マネーツリーの使い方 銀行口座やクレジットカードなどを一括管理

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Moneytree(マネーツリー)という全自動の家計簿アプリが、ダウンロード数を伸ばしています。

従来の収入や支出を手入力するアプリと違い、マネーツリーは銀行口座クレジットカード電子マネーなどと自動連携すると一括管理ができ、自動で家計簿が付けられます。

収支の項目もAI(人工知能)で自動割り振りしてくれるので、手間が掛からないのが最大のメリットです。

使い方がシンプルなので、今までお小遣い帳アプリなどが続かなかった人も続けやすいです(私も面倒くさがりですが続いています)。

3大メガバンクの三井住友銀行・三菱UFJ銀行・みずほ銀行系列のファンドと資本提携をしているという安心感も大きいです。

口座やクレジットカードを一括管理

一括管理イメージ

マネーツリーの特徴は、下記のような複数の取引をアプリ1つで一括管理できることです。

■マネーツリーで一括管理できるもの(一例)

銀行口座
銀行口座だけでなく証券口座なども対象。
主要大手銀行やネット銀行はもちろん、全国の地銀やJA、信金なども網羅。
クレジットカード・デビットカード
Visa、JCB、アメックスなど主要なブランドは広くカバー。
ややマイナーな地銀のクレジットカードなども対応。
電子マネー
nanacoやWAON、楽天edyなど、主要電子マネーにはすべて対応。
ポイント
マイルやVポイントなどのポイント残高に加えて、ポイント有効期限も管理。

マネーツリーに登録したら、まず銀行口座やクレジットカードの情報を登録して連携設定を行います。

連携設定後は、銀行口座に給与振込があったり、クレジットカードや電子マネーを利用したりするとリアルタイムで反映されます。

たとえば私は、銀行口座・クレジットカード・電子マネーを2種ずつ(計6種)持っています。

今まではこれらを別々のアプリ6つで管理していましたが、マネーツリーで自動連携の設定をしたことでアプリ1つで管理できるようになりました。

スマホ上のアプリも減ってすっきりし、収支のバランスもマネーツリーのシンプルな画面で一目でわかるようになり助かっています。

また、Vポイントや楽天スーパーポイントなどのポイント残高もリアルタイムで確認できるので、ポイント有効期限が切れる前に使うように気をつけることができます。

さらに、マネーツリーにはほかの家計簿アプリにはない特長があります。

ほかのアプリより優れている3つのメリット

3

マネーツリーは、特にユーザー目線で便利なアプリ作りを徹底している点が優れています。

私が実際にマネーツリーを使ってみて、ほかのアプリにはない良さだと感じた機能は下記3つです。

■マネーツリーのメリット

  • AIで支出カテゴリに自動振り分け
  • 預金残高が減ると通知が来る
  • データが一生記録・保存できる
  • 無料版でも広告が表示されない

これらの機能があるので、マメに家計簿をつけるのが苦手な私もマネーツリーを継続して使えています。

また、ほかの自動家計簿アプリと比較しても、無料版のままでも一生活用できるだけの機能性があることも大きなメリットです。

AIで支出カテゴリに自動振り分け

AI

マネーツリーに取り込んだクレジットカードや電子マネーでの買物履歴は、人工知能(AI)によって自動的にカテゴリ分けがされます。

たとえば、クレジットカードで購入した新幹線のきっぷ代は「交通」、電子マネーでお茶をしたときは「カフェ」項目に割り振られます。

お小遣い帳や家計簿をつける際に面倒な、1つ1つの支出入力の手間も省けるので面倒くさがりな人でも続けやすいです。

もし、自動振り分けされたカテゴリから移動したい場合も、アプリから簡単に編集できます。

預金残高が減ると通知が来る

エクスクラメーションマーク

登録している銀行預金口座の残高が減ると、アプリから通知をしてくれます。

プッシュ通知メール通知を設定できるので、使いやすい通知方法を設定しておくことをおすすめします。

この機能は、節約目的以外にもデビットカードを利用している人にも便利です。

デビットカードは、クレジットカードのようにカード決済をした後に銀行口座から即時引き落としがされます。

たとえば決済直後にマネーツリーから預金残高の不足の通知が来たら、「次の買物までに口座にお金を入れとかなきゃ」「使いすぎないようにしよう」と気付くことができます。

デビットカードの不正利用があった際も気付きやすいので、より安心してお買い物ができるようになります。

データが一生記録・保存できる

スマホを操作する男性

マネーツリーは、記録された家計や資産のデータを一生残していくことができます。

このメリットから、マネーツリーは公式サイトで「一生通帳」とうたっています。

他社の家計簿サービスでは、過去数年分しか保存できなかったり、データ保存期間の制限をなくすには有料会員登録が必要になることが多いです。

長期的な貯蓄や資産形成をしたい人にとっても、使い勝手位がいいアプリと言えます。

たとえば、昨年の支出入を今年と比べることもできるので、「昨年より節約できたな」「収入が増えた」ということがひと目で分かります。

無料版でも広告が表示されない

スマホで取引する女性

マネーツリーは、無料版でもバナー広告を出したり、違う会社のメールを送ることはしないと約束しています。

無料版でもマネーツリーは快適に利用できる上に、基本的な機能はすべて使うことができます。

他社の家計簿アプリは、無料版だと広告が表示されて有料版にグレードアップすると消せる、という仕様が多いです。

広告によって小さなストレスが積み重なることがないのも、長く使っていく家計簿アプリには大切だと思います。

有料版の機能とは?

マネーツリーの有料コンテンツ(月額450円~)は、経費精算を行う機能がメインです。

おもに確定申告を行う必要がある人や、家族全体の家計簿を管理する人、仕事の会計をする人向けの機能です。

法人口座の登録もできるので、個人事業主やフリーランスの人も使いやすいと思います。

家計管理を習慣化したい方向けには、月額300円の手軽なプラン(iOS対応のみ)もあります。

私もマネーツリーを使っていますが、無料アプリによくある有料プランに誘導するような導線もありませんでした。

ストレスフリーにサクサクと使えるアプリだと思います。

データ連携のセキュリティも心配ない

セキュリティ

人によっては、銀行口座やクレジットカードの情報を無料アプリで一括管理することにセキュリティ面の不安を感じるかもしれません。

しかし、マネーツリーは国際基準のセキュリティ基準を設けて、高い安全性を実現しているので安心して利用できます。

■マネーツリーが導入しているセキュリティ対策

  • プライバシー認証機構TRUSTe取得
  • Touch ID(生体認証)
  • 第3者機関の定期的なセキュリティテスト
  • 電子証明書を経由したサーバー接続

「TRUSTe」とは、OECE(経済協力開発機構)のガイドラインに基づいた個人情報管理の審査をクリアした企業の認証です。

2年に1回更新のプライバシーマークより厳しい、1年に1回の更新となり毎年審査を受けるので、より厳重な管理体制が必要になります。

このTRUSTeを取得した上で、生体認証などを取り入れているので、マネーツリーは非常に高いセキュリティ基準と言えます。

また、マネーツリーに登録するときは、メールアドレス以外の個人情報は入力する必要がありません。

現金メインの人はマネーフォワードの方がおすすめ

硬貨

マネーツリーは手間の掛からない全自動家計簿アプリですが、現金をよく使う人にはやや不向きです。

マネーツリーはレシート自動読み取り機能がなく、現金支出は手入力する必要があるからです(有料の経費精算プランにはあり)。

レシート自動読み取り機能を使いたい場合は、同じ自動家計簿アプリのマネーフォワードの方が便利かもしれません。

しかし、マネーツリーはマネーフォワードより機能がシンプルで使いこなしやすく、AI機能も精度が高いです。

今まではマネーフォワードの方が連携できる金融機関の数が多かったですが、今はマネーツリーもほぼ同じくらいの金融機関が利用できるので、使い勝手で選んで良いと思います。

現金もカードも使う人はマネーフォワードカード支払いメインで長期的に家計管理をしていきたい人はマネーツリーがおすすめです。

マネーフォワードは無料版だと家計データが1年しか保存できないので、長期管理をするには有料登録が必要です。

現金派の人におすすめしたいデビットカード

とは言え、マネーフォワードもカード支払いメインにした方が、レシート読み取りの手間が省けて楽です。

現金支払い派の人におすすめしたいのが、冒頭で少し触れた「デビットカードを使う」方法です。

デビットカードは、後払いのクレジットカードと違い銀行口座から即時引き落としをする形で決済するので、口座残高以上の支払いができません。

クレジットカード決済ができるほとんどのお店で、現金感覚で支払いができます。

国際ブランドVisaやJCBの不正利用保障もついているので、現金を持ち歩くより安全です。

もちろん、マネーフォワードやマネーツリーでも登録できるので、家計管理も簡単になります。

→還元率の高いデビットカード比較はこちら

マネーツリーがおすすめの人

WEB申込

これらの特長から、マネーツリーがおすすめの人は下記のような人です。

■マネーツリーが向いている人

  • 細かい家計管理の時間が取れない人
  • 長期的にお金の管理を続けたい人
  • クレジットカードやデビットカード、電子マネーをよく使う人
  • ポイントを効率よく貯めて使いたい人

ほぼ全国の金融機関を一括で管理できて、AIによって手間を省けるマネーツリーは、面倒くさがりな人や多忙な人に向いています。

特に、キャッシュレス生活をしている人にとってはすべての支出・収入がマネーツリーに自動反映されるので便利です。

マイルや楽天スーパーポイントなど、ポイントも使って節約したい人にもおすすめです。

今回比較したマネーフォワードという自動家計簿アプリについては、下記をご参照ください。

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この記事の執筆者

執筆者の詳細プロフィール
2級ファイナンシャル・プランニング技能士。元は貯蓄下手だったが、現在は貯金や資産運用を自動化し、着々と資産形成中。メガバンクとネット銀行の使い分け方にはこだわりあり。

より良い情報をお届けするため、疾風AI がメンテナンスを担当いたしました。(2021年11月17日 更新)

ありがとうございます。

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