りそな銀行の振込手数料・ATM手数料を無料にできる「りそなクラブ」とは

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りそな銀行

りそな銀行は使用できるATMが多いですが、振込手数料やATM手数料が有料になる場合も多いのがデメリットです。

たとえばATM手数料は、ファミリーマートなら平日日中は無料ですが、セブン銀行やローソンのATMは日中も有料です。

しかし、りそな銀行のポイントサービス「りそなクラブ」を活用すると、これらの手数料を無料にできます。

りそなクラブは年会費無料で入会できるので、りそなユーザーの多くが利用しています。

手数料が無料になる「りそなクラブ」

0円

りそな銀行の会員制ポイントサービス「りそなクラブ」に入会して取引を行うと、りそな銀行独自のポイントが貯まります。

ためたポイント数に応じてりそなクラブのステータスが上がり、そのステータスごとの優遇が受けられる仕組みです。

ステータスは3段階で上がり、一番ハードルが低い「パール会員」ではATM手数料が無料になります。

さらに上のステータス「ルビー会員」「ダイヤモンド会員」になると、振込手数料の優遇も受けられます。

■りそなクラブ 手数料が無料になるステータス

パール会員

■ATM手数料無料

  • りそなグループ
ルビー会員

■ATM手数料無料

  • りそなグループ
  • ファミリーマート
  • セブン銀行(月3回)
  • ローソン(月3回)
  • イーネット(月3回)

■振込手数料

  • インターネットバンキングが半額
  • テレフォンバンキングが半額
ダイヤモンド会員

■ATM手数料無料

  • りそなグループ
  • ファミリーマート
  • セブン銀行(月3回)
  • ローソン(月3回)
  • イーネット(月3回)
  • ゆうちょ銀行をふくむすべての他行提携ATM(月3回)

■振込手数料

  • インターネットバンキングが無料
  • テレフォンバンキングが無料
  • りそなグループATMが無料(キャッシュカード利用時)(月3回)

もっとも簡単にATM手数料を無料にできるのは、りそなグループのATMです。

これらのATMが近所にある人は、パール会員になるだけでいつでも無料で入出金ができるようになります。

パール会員になるのは簡単

積立

りそなクラブのステータスを上げるためには、特定の取引をしてポイントをためる必要があります。

一番上のダイヤモンド会員になるには大口取引が必要ですが、パール会員になるハードルはそこまで高くありません。

りそなクラブの最初のステータス「パール会員」になるためには給与の受取口座に指定するだけで毎月クリアできます。

25歳以下の方、新規入会手続き完了後から1年間の方は、パール以上のステータスが保証されます。

→りそなクラブ 取引で得ることができるポイント数

一方、セブン銀行やローソンのATM手数料も無料にするためには、ルビー会員になる必要があります。

ルビー会員になれば、他行宛のネットバンキング・テレフォンバンキングの振込手数料が半額になるメリットも増えます。

ルビー会員になるには、デビットカード、クレジットカードなどの合計利用金額が年間120万円以上、または金融資産預入500万円以上など、ハードルがやや高めです。

たとえば下記のような取引を行えば、ルビー会員に上がります。

■ルビー会員への判定条件例
・投資信託・ファンドラップコース月末残高 50万円以上
・カードコース年間利用額 120万円以上
・預入金融資産月末残高 500万円以上
・住宅関連ローン利用残高 100万円以上
・りそなHD株主2,000株以上4,000株未満でルビー以上のステータスが保証

預入金融資産月末残高500万円以上はややハードルが高いかもしれませんが、りそな銀行の住宅ローンを組むのはありです。

りそな銀行の住宅ローンは借り換えに強いことで有名なので、現在住宅ローンを組んでいる人も比較検討する価値があります。

りそなクラブでためたポイントは、Vポイント楽天ポイントnanacoポイントなどに交換できます。

ポイントは電子マネーに交換できる

女性

りそなクラブで貯めたポイントは、パートナー企業の他社ポイントや電子マネーに交換することができます。

Vポイントや楽天ポイントなど、知名度の高いポイントがメインなので使いやすいです。

特に人気が高いポイントは以下のとおりです。

りそなクラブ 人気のポイント交換
  • Vポイント
  • 楽天ポイント
  • 楽天edy
  • WAONポイント
  • nanaco
  • Pontaポイント
  • スターバックスポイント
  • JALマイル

ルビー会員やダイヤモンド会員になれば取引額も大きくなっているかと思うので、その分のポイントも多く貯まるようになります。

りそなクラブは、たくさん取引をする人ほどお得になるシステムと言えます。

りそなウォレットもATM手数料を節約できる

りそなウォレットロゴ

りそな銀行ユーザーがATM手数料を節約する方法には、りそなウォレットを活用するというやり方もあります。

りそなウォレットを使うと財布の中身が減りにくくなるので、ATMからお金を引き出しす回数が減ります。

りそなウォレットとは、QRコード決済ができるようになる「スマホ決済アプリ」です。

りそな銀行のVisaデビット機能付きキャッシュカードを持っていて、スマホを持っている人なら誰でも無料で使えます。

※りそな銀行のキャッシュカードは、デビットカード機能が標準搭載されています(15歳以上のみ)。

仕組みはLINE Payなどと同じで、レジで支払い方法を「りそなウォレットで」と言って、りそなウォレットのスマホ画面を出すだけで会計ができます。

りそなウォレットで決済をすると、りそな銀行の口座残高から即時引き落としされます。

デビットカード支払いが、スマホで完結するイメージです。

クレジットカードのような後払いの仕組みではないので、現金感覚で使える安心感もあります。

りそな銀行がおすすめの人とは

通帳を持つ女性

りそなクラブの特徴をふまえて、りそな銀行がおすすめの人は下記いずれかに当てはまる人です。

■りそな銀行(りそなクラブ)のメリットが大きい人

  • りそな銀行で大きな額の取引をする予定の人(住宅ローン、投資信託など)
  • りそなグループのATMをよく利用する人
  • 他行宛の振込頻度が少ない人

前述の通り、りそなクラブは取引額が大きい人ほど優待内容が大きいです。

よって、大きな取引は安心感のあるメガバンクで行いたいという人におすすめです。

りそな銀行で住宅ローンを組む、もしくは投資信託や外貨預金などする予定の人は、りそなクラブのステータスを上げやすいです。

ダイヤモンド会員になれば、他行あての振込手数料も3回まで無料になるので、とても便利です。

また、そこまでステータスを上げなくてもパール会員以上なら、りそなグループのATMは手数料が何度でも無料になります。

ATM手数料が無料になる回数が無制限の銀行は、実は少ないです。

これらのATMをよく使う人にとっては、パール会員でも十分メリットを感じることができるかと思います。

ほかの銀行がおすすめの人もいる

考える男性

一方、以下にあてはまる人は、りそな銀行以外のメガバンクも検討することをおすすめします。

■りそな銀行以外の銀行がおすすめの人

  • セブン銀行、ローソン、イーネットのATMをよく利用する人
  • 大きな取引をするかは未定の人
  • 他行振込をよく行う人

セブン銀行、ローソン、イーネットをよく使う場合は、りそな銀行では月3回までしか無料にならず不便な場合があります。

また、大きな取引は行わない人にとっては、会員ステータスを上げるのも難しく感じるかもしれません。

そんな人は、メガバンクなら三井住友銀行の方がおすすめです。

ATM手数料が無料になる条件が低く、取引額が小さくてもサービス内容が充実しているからです。

三井住友銀行のポイントサービス「SMBCポイントパック」に登録した上で、条件いずれかの条件をクリアすれば、セブン銀行・ローソン・E-netのATMが月1~3回まで無料になります。

SMBCポイントパック ATM手数料を無料にする条件

下記のうち、1つでも条件を満たしていればコンビニATM手数料が月1~3回まで無料になります。

  • SMBCデビットの利用(月1回)
  • 三井住友カード or セディナの引き落とし口座に指定(月1回)
  • 給与もしくは年金の受取口座に指定(月2回)
  • 資産残高500万円以上(月3回)
  • 投信+外貨残高100万円以上(月3回)
  • NISA残高あり(月3回)
  • 投信・外貨自動積立(月3回)

特に「SMBCデビットの利用」という条件は、日常のお買い物でデビットカードを利用すればいいだけなので簡単にクリアできるかと思います。

もしくは、コンビニATMをよく使う人はソニー銀行もおすすめです。

ソニー銀行なら、主要コンビニATMもすべてATM手数料が毎月4回以上無料になります。

ソニー銀行の取引額が増えれば、ATM手数料を何度でも無料にすることも可能です。

ネット銀行は店舗を持たずコストカットをしている分、手数料無料などのサービスを提供できる銀行が多いです。

メガバンクより条件が良いネット銀行も増えてきているので、検討してみるのも良いかもしれません。

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この記事の執筆者

執筆者の詳細プロフィール
2級ファイナンシャル・プランニング技能士。元は貯蓄下手だったが、現在は貯金や資産運用を自動化し、着々と資産形成中。メガバンクとネット銀行の使い分け方にはこだわりあり。

より良い情報をお届けするため、川原裕也 がメンテナンスを担当いたしました。(2023年4月13日 更新)

ありがとうございます。

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