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クレジットヒストリーの確認・回復方法まとめ 信用情報機関一覧もあり

クレジットヒストリー

クレジットヒストリー」、通称クレヒスとは、クレジットカードやローンなど信用(クレジット)が必要な取引を行ってきた履歴のことを指します。

今までの信用取引の通信簿、と思うとイメージがわきやすいかもしれません。

クレジットヒストリーは、主にカードローン申込やクレジットカード発行の審査でチェックされます。

どの金融機関も、信用取引をする際は個人のクレヒスをすべて一括管理している信用情報機関を照会します。

審査の時に、クレヒスが審査ラインに到達していないと、審査に落ちるという仕組みです。

今回は自分のクレジットヒストリーの確認の仕方、クレヒスが悪かった時に回復させる方法をまとめました。

クレヒスとして残る情報とは

チェックリスト

冒頭で「クレジットヒストリーとは信用取引の履歴」とお伝えしましたが、具体的には下記のような過去取引が記録されています。

クレジットヒストリーとして記録される情報(一部)

■契約内容

  • 契約内容(取引の種類、商品名など)
  • 契約日・契約終了日
  • 借入限度額(極度額)
  • 支払回数

■支払状況

  • 借入れ額
  • 入金額(返済額)
  • 借入れ残高
  • 返済状況(完済済み、延滞の有無など)

クレジットカードやカードローンを取り扱う金融機関はすべて、いずれかの信用情報機関と提携しています(※全信用機関の詳細、一覧は後ほど紹介します)。

そして自社の契約者の取引状況を、定期的に信用情報機関へ報告します。報告頻度が高い業者は、ほぼ毎日報告を上げるケースもあります。

このように各社が記録を積み重ねることで、クレヒスが作られていきます。

金融機関はいつでもクレヒスを確認できるので、審査時には信用情報機関に照会をかけるという流れです。

審査落ちになりやすいクレヒス

手でバツを作る男性

中でも、審査落ちの原因になりやすいクレヒスの情報は下記4つです。

■審査落ちになりやすいクレジットヒストリー

  • 借入れ社数が多い
  • 借入残高が多い
  • クレジットカードやカードローンの遅延・延滞
  • 金融事故の記録

まず、既に複数の金融機関で借金をしている、もしくは借入れ社数が少なくても借入残高が多い、つまりまだ返済しなければいけないお金がたくさん残っていると、審査に不利になりやすいです。

既に収入を返済で圧迫されている状況なので、支払能力が低いと判断されかねないからです。

もしくは、たとえばカードローンの審査に受かっても、借入限度額が希望より少なく設定されるかもしれません。

豆知識:総量規制のルール

クレジットカードや消費者金融カードローンは、年収の3分の1以上利用できないと法律(貸金業法)で定められています。

たとえば年収240万円の人は、どんなに支払能力が高くても80万円までしか借りることができません。

金融機関が審査時に借入残高をよく見るのは、法律に違反しないためでもあります。

他にも、過去に支払い・返済の遅延が多いと「返済能力が低い人」とみなされ、審査に不利です。

クレジットカードの引落日に口座残高を用意し忘れることが多い、カードローンやキャッシングで支払期日を過ぎてしまったことがある…という人は要注意です。

ちなみに、携帯電話の本体代を分割払いしている場合は、その分の支払い遅延もクレヒスに記録されます。

参考記事:携帯代の未払いで困ること 裁判になったり信用情報に傷がついたり…

とは言え、数回の支払い遅延をしてしまっても、すぐに支払いを済ませていれば審査に通る可能性は十分あります。

しかし3ヶ月以上の延滞をしている、もしくは債務整理(自己破産など)を行ったことがある場合などは、いわゆるブラックリスト入りしている状況です。

ブラックになってしまうと、しばらくは一切の信用取引ができなくなります。

いわゆる「ブラックリスト」とは

破産イメージシルエット

世間一般で呼ばれる「ブラック」とは、金融事故を起こして一切の信用取引ができなくなる状況を指します。

金融業界の専門用語で「異動」と呼びます。

下記のような金融事故を起こすと、信用情報機関に異動記録が残ります。

■異動記録が残る内容

  • 61日以上、または3ヶ月以上の延滞
  • 金融機関が強制的に契約解除した
  • 保証会社が代位弁済した
  • 自己破産などの債務整理をした

金融機関からの支払い催促を無視し続けて、61日以上もしくは3ヶ月以上の支払い延滞をすると、自動的に異動情報が記録されます。

延滞が続いた時、もし金融機関が外部の保証会社を利用してれば、保証会社が契約者の代わりに借金を一括返済して、取り立て業務を引き継ぐという対応を取ります。

これを代位弁済といい、「代位弁済をした=本人が返済できなかった」という異動記録として残ります。

金融機関が強制退会などの対応に動いたこともあわせて記録されるので、延滞からの一連の流れがクレヒスから見えてしまうということです。

そして、借金を帳消しにする自己破産などを行った場合も、返済負担が減る代わりに異動登録され、しばらくは信用取引ができなくなります。

金融機関の「社内」ブラック情報は消えない

ブラックリストイメージ

上記の通り、信用情報機関の異動情報は何年か待つことで記録が消えます。

しかし注意が必要なのは、実際に信用取引をした金融機関の社内では「要注意人物」として登録し続けられるということです。

この状況のことは、よく「社内ブラック」と呼びます。

社内ブラックになってしまったら、今後その企業でクレジットカードを作ったりローンを利用したりすることは非常に難しいです。

たとえば、メガバンクの三菱UFJ銀行で借りたカードローンが破産したら、三菱UFJ銀行で新たにお金を借りるのはもちろん、クレジットカードを作ることもできなくなる可能性が高いです。

信用情報の異動記録が消えてからも、新たにクレジットカードを作りたい場合は異なる金融機関で検討することをおすすめします。

クレヒスが全くない「ホワイト」もあるが…

財布を持つ女性

ちなみに、金融事故を起こしたことを「ブラック」と呼ぶのに対し、「ホワイト」と呼ぶ人もいます。

ホワイトとは、信用情報に記録が全くない、つまりクレヒスがゼロの人のことです。

現金主義でクレジットカードを持っていない、携帯電話の本体代も一括払いで購入、借金もしたことがない…という人は、ホワイトです。

クレヒスが綺麗なのは良いことだと思われがちですが、実はホワイトだとクレジットカードやカードローンの申込みに不利になることもあります。

その理由は、2点あります。

■クレジットヒストリーがホワイトだと審査に不利になる理由

  • 返済能力が未知数だから
  • 過去に債務整理をしているかもしれないから

クレヒスが真っ白だと、その人が本当に返済をしっかりできる人かどうかを判断する材料がありません。

たとえば金融機関からすると、信用情報がホワイトな人より、クレジットカードを毎月継続して使っている人の方が「約束通り返済できる人だ」と判断できるので、信用できます。

さらに、クレヒスに記録が何もない人の中には、かつて債務整理をした人もいます。

自己破産などの債務整理をした異動記録は、5~10年で消えます。

そして異動記録が消えた後は、今までの一切のクレジットヒストリーがなくなって、ホワイトの状態になるからです。

今どき、ある程度の年齢の大人がクレジットカードも携帯代の分割払いも一切したことがない…というのはやや不自然です。

このように、ホワイトな人は未知数のことが多いので、新たな信用取引をする上ではやや警戒される可能性があります。

クレジットヒストリーの確認方法(信用情報機関一覧)

書類を確認する男性

自分がブラック、もしくはホワイトではないか確認するためには、信用情報機関に情報開示の請求をするだけでOKです。

本人確認書類と手数料500~1,000円を用意して、申請フォームを送ると開示してもらえます。

まず、国内にある信用情報機関は下記3社です。

■信用情報機関 一覧

シー・アイ・シー(CIC)
主にクレジットカード会社などが登録
日本信用情報機構(JICC)
主に消費者金融などが登録
全国銀行個人信用情報センター(全銀協)
主に銀行が登録

それぞれの開示請求の方法は下記のとおりです。

一番手軽なのはWeb手続きですが、全銀協は郵送のみです。

■信用情報機関 開示請求のやり方一覧

開示
方法
CIC JICC 全銀行
Web あり
支払方法:クレジットカード
手数料:1,000円
あり
支払方法:クレジットカード、コンビニなど
手数料:1,000円
なし
郵送 あり
支払方法:定額小為替
手数料:1,000円
あり
支払方法:クレジットカード、定額小為替
手数料:1,000円
あり
支払方法:定額小為替
手数料:1,000円
窓口 あり支払方法:現金
手数料:500円
受付時間:平日10~12時、13~16時
あり支払方法:現金
手数料:500円
受付時間:平日10~16時
なし

「定額小為替」がわからない人はこちら

実際に開示請求をした後は、各社の公式サイトの解説ページを見ながらチェックすることをおすすめします。

どの信用情報機関も、図解付きで資料の見方を解説してくれているのでわかりやすいです。

解説ページの一覧も、下記にまとめました。

クレヒスの作り方・回復の方法

積み木とカレンダー

「クレジットヒストリーを確認したら、あまり良くなかった…」という人は、少しずつクレヒスを積み上げていくしかありません。

クレヒスを作っていくことを「クレヒス修行」と呼ぶ人もいるように、地道に信用取引をして回復していくことになります。

どれくらいクレヒスを作り続ければいいかの期間の目安は、その人の状況によりけりです。

たとえば、異動情報が消えてホワイトになった人が信用取引がしやすくなるまでには、約半年(6ヶ月)かかると言われています。

クレジットヒストリーを積み上げたい、回復したい人は、下記を実践していくことをおすすめします。

■クレジットヒストリーの回復・作り方

  • 携帯電話などを分割払いで購入する
  • よく利用する流通グループのクレジットカードを作る
  • 遅延なく信用取引をし続ける

携帯電話などを分割払いで購入する

スマホとパソコン

スマホやWi-Fiなどの電化製品を分割払い(割賦契約)で購入することでも、クレヒスを作っていくことができます。

このような分割払いはホワイトな人でも購入しやすく、銀行口座からの引き落としなのでクレジットカードを持っていなくても利用できます。

なので、ブラックリストから記録が消えたばかりの人が、クレヒス修行の最初に実践することが多い方法です。

特に、スマホ本体代の分割払いは分割手数料がかからない、つまり最終的に支払う代金が一括購入と同じなのでおすすめです。

よく利用する流通グループのクレジットカードを作る

買い物

今までクレジットカードを持っていなかったホワイトさん、もしくはブラック明けで半年ほど経った人がクレジットカードに申し込む時は、自分がよく使う流通グループ系列のカード会社がおすすめです。

わかりにくいかもしれませんが、例えば楽天市場でネット通販をよく使うなら、楽天カードを発行する…などです。

流通系のクレジットカードは、グループ内での利用履歴も審査時に見られる場合があります。

つまり、上記の例でいうと、楽天市場をよく使っている人なら、楽天カードの審査で評価ポイントが増える可能性があるということです。

もしくは、楽天市場でデビットカードを作って利用実績を積み重ねてから、クレジットカードに申し込むのも良いかもしれません(→デビットカードで実績を積む方法についてはこちら)。

実際にクレジットカードを発行した後も、よく使う流通グループのカードならポイントが貯まりやすいので、お得でもあります。

■クレジットカードを扱う主要流通系銀行

遅延なく信用取引をし続ける

クレジットカードを持つ女性

クレヒスを作る、回復する上で大前提となるのは、支払い遅れをしないということです。

確かに、うっかり1~2回の遅延があっても即ブラックリスト入りするわけではありません。すぐに支払えば大丈夫です。

しかし金融機関によっては、1日の遅延でも信用情報機関に報告を上げるケースもあります。

そして遅延の履歴が積み重なると、クレジットカードやカードローン審査時にもマイナス要素になってしまいます。

「毎月遅延なく支払いをする優良顧客」として見てもらえるようになることを目標に、分割払いやクレジットカード払いを続けるようにしましょう。

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