ネット銀行活用法

ゆうちょダイレクトプラスのメリット・デメリット、通帳なし口座は安全?

ゆうちょダイレクト+(プラス)とは、通帳を発行しないことが特徴のゆうちょ銀行口座のサービスです。

ゆうちょ銀行の支店やATMに行かなくても取引ができるので、多忙な人にもおすすめです。

しかし、通帳がない口座を利用することを不安だと感じる人もいるかもしれません。

今回は、ゆうちょダイレクトプラスのメリット・デメリットと安全性について調べました。

ゆうちょダイレクトプラスのメリット

ゆうちょダイレクトプラスのメリットは、ネット上でさまざまな取引ができるようになる利便性にあります。

主なポイントは下記3点です。

ゆうちょダイレクトプラスのメリット

  • Web上でさまざまな取引ができる
  • 残高などを15ヶ月間まで照会できる
  • 来店せずに口座を開設できる

ゆうちょのサービスを、ネット銀行のように手軽に利用できるようになります(→ネット銀行とネットバンキングの違いとは

Web上でさまざまな取引ができる

ネットバンキング

ゆうちょダイレクトプラスに申し込むと、振込残高照会などがネット上で完結できるようになります。

スマホからも利用できるので、忙しくてなかなかゆうちょ銀行やATMに立ち寄れない人におすすめです。

■ゆうちょダイレクトプラスでできる主な取引

  • 残高照会
  • 振込・振替
  • 担保定期預金・担保定額貯金
  • 国際送金
  • ペイジー(税金・公共料金払込サービス)

担保付きの定期貯金なども利用できるので、残高を確認して余裕があれば定期貯金に回す…などの取引も自宅で手軽にできます。

残高などを15ヶ月間まで照会できる

WEB申込

通帳を発行しない代わりに、ネット上で残高などを最大15ヶ月分まで確認できます。

ネット銀行にも引けを取らない照会期間の長さなので、メインバンクとしても十分利用できます。

■ゆうちょダイレクトプラスで主に照会できること

  • 現在の残高
  • 入出金の明細
  • 払込・振込内容

通帳に記帳するためにゆうちょ銀行やATMに足を運ぶ手間も省けるので、便利です。

来店せずに口座を開設できる

ゆうちょ銀行

ゆうちょ銀行の口座は、基本的には来店して開設手続きを行う必要があります。

しかし、ゆうちょダイレクトプラスならWeb上で申込書の請求をすれば、あとは郵送のみで申し込むことができます。

また、既にゆうちょ銀行の口座を持っている場合も、ゆうちょダイレクトに申し込んでいればWeb上で切り替えができます。

■ゆうちょダイレクトとは

ゆうちょダイレクトプラスより以前から提供しているネットバンキングサービスです。

振込などの取引がネット上で行える点はゆうちょダイレクトプラスと共通ですが、紙の通帳を持っていても利用できるなどの違いがあります。

ネットバンキング中心に利用するのであれば、ゆうちょダイレクトプラスに切り替えても問題ないかと思います。

ゆうちょダイレクトとゆうちょダイレクトプラスの違い

比較

ゆうちょダイレクトとゆうちょダイレクトプラスの違いは、4点あります。

  • 紙の通帳を発行できるかどうか
  • Web上で入出金などを照会できる最大期間
  • 担保定期貯金・担保定額貯金の取扱(詳しくは後述)
  • 郵送の案内があるかどうか

まず、ゆうちょダイレクトについて見てみます。

■ゆうちょダイレクトの特徴

  • 紙の通帳も発行できる
  • 入出金などの照会期間が2~6ヶ月
  • 担保定期貯金・担保定額貯金の預入はできるが、払い戻しができない
  • お取引履歴などの案内が郵送で来る

念のため紙の通帳も持っておきたい人や、郵送での案内も受け取りたい人はゆうちょダイレクトの方がおすすめです。

取引内容の照会期間も半年までとやや短めなので、取引履歴をちゃんと残しておきたい人は紙通帳に記帳しておくと安心です。

それに対し、ゆうちょダイレクトプラスはよりペーパレスで、ネット銀行に近いです。

■ゆうちょダイレクトプラスの特徴

  • 紙の通帳は発行できない
  • 入出金などの照会期間は最大15ヶ月
  • 担保定期貯金・担保定額貯金の預入はできないが、払い戻しはできる
  • お取引履歴などの案内は郵送なし

ゆうちょダイレクトプラスは紙の通帳は発行しません。

既にゆうちょ銀行口座を持っている人がゆうちょダイレクトプラスに切り替える場合、持っている通帳は使用できなくなります。

紙の案内も来なくなるので、なるべくネットで完結したい人におすすめです。

取引内容の照会も15ヶ月までさかのぼることができるので、取引の頻度が低い人にも便利です。

担保定期貯金・担保定額貯金の取扱の違い

通帳を持つ男性

ゆうちょ銀行には、通常の定期貯金(定期預金)以外に、定額貯金という商品があります。

預入期間をあらかじめ決めて預金する定期貯金に対して、定額貯金は6ヶ月以上経ったらいつでも引き出せる預金です。

そして定期貯金・定額貯金には、預金を担保に自動貸付ができる「担保定期貯金」「担保定額貯金」という種類があります。

■担保定期貯金・担保定額貯金とは

通常貯金(普通口座)の残高が足りなくなった際に、担保定期貯金・担保定額貯金のお金を担保とすることで自動貸付ができる貯金です。

通常のキャッシングより低い利子で貸付ができ、どちらも貸付金額+利子の金額を通常貯金に預け入れるだけで返済ができる手軽さもメリットです。

ゆうちょダイレクトは、担保定期・定額貯金の預入はネット上でできるものの、払い戻し(=お金を受け取る)には窓口に行く必要があります。

ネットバンキングで気軽に定期・定額貯金を積み上げていきたい人は、ゆうちょダイレクトが便利です。

一方、ゆうちょダイレクトプラスはその逆で、担保定期・定額貯金の預入は窓口に行く必要がありますが、払い戻しはネット上でできます。

たとえば、6ヶ月以上経過した定額貯金をお金が必要な時にすぐに払い戻したい時などに便利です。

ゆうちょダイレクトプラスのデメリット

一方、ゆうちょダイレクトプラスのデメリットは下記2点です。

■ゆうちょダイレクトプラスのデメリット

  • 総合口座でしか利用できない
  • 15ヶ月より前の取引照会は窓口に行く必要がある
  • Web取引に不慣れ、もしくは面倒だと感じる人

どちらも個人で口座を持つ分には、致命的なデメリットではないと思います。

総合口座でしか利用できない

貯金箱

ゆうちょ銀行には大きく分けて、総合口座振替口座という2種類の口座があります。

そのうち、ゆうちょダイレクトプラスは総合口座でしか使えません。

しかし、個人で開設している口座のほとんどが総合口座なので、ここは大きな問題ではありません。

■総合口座とは

通常貯金、定期貯金、定額貯金などを扱う口座です。

ゆうちょ銀行で個人の銀行口座を開設する場合のほとんどが総合口座です。

■振替口座とは

送金や決済に特化した銀行口座です。

利子がつかない代わりに預り金が全額保護される、ビジネス向けの口座です。

気をつける必要があるのは、総合口座の中でもゆうちょダイレクトプラスを利用できない条件です。

下記3つの条件に当てはまる場合は、ゆうちょダイレクトプラスは申し込むことができません。

■ゆうちょダイレクトプラスが利用できない総合口座

通常貯蓄貯金口座
残高が10万円以上だと、通常貯金より利子が多くつく銀行口座です。給与預入や公共料金の自動支払などが行えない制約があります。
キャッシュカードを利用していない(利用できない)通常貯金
ゆうちょダイレクトプラスは通帳を発行しない代わりに、キャッシュカードが必須です。
担保定額貯金・担保定期貯金の非課税制度を利用している通常貯金
遺族や障がい者が利用できる非課税制度を利用した担保定額・定期貯金がある場合、ゆうちょダイレクトプラスは申し込めません。

キャッシュカードを持っている一般的な総合口座であれば、問題なくゆうちょダイレクトプラスに申し込むことができます。

15ヶ月より前の取引照会は窓口に行く必要がある

ゆうちょ銀行

ゆうちょダイレクトプラスは15ヶ月まで取引内容をWeb上で照会できますが、それ以前の取引の照会は店舗窓口にて申し込みが必要です。

1年以上前までの取引紹介をすることは稀だと思いますが、取引内容を紙の通帳でずっと残せない点はデメリットです。

ちなみに、窓口では請求書に記入して申込むことになります。

その後、2週間前後で貯金事務センターから紹介内容が郵送で届きます。

Web取引に不慣れ、もしくは面倒だと感じる人

シニア女性

ゆうちょダイレクトプラスは、ネット銀行のようにネットバンキングをメインで使用する人向けです。

紙の通帳を持てないので、Webの扱いに慣れていない人にはストレスになるかもしれません。

ゆうちょ銀行の店舗は全国で2万4,000店舗以上があり、店舗の多さはメガバンクを押さえて国内トップです。

なのでATMを中心に取引をしたい人や、近所にゆうちょ銀行があって立ち寄りやすい人は、ゆうちょダイレクトプラスには申し込まず紙の通帳を持っていても良いと思います。

ゆうちょダイレクトプラスはセキュリティが厳重

セキュリティ

ゆうちょダイレクトプラスは自宅にいながら、さまざまな取引ができて便利です。

一方、ネット上でのお金の取引に不安を感じる人もいるかもしれません。

しかし、ゆうちょダイレクトプラスは不正利用されないためにセキュリティ対策をしています。

■ゆうちょダイレクトプラス 主なセキュリティ対策

ワンタイムパスワードによる認証
一度しか使えないワンタイムパスワードを利用することで、パスワードの流出による不正ログインを防ぎます。
不正送金対策ソフトの導入
不正侵入してきたウイルスなどが攻撃をしてきた際に警告を表示する「Phish Wall」というソフトを無料で利用できます。
個体識別番号を登録できる
ゆうちょダイレクトプラスに登録した携帯電話でしかログインできないように、個体識別番号を登録します。
通信内容の暗号化
最新のTLS方式(SSL方式より安全性が高い暗号化システム)によって、通信内容を盗聴できないようにします。

国内最大規模のゆうちょ銀行は、全国に顧客がいます。

その顧客全員を守るためにネット上での取引の安全性を確保しているので、安心して利用できます。

ゆうちょダイレクトプラスがおすすめの人

貯金

以上から、ゆうちょダイレクトプラスがおすすめの人は下記のような人です。

ゆうちょダイレクトプラスがおすすめの人
  • ネットバンキングで取引をスムーズに行いたい人
  • 紙の通帳が不要の人
  • 定期貯金・定額貯金を手軽に払い戻ししたい人

紙の通帳を普段からあまり使わない人にとっては、ゆうちょダイレクトプラスはメリットが大きいサービスです。

もし、定期貯金・定額貯金の払い戻しだけでなく、預入などもネット上で行いたい場合は、ネット銀行も検討することをおすすめします。

国内のネット銀行はセキュリティも非常に高く、定期預金は預金保険制度(ペイオフ)の対象なので安心して利用できます。

たとえば定期預金では、メガバンクなどに比べて金利が高いオリックス銀行が評判です。

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