貯金が苦手な人向け、GMOあおぞらネット銀行「つかいわけ口座」の使い方

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貯金箱

GMOあおぞらネット銀行の「つかいわけ口座」は、細かくお金の管理をしたい人だけでなく、お金をあるだけ使ってしまうタイプの人にもおすすめです。

つかいわけ口座とは、一つの口座残高を分けて管理できる「目的別口座」のサービスです。

「普段使い用」「貯金用」などに分けて資金管理ができるので、給与振込口座にあるお金を使い込んでしまうのを防げます。

特に、GMOあおぞらネット銀行のつかいわけ口座は他社より機能が多いので、幅広い使い方に対応しています。

たとえば、ネットオークション専用の入金口座証券コネクト用の口座としても使うことができます。

今回は、つかいわけ口座をフル活用するための使い方を解説します。

記事の最後には、貯蓄が苦手な人向けの「つかいわけ口座の設定例」もまとめています。

※金額・手数料表記はすべて税込です。

つかいわけ口座ならではのメリットとは

貯金

GMOあおぞらネット銀行のつかいわけ口座の、基本的な機能は下記の通りです。

目的別口座としての基本的な機能だけでなく、他社にはない使い方もできます。

■GMOあおぞらネット銀行「つかいわけ口座」の特徴

  • 10口座まで開設できる
  • 入金専用口座としても使える
  • ATMの入出金ができる
  • 証券コネクト口座にも振替できる

GMOあおぞらネット銀行以外に、目的別口座を利用できる主要銀行の一つは住信SBIネット銀行です。

しかしGMOあおぞらネット銀行のつかいわけ口座は、住信SBIネット銀行よりできることが多いので、個人的にはおすすめです。

上記のメリットを、それぞれくわしく見ていきます。

10口座まで開設できる

10個の積み木

GMOあおぞらネット銀行のつかいわけ口座は、一つの普通預金口座につき10口座まで開設可能です。

目的別に細かく口座を分けておきたい人にも向いています。

たとえば、貯金の目的ごとにお金を貯めるのにも便利です。

「マイホーム用貯金」「教育費貯金」「老後費用貯金」のように分けて管理することで、目標額に対してどれくらいお金が貯まっているかがわかりやすくなります。

貯金をひとつの口座で管理する場合は、ちゃんと貯金の計画を把握した上で管理しないと「なんとなくお金を貯めていたけど、それぞれの目標金額には足りていなかった…」ということが起こりやすいです。

つかいわけ口座は、お金や貯金の計画管理が苦手な人ほどおすすめだと思います。

このように貯金の目的ごとに目的別口座を分けるとなると、5口座くらいはすぐに埋まります。

10口座も開設できるつかいわけ口座なら、さらに「カード引き落とし用」「外貨預金用」など、プラスの設定もできます。

入金専用口座としても使える

女性

つかいわけ口座は入金専用口座として設定することができ、それぞれに仮想の口座番号が割り振られます。

この特徴を生かして、ネットオークションやフリマのやりとり専用の口座として使うのもおすすめです。

つかいわけ口座の口座番号で取引をしていれば、メインの普通預金口座(代表口座)の口座番号を教える必要がありません。

不正利用などが不安な人も、安心して銀行口座の取引ができるようになります。

住信SBIネット銀行の目的別口座は振込機能がないので、このような活用方法が使えません。

入金専用口座は引き落としができない

つかいわけ口座を「入金専用口座」として設定すると、引き落としは利用できません。

クレジットカードや携帯電話料金など、毎月の引き落とし用の口座として使いたい場合は、口座振替の引き落とし口座として設定します。

そうすることで、各種引き落としが利用できるようになります。

ATMの入出金ができる

銀行ATM

つかいわけ口座はATMでの入出金もできます。

あらかじめATMからの入出金をする口座を設定しておけば、ATMでお金を下ろすときに自動的に指定のつかいわけ口座から出金するようにできます。

たとえば、「カード決済用」「現金用」というつかいわけ口座に分けて、ATMから引き出すお金は「現金用」から出すようにしておく、という管理も可能です。

住信SBIネット銀行の目的別口座はATMが利用できないので、現金の入出金は代表口座のみで行うことになります。

証券コネクト口座にも振替できる

GMOクリック証券ロゴ

GMOあおぞらネット銀行の普通預金には、つかいわけ口座以外にも証券コネクト口座という種類があります。

通常の普通預金からはもちろん、つかいわけ口座からも証券コネクト口座へ振替をすることができます。

証券コネクト口座とは

GMOあおぞらネット銀行の「証券コネクト口座」とは、GMOクリック証券と連動した普通預金口座です。

口座に預け入れているお金を共有できるだけでなく、普通預金金利が優遇されるという大きなメリットがあります(キャンペーンでさらに金利が高くなる場合もあります)

これは定期預金の金利を上回るだけでなく、メガバンクの普通預金の約100倍の金利なので、業界トップクラスの高金利と言えます。

よって、投資などをしなくても、貯蓄用の口座として活用する価値があります。

証券コネクト口座は通常の普通預金とは別に管理するので、証券コネクト口座に預金するときは普通預金口座から振り替える必要があります。

この証券コネクト口座に振り替える普通預金口座は、つかいわけ口座でもOKです。

「証券コネクト口座用」のつかいわけ口座を開設しておけば、実質それが貯蓄用や証券取引用の資金を管理する口座になります。

定額自動振替サービスとの併用が基本

定額自動振替イメージ

つかいわけ口座をより効率的に活用するためには、「定額自動振替」というサービスとあわせて活用することをおすすめします。

GMOあおぞらネット銀行の定額自動振替とは、毎月もしくは毎週決まった日や曜日に、決まった金額を自動で口座振替するサービスです。

この機能を使うと、自分が設定した日に、複数のつかいわけ口座へ資金を自動振り分けできるので、資金移動の手間がかかりません。

振替日を給料日の翌日に設定をしておけば、お金を使い込む前にお金を分けることができます。

一方、住信SBIネット銀行の目的別口座は自動振替が使えないので、手動で振り込む必要があります。

この点も、GMOあおぞらネット銀行のつかいわけ口座の方が便利です。

ちなみに、毎月だけでなく「毎週」の自動振替設定ができることも、GMOあおぞらネット銀行ならではのメリットです。

他社でも自動振替サービス自体が利用できる銀行はありますが、毎週の振替が設定できる銀行はかなり少ないです。

毎週振替の場合は、振替を行う「曜日」を設定することになります。

「毎週土曜に1,000円ずつ貯金する」など、こまめな貯金にも使えます。

定額自動振込サービスもおすすめ

自動入金サービス

GMOあおぞらネット銀行では、自分の口座内で振替をする「定額自動振替」とは別に、他行口座に自動振込をする「定額自動振込」も利用可能です。

他社では「自動入金サービス」「定額送金サービス」などとも呼ぶサービスで、毎月決まった日に他行口座へ定額を振込ができます。

たとえば、下記のような人におすすめです。

■定額自動振込が向いている人

  • GMOあおぞらネット銀行以外の口座でも資金管理をしている
  • 毎月同じ日に振込みが必要(家賃支払いなど)
  • 給与振込口座はGMOあおぞらネット銀行だが、他行口座で引き落としがある(住宅ローンなど)

GMOあおぞらネット銀行の振込手数料は月1回まで無料なので、月1回以内であれば完全無料で送金ができます。

月2回目以降の振込手数料も75円と、安めです。

また、定額自動振込の登録件数は100件までなので毎月の振込みが多い人も使えますが、あまり件数が多いと振込手数料がかさんでしまいます。

もし振込件数が2回以上ある場合は、下記記事もご参照ください。

参考記事:他行への振込手数料が無料の銀行リスト!お金のムダ遣いをなくそう

浪費家向け、つかいわけ口座の使い方

貯金

多機能なつかいわけ口座を使って、「お金をあるだけ使ってしまう」という人でもお金が貯まる使い方を考えてみました。

浪費しやすい人のなかでも、お小遣い帳が続かないタイプの人には特に効果的だと思います。

下記3種類のつかいわけ口座を基本に、自分のライフプランに応じてカスタマイズするのがおすすめです。

貯金が苦手な人におすすめの「つかいわけ口座」の使い方

まず、下記3種類の口座へ定額自動振替を設定しておきます。

お金を使い込まないためには、給料日翌日などに振替日を設定しておくことをおすすめします。

証券コネクト口座用(金額が大きい貯金用)
まとまった貯金は「証券コネクト口座」に預けて、最高金利で利息をお得に
定期預金用(貯金用)
短期~中期の貯金は「定期預金」を使う
デビットカード引き落とし用(生活費用)
買い物などの支払いにはなるべくデビットカードを使うようにする

(例)
・証券コネクト口座用:3万円
・定期預金用:1万円
・デビットカード引き落とし用:3万円

まず、基本の貯金は証券コネクト口座定期預金を使います。

マイホームや老後資金など、もっとも金額が大きい貯金に「証券コネクト口座」を使うのがおすすめです。

GMOあおぞらネット銀行の預金のなかでもっとも金利が高く、受け取る利息額も大きくなるからです。

そして、もうすこし少額の貯金や短期~中期にわたる貯金は、「定期預金用」のつかいわけ口座に貯めていき、まとまった額になったら定期預金に移します。

(例)旅行資金を10万円貯めるために、毎月1万円ずつ定額自動振替→10万円貯まったら定期預金に入れる、など

GMOあおぞらネット銀行の定期預金は、証券コネクト口座には負けるものの業界のなかでも高金利です。

特に、1年定期は高金利なのでおすすめです。

定期預金なら、途中で引き出さないようにするストッパーにもなります。

これらの方法で貯金をしつつ、GMOあおぞらネット銀行のデビットカードを活用すれば、お金の使いすぎを防ぐこともできます。

デビットカードとの併用で使いすぎ防止

デビットカードは即時払い

15歳以上の人がGMOあおぞらネット銀行で口座開設をすると、キャッシュカードにVisaデビット機能が付帯します。

世界シェアNo.1のVisaブランドなので、国内外でカード決済ができるほとんどの場面で使えます。

デビットカードとは、カード決済をすると銀行口座から即時引き落としとなるのが特徴です。

つまり基本的には、決済をする時点で銀行口座残高が不足していると支払いができません。

それに対して、クレジットカードは後払いなので、支払い時点でお金がなくても決済可能です。そのため、使いすぎてしまう人が多いです。

クレジットカードとデビットカードの違い

この仕組みを利用して、毎月決まった金額をつかいわけ口座の「デビットカード引き落とし用」に定額自動振替を設定しておきます。

そうすることで、毎月決めた予算以上の出費を防ぐことができます。

クレジットカードの使いすぎで毎月の支払いに追われがちな人も、デビットカードに切り替えて「あといくら使えるか」を意識することで、無駄な出費が減ることが多いです。

つかいわけ口座の残高は、GMOあおぞらネット銀行のマイページからいつでも確認できます。

利用額0.6%がキャッシュバックされるので節約にもなる

財布を持つ男性

もう一つ、GMOあおぞらネット銀行のデビットカードは業界随一のキャッシュバック還元率の高さも、他社にはないメリットです。

GMOあおぞらネット銀行のVisaデビットは、利用代金の0.6%が毎月キャッシュバックされます。(※税金や公共料金、旅行の支払い等、一部キャッシュバック率が通常よりも下がる利用先があります)

年間100万円(毎月8万円くらい)のカード決済を利用する人なら、実質6,000円が割引になる計算です。

デビットカードの還元率相場は0.2~0.3%くらいで、0.5%もあれば高還元率と呼べます。しかし高還元率なVisaデビットは、年会費が有料のカードも多いです。

しかし、GMOあおぞらネット銀行のVisaデビットは「入会費・年会費完全無料で0.6%の還元率」という点が、他社との大きな差と言えます。

還元率が低いクレジットカードを使っている場合は、GMOあおぞらネット銀行のデビットカードの方が還元率が高いかもしれません。

GMOあおぞらネット銀行の口座開設を機に、デビットカードデビューをしてみるのも良いと思います。

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この記事の執筆者

執筆者の詳細プロフィール
2級ファイナンシャル・プランニング技能士。元は貯蓄下手だったが、現在は貯金や資産運用を自動化し、着々と資産形成中。メガバンクとネット銀行の使い分け方にはこだわりあり。

より良い情報をお届けするため、川原裕也 がメンテナンスを担当いたしました。(2022年7月1日 更新)

ありがとうございます。

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