PayPayボーナスミニ→PayPayボーナスライト
有効期限は60日間のまま変更なし。送金や割り勘はできない。

銀行口座やクレジットカードからチャージした残高は、PayPayマネーかPayPayマネーライトです。どちらも無期限で使えますが、出金が行えるのはPayPayマネーのみです。

キャンペーンなど、チャージ以外の方法でたまるポイントは、PayPayボーナスかPayPayボーナスライトです。どちらも買い物でしか使えません。

PayPayの2つのデメリット

一方、PayPayにはデメリットもあります。

特に私が不便だと感じたり、大手スマホ決済のLINE Payに負けていると感じたデメリットは3つあります。

一部のデメリットは、今後改善される見込みが高いと考えています。

コンビニチャージができない

銀行ATM

LINE Payはコンビニで現金チャージができますが、PayPayは銀行口座かクレジットカードでしかチャージできません。

たとえば、現金でPayPayにチャージしたいと思っても、一度銀行口座に入金しなくてはならないので手間がかかります。

現金をあまり扱わない人は気にしなくても大丈夫ですが、現金のやりとりが多い人は知っておいたほうが良いかもしれません。

ちなみに、現金をチャージできるスマホ決済の代表は、LINE Payです。

ラインペイは、ローソンのロッピーやファミリーマートのファミポート、セブン銀行ATMなどからチャージが可能です。

お店側が対応に慣れていない

PayPayは加盟店が増えていますが、口コミを見ていると、店員さんがPayPayの操作に不慣れなことも多いようです。

ツイッターでの評判を見てみると、「PayPayが使える店に行ったのに使えなかった」という口コミがありました。

このデメリットは、PayPayを中心にスマホ決済が普及してくると解消されるとは思います。

しかし、キャッシュレス決済の普及率が低い日本では、少し時間がかかるかもしれません。

PayPayで最高還元率になるのはヤフーカード

PayPayの還元率が変更したことにより、最大還元率が実現できる方法はYahoo! JAPANカードからのチャージになりました。

Yahoo! JAPANカードからPayPayにチャージするとポイント二重取りが可能になり、実質還元率4%になります。

PayPayが不定期に行っている還元率アップキャンペーンと併用すれば、さらに高還元率になることもありえます。

■PayPayとYahoo! JAPANカード ポイント二重取りの仕組み

すでに説明した通り、PayPayはYahoo! JAPANカードでチャージすると3%の還元が受けられます。

そしてYahoo! JAPANカードは、利用金額の1%がTポイントとして還元されます。

この両方の還元が受けられるので、PayPayをYahoo! JAPANカードでチャージして支払うと合計4%還元になります。

リリース当初は、PayPayのチャージ方法に関わらず還元率が0.5%でした。

そのため、最高還元率を実現するためには、Visaデビットカード「Kyash」を利用したポイント3重取りが必要でした。

例:PayPayの0.5%還元+kyashの2.0%還元(PayPayにクレカ登録)+楽天カードの1.0%還元(kyashのチャージ)=トータル還元率3.5%

しかし、Yahoo! JAPANカードを使えば、もっとシンプルに還元率を引き上げられるので便利です。

ちなみにYahoo! JAPANカードは、Yahoo!ショッピングLOHACOでのネットショッピングで使うと、ポイント還元率が3%にアップします。

Yahoo!ショッピングを日常的に使う人や、Tポイントをメインで貯めている人にとっても重宝するカードと言えます。

ヤフーカード公式サイトはこちら

PayPay公式サイトはこちら

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FP(ファイナンシャルプランナー)のライター。メガバンクとネット銀行の使い分け、投資、スマホ決済でのポイ活などで資産形成中。難しそうな金融の話を、わかりやすく解説します。

より良い情報をお届けするため、一条まつこ がメンテナンスを担当いたしました。(2019年7月11日 更新)

ありがとうございます。

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