お金持ちになるためには資産と負債の違いを正しく理解すること

お金が増える

お金持ちになりたいと考えたことがある人は「金持ち父さん貧乏父さん」という本を読んだことがあるかもしれません。

そこで語られている内容に「資産」と「負債」の話しがあったと思います。「資産と負債」の考え方は、一般的な企業会計でも使われており、その数値は貸借対照表(バランスシート)というものに表されます。

安心してください、貸借対照表(バランスシート)の読み方を勉強しなければお金持ちになれないわけではありません。大切なのは、資産と負債の違いを正しく理解することです。

お金持ちになる人とそうでない人は根本的に違う考え方を持っています。

資産、そして負債の違いとは

資産と負債の説明

上記の画像は私がずいぶん前に作った資料ですが、貸借対照表(バランスシート)にお金の流れを加えてわかりやすくしたものです。

資産・負債と言われても、それぞれがどういう役割をするのか理解しにくいと思います。しかし上記のように、バランスシートにお金の流れを加えてやるとイメージしやすいです。

バランスシートは3つの項目に分かれています。これは、上場企業の決算書などを見てもすべて同じです。

経営者になって会社を運営してみましょう

純資産の部
純資産の内訳で最もわかりやすいのは「資本金」です。会社設立時に集めるお金のことを「資本金」と言い、会社スタート時の原資となるものです。

株式会社は「株主のもの」と言われますが、数多くの株主からお金を集めて資本金にあてることもありますし、中小企業の場合はオーナーが全額出資をして、資本金を作ることもあります。

いずれの場合も「資本金(純資産の一つ)」は会社のお金で返す必要がありません。

資産の部
バランスシートの左側「資産の部」とは、あなたがビジネスで利益を生むために必要なものです。

利益を生むために何が必要でしょうか?
現金、商品を製造するための工場、機械設備、作った商品の販売在庫など。利益を出すためにはこれらが必要ですよね。これが、資産の部の主な内訳です。

重要なのは、どんな資産を持つか?によって利益が変わってくるということです。機械設備1つをとっても、古いものより最新の設備の方が良い商品が作れます。商品在庫も売れ残りを抱えているより人気商品がそろっていた方が将来の利益は期待できます。

資産はお金を生み出すものとして覚えておいてください。

負債の部
バランスシートの右側に戻って「負債」を見てみます。

ここでまず、とても重要なお話をしますのでよく聞いておいてください。実は「負債は別に必要ない」んです。

大切なことなのでもう一度いいます。負債は必ずしも必要ありません

「純資産の部(資本金)」にあるお金で工場や機械設備、仕入在庫が購入できれば、あとはそれらが利益を生んでくれるわけですから、負債はなくても会社は回ります。

これがいわゆる無借金経営で、上場企業でも無借金経営の会社は多いです。(厳密には売掛金などで一定の負債は発生するのですが、ここでは気にしなくてもOKです)

しかし、小さなビジネスであれば良いのですが現実に工場や機械設備を買おうと思ったら、自分のお金だけでは足りませんよね。会社を設立して最初からウン億円の工場を買える人は珍しいです。

そこで、銀行からお金を借りてくる「資金調達」という手段を考えます。自分のお金(資本金)と借りたお金(負債または他人資本と言います)を合わせてウン億円の工場を買うことができれば、ビジネスができるようになります。

他人資本、つまり銀行からの借入金のような負債には「支払い利息」が発生します。しかし、機械や工場といった資産が手に入ればそれらが利益を生み出してくれるので、その利益の中から利息を支払えば良いのです。

これがバランスシートの仕組みです。

もう少し補足しておきます。
次にお金の流れを加えて考えてみます。

1.会社はまず資本金(純資産)だけで資産の購入を考えます。

2.ウン億円の工場は買えないのでお金を借りて、純資産と負債を合わせて工場などの資産を買います。上記の画像を見ると、「純資産と負債は資産に化けている」というイメージが掴めませんか?

3.無事に工場や機械設備が買えると商品が作れます。それらを販売して利益が生まれます。

4.生みだした利益は会社の利益なので、再び純資産に還流します。資産によって発生した利益は「資産の部には現金」として残り「純資産の部には利益剰余金」という名称で計上されます。

5.時間とともに利益が積み上がる、「現金」と「利益剰余金」が増えてバランスシート全体が大きくなります。

6.途中で機械設備の刷新などにお金は必要かと思いますが、会社がある程度回ってきたら、積み上げてきた現金で借金を完済してみるという選択肢も考えられます。

7.仮に借金を完済すると、バランスシートのサイズは小さくなりますが、純資産(右側)と資産(左側)だけで会社が回り、当時は実現できなかった負債ゼロの会社経営が実現します。

以上がバランスシートの考え方です。資産と負債について理解できましたか?

覚えておいてください。

資産は負債のように思えて負債は資産のように見える

長くなってきましたが、あと5分だけお付き合いください。ここからがお金持ちになるために本当に大切な話をします。

資産と負債の意味がわかっても、お金持ちにはなれません。

それはなぜかというと、世の中は面白いもので「資産は負債のように思えて負債は資産のように見える。」特性があるからです。

あなたが「利益を生み出してくれる資産だ」と思っていたものが実は負債で、「これは利益を奪っていく負債だ」と思うものが資産だったとしたら、お金持ちどころか逆に貧乏の道を突き進んでしまいますよね。

しかし、現実にはこういうことがたくさんあります。

それが本当に資産なのか負債なのかを見極める目がお金持ちになる重要な視点だと言っても間違いではありません。バランスシートの読み方を解説した本はたくさんありますが、ここまで踏み込んで語られることってあまりないと思います。

資産の種類は限られている

資産と負債を見抜く目を養う2つのルールをまとめます。

この2つです。

まずは資産ですが、実は資産の種類って限られます。

他にも細々としたものはありますが、概ねこれらのうちのどこかに当てはまるものばかりです。これらにお金をかけるほどお金持ちへの道は開けてきます

不動産も株式も預金も、いずれの資産も「抱えるもの」です。また、いずれも「現金を生み出してくれるもの」です。

負債を資産だと勘違いしないために

ここからが「本題」です。
負債は基本的に利息などが発生する借金のことを言います。

自宅を買うときの住宅ローンや、自動車を買うときの自動車ローンなども借金の一つです。これらのローンは、バランスシートで言う「負債の部」に当てはまります。

しかし、バランスシートでは購入した「自宅」や「自動車」は資産の部に計上されるんです。

これが、資産と負債を勘違いしやすい理由です。また、自宅を持つ安心感がストレスを解消してくれるとか、自動車を買うことで移動時間が短縮できる。などの理由を付けて、自宅や自動車を資産だと考える人がいます。

しかし、「お金持ちになる」という視点に立つと、これらは負債だと考えるのが正しいです。

前述しましたが、資産も負債も「抱えるもの」でしたよね。自宅も自動車も「抱えるもの」なので、資産か負債のどちらかに当てはまります。

2つめのルールは「世の中お金、現金至上主義で考える」でした。つまり、「現金を生み出してくれるもの」だけが資産と考えます。

すると、自宅も自動車も現金を生み出してくれないことに気づきます。(自動車を使って配送業を営んだり、自宅を貸して賃料を得ればそれらは資産になりますが)

このように考えると、

に照らし合わせることで、本当の資産と負債を見抜くことができるようになります。

さいごに

いかがでしたか?
あなたが他の人よりもたくさんお金を稼ぐ高給取りであれば、これらは気にしなくてもお金持ちになります。

しかし、もし他の人と同程度の給料でお金持ちになろうと思ったら、他の人よりも上手なお金の使い方をしなければなりません。それはつまり、どのような資産を持つか?ということでもあり、本当の資産をたくさん保有し、そうでない負債は極力排除する。

このように、本当の資産と負債の違いを知れば、お金持ちに近づくことが可能です。

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