ネット銀行活用法

マネーブリッジのメリット・デメリット!楽天証券と楽天銀行の連携で金利倍増

マネーブリッジ

マネーブリッジは、楽天銀行と楽天証券の口座を連携することで利用できる「普通預金金利の優遇サービス」です。

わかりやすく言うと、楽天銀行と楽天証券の両方の口座開設をしてくれた方に対して、優待特典として楽天銀行の金利を大幅にアップするサービスとなります。

近年では、マイナス金利の導入によって普通預金・定期預金ともに利息はほとんど期待できなくなりました。

しかし、そのような環境の中でもマネーブリッジは高金利を継続しており、ネット銀行の中でもトップクラスの金利で運用ができます。

銀行と証券の口座を開設しなくてはならないのが面倒ですが、どちらも無料で口座を作れます。

今回は、マネーブリッジの使い方とメリット・デメリットについて詳しくまとめます。

マネーブリッジが持つすべてのメリット

金利アップ

まず最初に、マネーブリッジが持つすべてのメリットを公開しておきたいと思います。

冒頭でも述べた通り、マネーブリッジの最大のメリットは「楽天銀行において普通預金金利が大幅にアップする」ことです。

優遇金利適用後の利率は、他の銀行では考えられないほど高金利で、ネット銀行の中でもトップクラスです。

以前は、住信SBIネット銀行が提供していた同類のサービスである「SBIハイブリッド預金」が競っていましたが、現在はSBIハイブリッド預金の魅力が薄れており、逆にマネーブリッジの評価が高まっています。

証券口座へのスイープサービス

マネーブリッジ

スイープサービスとは、「楽天銀行口座」と「楽天証券口座」の間のお金のやり取りをスムーズに行う仕組みです。

マネーブリッジを活用することで、銀行口座と証券口座を連携して使うことができます。

メリット1:株を買いたい時

楽天証券で株を買いたい時、通常は証券口座の資金を使って株式購入の注文を出します。

しかし、株の購入資金が証券口座の残高で足りない場合、通常は銀行から証券口座への入金手続きが必要です。

このような場合でも、スイープサービスを設定しておけば、楽天銀行の口座から自動的に足りない資金を充当し、株の購入資金に充てることができます。

メリット2:証券口座の待機資金

楽天証券の待機資金には金利が付きません。しかし、スイープサービスを設定しておくことで、毎営業日、証券口座の待機資金が自動的に楽天銀行へと移され、普通預金口座で運用できます。

この時の楽天銀行の普通預金金利が「マネーブリッジによる優遇金利」となり、通常の楽天銀行の預金金利よりも高い利率での運用が可能となります。

証券口座で株を買っていない場合でも、定期預金を上回る利率で運用ができるのは、マネーブリッジの大きなメリットです。

メリット3:証券口座からの当日出金

通常、証券口座から出金手続きをすると、登録している銀行に入金されるまでに数営業日がかかります。

マネーブリッジのスイープサービスを使うことで、楽天証券の資金は毎営業日、自動的に楽天銀行へと出金されるので、楽天銀行のキャッシュカードを使って、証券口座の資金もすぐに出金できるようになります。

もちろん、楽天銀行・楽天証券の資金移動は手数料無料です。

メリット4:信用取引の不足金

このメリットは、楽天証券で信用取引をしている人に関係する内容です。

信用取引で損失が拡大した場合、不足金が発生したり保証金維持率が低下することがあります。この場合、証券口座への早期入金が求められます。

スイープサービスを設定しておくことで、こうしたトラブル発生時に銀行口座から自動的に入金をおこなってくれるので、不足金や証拠金維持率の早期解消が可能となります。

スイープサービスの説明は、こちらの動画がとてもわかりやすいです。(金利水準は現在と異なります)

なお、スイープサービスを設定したり解除したい場合は、楽天証券にログインし、画面右上の「銀行連携」を選択します。

以上がマネーブリッジのメリットです。やはり、普通預金金利の優遇が最大のメリットです。

利払日と元本保証

お金が貯まる

マネーブリッジと同種のサービスとして、住信SBIネット銀行の「SBIハイブリッド預金」があります。

あまり知られていないのですが、SBIハイブリッド預金は「証券口座」扱いの資金となっていますが、マネーブリッジは完全な「普通預金」扱いです。

つまり、マネーブリッジの普通預金はペナルティなどはなくいつでも出金できますし、またペイオフ(預金保険制度)によって最大1,000万円までが元本保証となっています。

また、マネーブリッジは楽天銀行の普通預金と同じ、毎年3月31日と9月30日の年2回が利払日です。

もちろん、利息は日割り計算で支払われるため、ひんぱんに入金・出金を繰り返しても利息収入は確実に積み上がります。

そして、3月末と9月末にまとめて楽天銀行の口座へ利息が振り込まれます。

証券口座は使わなくても大丈夫

マネーブリッジの利用には楽天証券の口座開設(無料)が必要です。

しかし、楽天証券は口座開設手数料や維持費用などは一切かからないので安心です。

また、マネーブリッジはあくまでも銀行と証券口座を連携することで実現できるサービスなので、証券口座を使う必要はありません

つまり、株や投資信託に興味がなければ、証券口座は開設だけしておいて、その後は放置していても大丈夫です。

あくまでも、楽天証券口座を開設することだけが利用条件となっています。

マネーブリッジの登録方法

スマホを持つ女性

マネーブリッジのやり方は簡単で、3つのステップで登録可能です。

利用申込をする時は「楽天銀行」で行います。スイープサービスの設定・解除は「楽天証券」で行います。

楽天証券に証券口座を開設(無料)

②楽天銀行に口座開設(無料)

③楽天銀行より「マネーブリッジ」の利用申込をおこなう。(登録無料)

この3ステップですぐに楽天マネーブリッジを利用することが可能となります。

楽天証券 公式サイトはこちら

マネーブリッジのリスクとデメリット

安心

実は、マネーブリッジには、これといったリスクやデメリットはありません

顧客にとって非常に有利なサービスなので、少しでも高金利で運用したい方は積極的に活用したいところ。

あえてデメリットをあげるとすれば、「銀行口座と証券口座のメインが楽天になる」ことでしょうか。わかりやすく言うと、「楽天に囲い込まれる」ということです。

しかし、楽天銀行は振込手数料やATM手数料などを考えてもメリットの大きいネット銀行ですし、楽天証券は業界最安水準の取引手数料を提供しています。

いずれも、私たち顧客にとって大きなデメリットにはなりません。

では、なぜ楽天はマネーブリッジを提供するのか?

疑問

それではなぜ、楽天は高金利を提供してまで、マネーブリッジというサービスを提供するのでしょうか。

その理由を探ると、マネーブリッジの真の狙いが見えてきます。

マネーブリッジを導入して顧客に高金利な普通預金を提供することで、楽天側には以下のようなメリットが生じます。

  • 楽天銀行と楽天証券の口座数を増やすことができる
  • 銀行と証券の両方を使ってもらうことで、顧客の囲い込みができる
  • 楽天証券の取引高の増加が期待できる
  • 楽天証券が、顧客の不足金が回収できなくなるリスクが減る

この中で、楽天側のメリットとして最も大きいのは「不足金の回収リスクを減らせること」です。

これは、楽天証券で信用取引をしている人向けの話なので、株の取引をやっていない方や信用取引をしていない方には関係のない話です。

例えば、株価が暴落すると信用取引をしている人の損失が拡大し「不足金や追証」が発生します。

不足金や追証は顧客が証券会社に追加で差し入れなければならない資金です。しかし、損失拡大により顧客が信用取引の不足金を払えず貸し倒れになってしまうケースが少なくありません。

このような場合、楽天証券はなんとかして顧客から不足金を回収しなければなりませんが、その作業は決して簡単なことではありません。

そこで、こうした事態が起こる前から常に、楽天銀行と楽天証券を連携させておくことで、証券口座で不足金が生じても、銀行口座から回収できるようにしておくのです。

この取組により、楽天証券は不足金の回収率を高めることができます。私は、これがマネーブリッジの真の狙いではないかと考えています。

最も、前述のとおりこれは証券取引や信用取引をしない人にとっては関係のない話です。

多くの人にとって、マネーブリッジはリスクがなくメリットが大きいサービスであることは間違いありません。

マネーブリッジ 公式サイトはこちら