定期預金について知っておきたいこと!満期解約と中途解約について

定期預金

一定期間、銀行に預金することで、より高金利で運用できるのが、定期預金のメリットです。小口の顧客から大企業に至るまで「とりあえず使い道のないお金」の運用先として、定期預金は幅広く利用されています。

最近は、ネット銀行を活用すればパソコンやスマホから、すぐに定期預金を申し込むことが可能です。現在の若者にとっては、窓口に行って定期預金をお願いする。といったケースは珍しいかもしれません。(しかもネット銀行の方が金利は高いです)

今回は、定期預金の入門講座として、気をつけておきたいポイントをまとめます。これを読むと、「定期預金ってこんなに身近にできるものなんだ」と思ってもらえると思います。

定期預金について知っておきたいこと

定期預金ってなんとなく敷居が高いと思っている人は多いです。しかし、定期預金の特徴を理解することで、もっと手軽に活用してもらえると思います。

原則として満期まで預金します

定期預金には、「1ヶ月もの」、「1年もの」「3年もの」といった期間ごとに種類がわかれています。これを、定期預金の「満期」といいます。通常は、満期まで預金をすることがルールです。

普通預金の場合、いつでも入金・出金ができます。しかし、その分受け取れる利息は少ないです。

定期預金は「(原則として)満期まで預金する」ことが必要となる代わりに、普通預金よりも有利な金利で預金することができるのがメリットです。満期までの期間が長くなるほど、金利は上がります。

「10年定期」を組むと解約するのは10年後となりますが、その分普通預金の何倍もの金利で預金することが可能です。お子様の将来の資金として長期の定期を活用する方も多いです。

人気の定期預金は、3ヶ月・1年・5年といったところでしょうか。

ちなみに、定期預金は「中途解約」することもできます。満期まで預金するのがルールですが、満期まで「解約不可」ではなくて、中途解約はいつでもできるので安心です。

手数料はかからず元本保証

定期預金を申し込むにあたって、手数料などはかかりません。外貨定期などは別ですが、一般的に多くの方に利用されている「円定期預金」は、申込み後すぐにスタートできます。

また、定期預金は元本保証です。預けたお金を損することはないので安心です。例えば、5万円を定期預金に預けたら、5万円より増えることはあっても、減ることは絶対にありません

日本には、ペイオフ(預金保護制度)があります。この制度によって、万が一銀行が破綻してしまった場合でも、普通預金と合わせて合計1,000万円までは、守られます。

円定期預金の場合、元本と利息がペイオフによる保証の対象となります。

満期時の取り扱い方法は3つ

定期預金の満期時の取扱方法は3つあります。

満期時の取扱方法は、最初に申し込むときに自分で選択します。しかし、途中で変更することもできるので安心です。

■元利金継続型(自動継続型)
元金と利息の両方を、預入時と同じ期間の定期預金で自動継続します。例えば、1年定期の場合、満期日が来たら自動的に再度、元金と利息を1年定期で運用します。

元金と利息が両方とも半永久的に運用されるので、複利の効果が働き、雪だるま式にお金が増えていくのが、この方法です。定期預金の中では最も効率が良い預金方法です。

解約したい場合は、「自動払い戻し型」に変更するなど、いつでも自動継続をやめることが可能です。

■元金継続型(自動継続型)
満期を迎えると、利息は自動的に普通預金口座に入金されます。(払い出し)

そして、元金の部分だけが再度、同期間の定期預金として継続されます。例えば10万円の1年定期を組んだ場合、1年ごとに利息が受け取れます。そして、1年ごとに定期預金が自動継続されますが、定期預金口座に入金される元金はずっと10万円のままです。

満期ごとに利息だけ受け取りたい場合におすすめの取扱方法です。

■自動払戻し型
定期預金が満期を迎えたら、自動継続せずに終了します。定期預金で預けていた元金・利息ともに、普通預金口座に移動します。

定期預金を解約する場合は、「自動払い戻し型」を選択・変更するか、中途解約します。1年定期を自動継続していた場合、1年1ヶ月で中途解約しても構いません。その場合、1年分は満期を迎えているので、1ヶ月分だけが中途解約扱いとなります。

利払い方法

利払いの方法は、大きく分けて「単利型」と「複利型」の2つがあります。利払いの条件は、銀行によって決まっていることがほとんどです。(自分で選択できる場合もあります)

単利型」とは、1年ごとに利息が支払われる利払い方法です。例えば、3年定期なら、1年ごとに3回に分けて利息の支払いを受けられます。

複利型」とは、満期時に利息が一括で支払われる方法です。例えば、3年定期なら3年間利息はもらえませんが、3年後、満期を迎えた時にまとめて利息と元金が受け取れます。運用効率は複利型の方が良いので、同じ金利でもより多くの利息を受け取ることが可能です。

また、多くの定期預金は「半年複利」といって、6ヶ月単位で複利の計算が行われます。

中途解約でも手数料は取られません

定期預金の最大のデメリットは「(原則として)満期まで預金する」という縛りルールだと思います。途中で解約したらペナルティがあったり、解約手数料を取られるんじゃないか?と思う人も多いでしょう。

私も以前気になって調べてみたのですが、定期預金を中途解約しても解約手数料は取られません。円定期預金はあくまでも元本が割れて損をすることは絶対にないので安心です。

では、中途解約にどのようなペナルティがるのかというと、多くの場合「預金金利が低くなる」だけです。中途解約すると、「中途解約利率」というものが適用されます。

中途解約利率は、運用期間によって普通預金金利と同じくらいになるケースもありますし、それよりも低くなることもあります。

定期預金は当面の間使い道がない場合に高金利で運用できる仕組みです。そして、万が一急にお金が必要になって、中途解約しなければならなくなったとしても、当初もらえる予定だった利息が少なくなるだけで、手数料などは取られないのです。

詳しくはこちら。
定期預金の解約手数料についてどれくらい損なのか調べてみました

1週間定期なるものも登場

また、最近は「1週間定期預金」、「2週間定期預金」というものも登場しています。これらはすべて、1週間・2週間で満期を迎える定期預金です。

1週間定期預金は東京スター銀行が、2週間定期は新生銀行が展開しています。いずれも銀行の主力商品で人気が高く、高金利なのが特徴です。

1週間単位で満期を迎えるので、普通預金と同じ感覚で使えます。急にお金が必要になっても、最大1週間待てば、一切のペナルティなしで解約できます。また、明日お金が必要になっても、数日間分の中途解約利率が適用されるだけで、手数料などは取られません。

例えば、1週間定期を「3週間と3日」で解約した場合。3週間分は高金利で運用できて、3日分だけ中途解約利率が適用となります。これならほとんどデメリットはないですよね。

通常の定期預金と同じく、元本割れがなく預金保護の対象です。

詳しくはこちら。
新生銀行?それとも東京スター銀行?2週間定期預金金利ランキング

いかがでしたか?

定期預金は「長い間使い道がないお金を預ける敷居の高いもの」というイメージがありますが、決してそんなことはありません。

1ヶ月定期などもありますし、最近では1週間定期のようなさらに満期が短いものも登場しています。短期の定期預金なら、普通預金と同じ感覚で積極的に活用できます。

また、定期預金は「途中で解約してはいけないルール」というイメージもあります。しかし、中途解約手数料はなく、中途解約利率が適用されるのみです。もしお金が必要になったら、どんどん中途解約してしまって問題ありません。

ネット銀行なら、窓口に出向いて書類を書かなくても大丈夫です。インターネットから24時間いつでもすぐに定期預金を申し込めます。

よりお得で効率的な運用を目指して、積極的な定期預金の活用を考えてみてはいかがでしょうか?

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