住宅ローン比較

ネット銀行の住宅ローン取扱事務手数料を比較した結果

手数料比較表

住宅ローンを選ぶ時は金利に着目しがちですが、実は取扱事務手数料も大きなコストのひとつです。

もちろん、住宅ローンは長期的に組むことが多いので、0.1%でも低金利の金融機関を選ぶのは重要です。

しかし、住宅ローンを比較する上で一番差がつくのが、実は取扱手数料だったりします。

なぜなら、ローンの金利は競争が激しく各社横並び状態になりつつありますが、手数料にはまだまだ金融機関ごとの差があるからです。

一見低金利で良い住宅ローンに見えても、実は手数料が高かった…というケースも実際にあります。

そこで今回は、マイホーム購入の負担を少しでも軽減できるよう、取扱手数料でネット銀行住宅ローンを比較してみました。

前提:住宅ローンは事務手数料だけで比較できない

電卓

まず大前提として、住宅ローンの事務手数料だけを単純比較することは難しいことは理解する必要があります。

たとえばソニー銀行は、変動金利か固定金利を選ぶかによって事務手数料が大きく変わってきます。

変動金利と固定金利は金利も全く違うので、コストだけでなく「変動金利と固定金利、どちらで住宅ローンを組みたいか」という判断も絡んできます。

また、イオン銀行は事務手数料が安い方のプランを選ぶと、金利が0.2%引き上げになります。

結論から言うと、イオン銀行の場合は事務手数料が高いプランの方が、最終支払額が少なく済むこともあります。

このように、事務手数料だけでは比較できない金融機関もあるので、そのあたりも具体的に解説していきたいと思います。

下記は、主要ネット銀行+固定金利のフラット35に定評があるARUHI(アルヒ)を加えた、8社の取扱事務手数料「のみ」を比較した表です。

■主要ネット銀行 住宅ローン取扱事務手数料を比較

手数料比較表

・手数料は定額・定率ともに税抜で比較

・住宅ローンの返済タイプのうち、最終返済額が少ない「元金均等返済」で比較

ARUHI

ARUHI

フラット35シェアNo.1

■取扱事務手数料
融資額の2%(最低20万円)
→ARUHIダイレクトから申込むと1%に引き下げ

ARUHI(アルヒ)は、フラット35シェアNo.1の住宅ローン専門業者です。

主に取り扱っているのはフラット35ですが、独自の変動金利プランも取り扱っています。

いずれの住宅ローンも審査スピードが早く、最短1週間で事前審査~本審査まで終えることもできます。

人気物件が売り切れる前に住宅ローンを組みたい時など、少しでも早く融資してほしい場合などに重宝します。

また、住宅ローンの金利は融資実行日が適用金利になるので、低金利のうちにアルヒでフラット35を契約しておけば最終支払額を抑えることができます。

取扱事務手数料は融資額の2%と平均的ですが、ARUHIにはインターネット借入「ARUHIダイレクト」から申込むと事務手数料が1%引き下げという優遇があります。

事務手数料1%で低金利、かつ安心の固定金利で住宅ローンを組めるメリットは大きいです。

保証料や繰上返済手数料も無料なので諸費用を抑えやすく、ARUHIでフラット35を選ぶメリットは大きいと言えます。

ARUHI 仮審査の申込(無料)

ソニー銀行

ソニー銀行

定額型だけでなく、定率型の変動金利プランもおすすめできる

■取扱事務手数料
変動セレクト住宅ローン(変動金利):融資額の2%
住宅ローン(固定金利):4万円

ソニー銀行は変動金利の住宅ローン「変動セレクト住宅ローン」が評判ですが、今は固定金利プランの競争力も高くなり、総合的に優秀な住宅ローンになっています。

ソニー銀行では元金均等、元利均等による手数料の区別は設けておらず、変動金利か固定金利かによって手数料タイプが分かれます。

固定金利「住宅ローン」の取扱事務手数料は4万円と、業界最低水準です。

変動金利「変動セレクト住宅ローン」の手数料は融資額の2%と決して安くないものの、金利が非常に低いのでトータルコストは他社より低くなることも多いです。

ソニー銀行住宅ローン 変動金利・固定金利がおすすめの人

■変動セレクト住宅ローン
借入金額によって手数料が高くなるので、借入金額が少なめの方におすすめ

■住宅ローン金利プラン
手数料が安いので、借入金額が多めの人におすすめ

ソニー銀行 詳細はこちら

イオン銀行

イオン銀行

定率型を選んだ方がお得になることも多い

■取扱事務手数料
変動金利・当初固定金利…
定額型:10万円 or 定率型:融資額の2%(最低20万円)

フラット35…
定額型:5万円 or 定率型:1.7%(最低10万円)

イオン銀行は、自社で扱う変動金利・当初固定金利の住宅ローンと、フラット35を取り扱っています。

どの住宅ローンプランも、手数料タイプを定額型か定率型のどちらにするか、ライフプランに応じて選べます。

フラット35はARUHIのネット申込の方が手数料は安いので、ARUHIの方がおすすめです。

よって、イオン銀行で住宅ローンを検討するなら、低金利な変動金利プランか当初固定金利プランをおすすめします。

事務手数料は定額型の方が安く抑えられますが、イオン銀行住宅ローンは定額型を選ぶと金利が0.2%上乗せとなるので要注意です。

実際に、借入金額が多い、もしくは借入期間が長いローンを組むと定率型の方が安くなることも多いです。

試しに、定額型と定率型で返済額がどれくらい変わるかを試算してみました。

定率型と定額型 事務手数料+返済額で比較

※金利は2018年9月時点の変動金利を使用

■借入額:3,000万円、返済期間:35年
定率型:33,661,501円
定額型:34,283,224円
→定率型の方が安い

■借入額:2,000万円、返済期間:15年
定率型:21,226,660円
定額型:21,233,480円
→定額型の方が安い

また、イオン銀行では住宅ローンを組むと、イオンセレクトクラブという優遇サービスに無料で入会できます。

イオングループでのお買い物が毎日5%オフ、預金金利アップなど日常的にお得になるサービスが多く、イオンユーザーにとっては大きなメリットになります。

イオン銀行住宅ローン 申込はこちら(無料)

新生銀行

新生銀行

要介護などのリスクに備えたい人向け

■取扱事務手数料
10万円

新生銀行の住宅ローンは、通常の取扱手数料は一律5万円です。

しかし、疾病保障などのついた「安心パック」を導入すると、手数料が10万円となります。

ほとんどの人が「安心パック」に加入することになると思うので、ここでは手数料を10万円と記載しました。

■新生銀行住宅ローンの「安心パック」とは

安心パックとは、下記2つのサービスを受けられる新生銀行住宅ローンのオプションです。

コントロール返済
繰上返済だけでなく、出費が増えた月などは一時的に返済額を減らすことも可能です(利息のみの返済となる)
安心保証付団信
要介護状態が180日続く、もしくは要介護3(介助がないと歩けなくなるなど)になった時、保険金からローン残高を支払うことで以後の住宅ローン返済をしなくてよくなります

特に「安心保証付団信」は、通常の団体信用生命保険(団信)で備えられる死亡時や高度障害だけでなく、介護状態になった時もローン残高が0円になるのが大きなメリットです。

さらに、自然災害にも備えられる安心パックS、保育サービスや家事代行サービスが利用できる安心パックWなどの上位プランもあります。

この安心パックの上位プランは事務手数料が15万円かかりますが、プラス5万円で増やせる保障としてはコスパが良いと思います。

ただし、金利は他のネット銀行と比べるとやや高めです(メガバンクよりは低めですが)。

新生銀行の住宅ローンは、生命保険や損保などで万が一のリスクに備えきれていない人におすすめです。

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楽天銀行

楽天銀行

フラット35 元金均等返済に強い

■取扱事務手数料
変動金利・当初固定金利:30万円
フラット35:融資額の1.0%
(返済口座が楽天銀行以外の場合は1.3%)

楽天銀行はイオン銀行と同じく、変動金利(固定特約付き)と、固定金利のフラット35を取り扱っています。

自社独自の住宅ローンである変動金利プランは、取扱事務手数料が30万円かかり、やや高めです。

フラット35は、楽天銀行を返済用口座に指定すれば融資金額の1%で済むので、ARUHIダイレクトから申込んだ時と同じ事務手数料です。

申込み時点で、ARUHIと楽天銀行のどちらのフラット35が低金利を比べて選んでもいいと思います。

また、楽天銀行はどの住宅ローンも、返済方法を「元利均等返済」もしくは「元金均等返済」から選べます。

元利金等返済・元金均等返済の違い
元利金等返済
毎月の返済額が一定で、返済計画が立てやすい。ただし、最終的な総返済額は元金均等返済より多くなる。
元金均等返済
返済当初はやや多めの返済額だが、毎月少しずつ返済額が減っていく。最終的な総返済額が元利均等返済より少なくなるのが最大のメリット。

よって楽天銀行の住宅ローンは、トータルコストを一番抑えられる元金均等返済のフラット35が一番おすすめです。

また、楽天銀行で住宅ローンを利用すると、楽天スーパーポイントの還元キャンペーンなどがあるのも、楽天ユーザーにとってはお得です。

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どの住宅ローンが一番手数料を節約できる?

親子

最後に、これらの情報を踏まえて、私なりに「この条件ならこの住宅ローンを選ぶ」というものを考えてみました。

住宅ローンの金利は日々変動しますので、ここではあくまでも「取扱手数料」に視点をおいて選ぶことを条件としています。

■元金均等・固定金利で手数料を安くしたい人

ソニー銀行が一番手数料が安いです。

返済方法に限らず「固定金利プラン」を選べば、手数料は4万円で済みます。

■フラット35の元金均等返済で手数料を安くしたい人

楽天銀行が一番強いです。

楽天銀行のフラット35は業界最低金利、かつ手数料も安くなるので、「フラット35の元金均等返済」を考えている場合はメリットが大きいです。

マイホームという大きな買い物をする上で、抑えられるコストはなるべく抑えるに越したことはありません。

金利以外にかかる手数料のうち、ボリュームが大きくなりがちな事務手数料を節約できれば、余裕を持った返済計画が立てやすくなると思います。

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