消費者金融はイメージが悪い?銀行カードローンは安全?それ、昔の話かも

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困る男性

「消費者金融」と聞いて、悪いイメージを持つ人はまだ多いです。

実際に消費者金融の口コミを調べてみると、金利が高そう、取り立てが怖そう、闇金と同じ、銀行カードローンの方が安心…といった声を見かけました。

しかし実は、2006年以降法改正と施行が繰り返され、消費者金融は銀行とほとんど変わらない、安心してお金を借りられる金融機関になっています。

使い勝手や金利も、銀行と同じ水準の金融機関もかなり多いです。

消費者金融も、計画的に返済できるのであれば安全にお金を借りられますし、不当な取り立てをされることもありません。

銀行と消費者金融は、どちらも同じように比較検討して良いと思います。

ギャンブルやネット上での個人間融資、クレジットカードの現金化などよりはずっと安全です。

消費者金融の悪いイメージとは

悩む男性

世間での消費者金融イメージをネット上でリサーチしてみましたが、やはり悪いイメージを持っている人は多かったです。

おもに、高い金利・取り立てがひどい・闇金と同じ?という口コミが多かったです。

消費者金融とは闇金とか裏金のことを指しますか?普通の銀行でもそう呼んでいいんですか?
闇金・裏金とは十三や十五など高額な利息を負わせる金融会社だと思ってます。

消費者金融とは闇金とか裏金のことを指しますか?

消費者金融
ヤミ金
サラ金

すべて同じなんですか?

【金融】あまりにも初歩的な疑問で申し訳ございません。

人によっては、消費者金融のことを「サラ金」や「街金」と呼ぶこともあります。

「サラ金」とは消費者金融の利用者の多くがサラリーマンだったことに由来している呼び方です。

そんなサラリーマンが多い街で営業する店舗が多かったことから「街金」とも呼ばれるようになったと言われています。

消費者金融のイメージが悪いなか、これらの呼び方が「ヤミ金」に似ていることもあり、「消費者金融ってサラ金?ヤミ金?」という疑問を持つ人もいるのかもしれません。

結論から言うと、消費者金融は闇金ではありません。

消費者金融は闇金ではない-違いとは?

女性

消費者金融と闇金は、まったくの別物です。

消費者金融は金融庁に登録している正規業者、闇金は国に認められていない非正規業者をさします。

まず、消費者金融が営業をするには、金融庁に「貸金業者」として登録をする必要があります。

そこで登録後は、貸金業法という法律のルールにしたがって融資を行わなければなりません。

貸金業法では、金利の上限や取り立て方法のルールなどが厳しく定められており、その決まりを破ると営業停止などのペナルティを受けます。

なので、どの消費者金融も、貸金業法を守りながら融資を行っています。

■貸金業法のルール(一例)

利息、保証料等に係る制限等
利息制限法の上限金利(年率20%)を超える金利で貸付を行ってはいけない(第12条の8)
過剰貸付等の禁止
年収の3分の1以上の貸付は、返済能力を超えるので禁止(第13条の2第2項)
誇大広告の禁止等
事実と異なる内容や、必要以上に「借りやすい」と思わせる広告をしてはいけない(第16条)
取立て行為の規制
電話や自宅訪問などを深夜~早朝に行う、勤務先などの第三者に対して取り立ての連絡をするなど、私生活を害する取り立ては禁止(第21条)

→貸金業法 原文はこちら

金利は年20%以下

電卓

まず、消費者金融の貸付金利は年率20%を超えてはいけません。

実際に大手消費者金融の金利を比較してみても、最高金利は年率18%ほどです。

■大手消費者金融カードローン 金利比較

消費者金融 金利
アコム 年3.0~18.0%
プロミス 年4.5~17.8%
アイフル 年3.0~18.0%
SMBCモビット 年3.0~18.0%
J.Score 年0.8~15.0%(※)

※みずほ銀行、ソフトバンクまたはワイモバイル、およびYahoo!JAPANとの情報連携で、実質年率を0.1%引下げ(最大0.3%引下げ)

確かに消費者金融の金利は、住宅ローンや自動車ローンなど目的が決まっているローンよりは高めです。

しかし実は、クレジットカードのキャッシングやリボ払いと金利相場は同じくらいです。

むしろ、クレジットカードよりも金利が安いカードローンもあるくらいです。

たとえば、上記消費者金融の中でも特に低金利の「J.Score(ジェイスコア)」は、みずほ銀行とソフトバンクが共同設立した新しい金融機関です。

2017年から開始したサービスなので、初めて聞いたという人もいるかもしれません。

AI(人工知能)を取り入れたり、ネット融資のみを扱うことで運営コストをカットしているため、ここまでの低金利を実現しています。

ほかの大手消費者金融は長年融資を行っている老舗企業なので、知っている人も多いと思います。

取り立てにはルールがある

書類を確認する男性

貸金業法では取り立てにもルールを設けることで、利用者を悪質な取り立てから守っています。

消費者金融は貸金業法の決まりを守ることで、利用者が圧力を感じるような返済要求ができなくなっています。

具体的には、下記のような取り立てをすると違法になります。

■貸金業法で禁止されている取り立て

  • 早朝深夜の取り立て(電話、FAX、訪問など)
  • ちゃんと対応している利用者への必要以上の連絡
  • 勤務先への取り立て
  • 身内なども含む第三者に、契約していることを教えること
  • 第三者に代わりに返済を要求すること
  • 資金調達を強いること(ほかの業者から借りてこい、など)
  • 債務整理の通知後の取り立て
  • 上記のようなことをすると脅すこと

「夜中に自宅まで取り立てに来る」「親に脅迫のような電話がかかってきた」といった取り立てイメージは、完全に闇金の手口です。

正規の消費者金融は、法律上は8:00~21:00までしか利用者に連絡することができず、本人以外に取り立てをすることはまずありえません。

企業によっては、「顧客への連絡は20時まで」「夜勤のお客様には午前中に連絡しない」「連絡は1日3回まで」という会社独自の規則を取っているところもあると聞きます。

職場や身内、知人などに取り立てることもできないので、遅延なくカードローンを利用していれば他人にバレることはほぼありません。

そのかわり、長期延滞をしているにも関わらず催促を無視するような利用者には、淡々と法的措置を進めることになります。

よって、期日通り返済しなければならないことには代わりありません。

カードローンの延滞の末路については、下記記事をご参照ください。

参考記事:カードローンを延滞すると裁判や差し押さえに…滞納しそうな時にすべきこと

融資は年収の3分の1まで

円グラフ

消費者金融は、利用者の年収の3分の1を超える金額を貸し付けることができません。

このルールを、総量規制と呼びます。

たとえば年収300万円の人は、どんなに信用力や返済力が高くても100万円までしか消費者金融からお金を借りられません。

もし2社以上から借金をしている場合は、その借入金額の合計で計算します。

つまり、年収300万円の人がすでに50万円の借金をしていれば、新たに借り入れる際にはあと50万円しか借りられない、ということになります。

また、大きな借入れを申し込む場合は、カードローン審査の際に収入証明書の提出が義務付けられています。

総量規制を超えた貸付をしないように、収入を正確に把握する必要があるからです。

具体的に、収入証明書類が必要になるのは下記条件です(いずれかに当てはまる場合)。

■審査時に収入証明書類の提出が必要な条件

  1. 50万円以上の融資を希望する場合
  2. 他社借入も含めて借入額が100万円を超える場合

たとえば、消費者金融3社に30万円ずつ借りて(借入合計額90万円)、さらにほかの会社で10万円を借りようとすると、4社で計100万円を借りることになります。

その場合は、4社目で借りる金額は10万円と少額でも、収入証明書の提出が必要になります。

このようなルールによって、消費者金融は返済能力を超える融資ができないようになっています。

闇金が法律以上の金額も貸し付けることができるのは、どんな手を使ってでも取り立て返済させるからです。

借りやすさを宣伝するのも禁止

宣伝する女性

消費者金融は、貸金業法で「誇大広告の禁止」が定められており、借りやすさをアピールする広告を打ち出せません。

最近、消費者金融のテレビCMを見たことがある人は思い出してみてください。

アコムやプロミス、アイフルなどのCMは芸能人が出演したイメージアップCMしかなく、「ご利用は計画的に」という注意書きが必ず出ていると思います。

消費者金融が広告(テレビCMや新聞、雑誌広告など)を出す際は、審査機関からの承認を受ける必要があるので、売り込み文句がないかを厳しくチェックされているからです。

たとえばテレビCMでは「利率は2.8秒以上表示しなければならない」「7~9時、17~22時は放送してはいけない」など、細かく審査基準があります。

宣伝する際の言葉も、下記のような表現をすると違法になります。

違法になる広告宣伝ワード(一例)

■借りやすさをアピールする文言

  • 面倒な手続き不要
  • 借りやすさNo.1
  • どこよりも簡単
  • リセットOK

■事実と異なる、もしくは違法な貸付条件

  • ブラックOK
  • 年齢不問
  • 必ず貸します
  • 名刺1枚で融資

→審査基準の詳細はこちら(日本貸金協会のpdf資料)

特に、審査に落ちて困っている人、もしくは延滞などでブラックリストに入ってしまった人は、このような広告を見ると目に止まってしまうかもしれません。

しかし、このような広告を出している=非正規の貸金業者、つまり闇金なので、絶対に手を出してはいけません。

ブラック以外の理由で審査に落ちているなら、自分に合う金融機関に申し込んで審査に通る可能性があるかもしれません。

もし、すでにブラックリスト入りしている、もしくはブラックかもしれない、と思っている人は「ブラックリストから消えるまでの期間は?カードローン滞納以外の原因も」をご参照ください。

闇金の調べ方-金融庁HPですぐわかる

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闇金に引っかからないためには、冒頭で紹介したアコムやプロミスなど、知名度の高い大手消費者金融で借りるのがひとまず安心です。

もし、地元の中小消費者金融(いわゆる街金)でお金を借りることも検討しているなら、闇金ではないか事前に調べておくことをおすすめします。

金融機関が正規業者かどうかは、金融庁の公式サイトで簡単に調べることができます。

下記URLから業者名を調べて、ヒットしない業者は非正規業者です。

お金を借りるなら銀行の方が安心?

銀行イラスト

消費者金融に悪いイメージを持っている人が多い一方で、なんとなく銀行カードローンの方が良いイメージを持っている人もいます。

特に、銀行そのものに安心感を持っている中高年の人は、「銀行でお金を借りれば安心だろう」「取り立てがきつくなさそう」というイメージを持つようです。

実際、近年は消費者金融より銀行でお金を借りる人が増えており、2017年の日経リサーチの調査では「銀行カードローンを利用する人は、消費者金融を利用する人の3.5倍」という結果が出ています。

このような、「お金を借りるなら消費者金融より銀行の方が良い」という口コミもよくあります。

しかし実質は、貸金業法を守る合法な消費者金融と銀行は、ほとんど変わりません。

むしろ最近では、銀行カードローンの利用者が増えるにつれて、銀行の過剰融資の方が問題になりつつあります。

銀行カードローンで借金を重ねて、自己破産などに陥る人が増えてきているからです。

このような社会の動きを受けて、最近ではカードローン広告を自粛する銀行も増えてきています。

さらに2017年からは、全国銀行協会(全銀協)が銀行の貸付を自主規制するように推し進めています。

■銀行の融資に対する自主規制

  • 年収の3分の1以上の貸付は制限(総量規制と同じ基準)
  • 即日融資をやめる
  • 条件によっては収入証明書の提出を求める

今まで銀行は、消費者金融が貸し付けられない年収の3分の1以上の融資も、実質可能でした。

なぜなら銀行は、消費者金融が守るべき「貸金業法」ではなく「銀行法」という法律に従って融資を行っており、銀行法には総量規制の記載がないからです。

しかしこれが銀行の過剰貸付に繋がると問題視されたため、即日融資を撤廃することで審査をしっかり行い、返済能力以上の貸付を自粛するという流れになってきています。

よって、消費者金融と銀行のカードローンの差はほとんどなくなってきています。

銀行の方が消費者金融より金利が安い傾向にありますが、それもジェイスコアのような新しい消費者金融がメジャーになってくると、状況が変わるかもしれません。

参考:大手銀行カードローン金利一覧

余談:消費者金融のイメージが悪くなった「過払い金問題」

過払い金請求イメージ

消費者金融に悪いイメージを持つ人が増えたきっかけは、過払い金問題でした。

過払い金とは、現在の法定金利(年20.0%)を超えて支払った利息のことです。

2010年までに今の法律に改正されるまでは、グレーゾーン金利と呼ばれる最高年率29.2%での融資が可能だったため、このような過払い金が発生しました。

そして法改正の後、過払い金の返還請求が可能となり、多くの人が支払いすぎた利息を取り戻していきました。

法律事務所もテレビCMなどで「過払い金の相談」を積極的に受け付けたことも、過払い金請求の件数が増える後押しになったと思います。

グレーゾーン金利とは

現在の利息上限年20.0%というのは、「利息制限法」という法律で定められています。

しかしかつては、個人向け融資の金利を定める「出資法」という法律がもう1つあり、条件をいくつか満たせば年29.2%まで金利を引き上げることができました。

この、2つの法律の抜け道をくぐって設定した年20.0~29.2%の金利を、グレーゾーン金利と呼びます。

その結果、武富士のような大手から中小企業まで、さまざまな消費者金融が経営破綻しました。

さらにこの時期に、当時から今まで続く大手消費者金融も、ほとんどがメガバンクの系列になります。

■銀行系グループの大手消費者金融

三菱UFJ銀行
アコム
三井住友銀行
プロミス、SMBCモビット
みずほ銀行
J.Score(ジェイスコア)

ちなみにアイフルは、大手消費者金融では珍しい独立系消費者金融です。

この一連の出来事が、「消費者金融は利息を取りすぎていたんだ」という、消費者金融に悪いイメージを持つ人が増えたきっかけの一つと考えられます。

銀行と消費者金融、同じように比較してOK

比較

しかし説明したとおり、現在は消費者金融と銀行の差は、商品スペックや対応の良さなども含めて差がなくなってきています。

昔と比べると、実際に「消費者金融=悪ではない」と考える人が増えている印象があります。

大手の消費者金融は、基本、自宅に取り立てには来ません。支払い日に入金がなければ、通常電話連絡です。その後は督促状が自宅に来ます。

過去に支払いトラブルが無ければ、通常は理由を話せば、支払い日を伸ばしてくれるんですがね。勿論、その間の延滞金は発生しますが。

消費者金融について質問です。

昔より悪質業者は淘汰されています。
消費者金融の審査が厳しくなったので消費者金融で借入出来ないひとが闇金に頼ることが多くなったのも事実です。

消費者金融から借入しないで済むに越したことはないと思いますが、消費者金融=詐欺という考え方は違うと思います。

消費者金融(サラ金)について。

もちろん、借金をしなくて済むのが理想ですが、もしカードローンを検討するのであれば消費者金融・銀行も合わせて「本当に自分に合う金融機関」を選ぶことをおすすめします。

闇金や個人間融資、クレジットカードの現金化などに手を出すよりは、カードローンを組んで計画的に返済していった方がずっと良いです。

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この記事の執筆者

執筆者の詳細プロフィール
2級ファイナンシャル・プランニング技能士。元は貯蓄下手だったが、現在は貯金や資産運用を自動化し、着々と資産形成中。メガバンクとネット銀行の使い分け方にはこだわりあり。

より良い情報をお届けするため、川原裕也 がメンテナンスを担当いたしました。(2022年2月8日 更新)

ありがとうございます。

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