GMOあおぞらネット銀行のATM手数料・振込手数料を節約する3つの方法
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2018年から新しくスタートしたネット銀行「GMOあおぞらネット銀行」は、ATM手数料・振込手数料が安いというメリットがあります。
ATM手数料は月2回まで無料で、それ以降は110円。他行あての振込手数料は月1回まで無料、2回めからは157円で利用できます。
これらの手数料はメガバンクの半分以下です。
しかし、1ヶ月あたりの無料回数を増やす方法は今のところない状況ありません。
そこで、GMOあおぞらネット銀行ユーザーがATM手数料・振込手数料を節約する方法を3つ解説します。
※金額・手数料表記はすべて税込です。
目次
手数料の無料回数が増える「カスタマーステージ」
2019年1月から「カスタマーステージ」という、GMOあおぞらネット銀行での取引内容に応じてさまざまな優遇が受けられるサービスがスタートします。
ネット銀行に多い、預金残高などに応じて優遇内容が変わるようなランク制サービスです。GMOあおぞらネット銀行も、遅くなったもののようやく優遇サービスを始めました。
この優遇内容の中に、ATM手数料・振込手数料の月の無料回数引き上げもあります。
■GMOあおぞらネット銀行「カスタマーステージ」 ATM手数料・振込手数料の無料回数
ステージ | ATM手数料 | 振込手数料 |
---|---|---|
1テックま君 | 月2回 | 月1回 |
2テックま君 | 月5回 | 月3回 |
3テックま君 | 月7回 | 月7回 |
4テックま君 | 月15回 | 月15回 |
※テックま君とは、GMOあおぞらネット銀行のマスコットキャラクターです。ステージ名にキャラ名を採用しています。
↓ステージごとのテックま君
カスタマーステージのランク判定があるのは3ヶ月に1度で、毎月1月、4月、7月、10月から新しいステージが始まります。
前月20日時点での取引内容に応じて、翌月からのステージが決まる仕組みです。
カスタマーステージのステージアップ条件は、やや厳しめです。主なステージアップ条件は「外貨普通預金の残高」で、外貨預金をしない人にとってはハードルが高めです。
サービス開始当初は円預金残高も、ステージアップ条件でした。しかし、2019年9月にカスタマーステージがリニューアルし、外貨預金重視になりました。
しかし、「2テックま君」なら、Visaデビット利用額を増やせば、ステージアップできます。
■GMOあおぞらネット銀行「カスタマーステージ」2テックま君の到達条件
ステージ開始前月の20日時点で、下記いずれかの条件を満たすと2テックま君にステージアップします。
- 外貨普通預金残高30万円以上
- Visaデビット利用合計額30万円未満(※前月までの3ヶ月間合計)
Visaデビットの条件は、ステージ適用月の前月までの「3ヶ月間」合計を1万円を超える必要があります。1ヶ月10万円ペースで使う計算になります。
日々の買い物やスマホ代など、主な出費をGMOあおぞらネット銀行のVisaデビットに集約すると、クリアできる可能性が上がります。
詳しくは、「GMOあおぞらネット銀行をわかりやすく解説 カスタマーステージの特徴も」という記事で説明しています。
ATM手数料を節約する方法
今度は、GMOあおぞらネット銀行で「ATM手数料を節約する方法」を見ていきます。
GMOあおぞらネット銀行はが使えるATMはセブン銀行・イオン銀行ATMのみと、やや種類が少なめです。
ATM手数料は預け入れがいつでも無料、引き出しは月2回まで無料です。
カスタマーステージで初期ステージの場合は、月3回目のATM取引では110円の手数料がかかり、時間外手数料などでATM手数料が変わることはありません。
もちろん、ATMでの取引を月2回までに抑えられるのがに越したことはないですが、なるべくATMを使わずにすむ方法を2つまとめます。
振込はネットバンキングで行う
振込を行う時は、ATMからではなくネットバンキングから行えば、ATM手数料がかかりません。
GMOあおぞらネット銀行は無料のアプリがあるので、振込や振替もスマホから簡単に行うことができます。
他行あての振込は振込手数料がかかるものの、ATMで他行に振込をすると267円かかる手数料が、スマホなら157円に抑えられます。
また、GMOあおぞらネット銀行はセブン銀行ATMしか使えないので、ATMを探す手間を省けるという点でもネットバンキングが便利です。
デビットカードをメインに使う
GMOあおぞらネット銀行はキャッシュカードにVisaデビット機能が付いているので、現金ではなくデビットカード支払いをメインにするのも一つの手です。
デビットカードはクレジットカードのようにカード決済ができますが、支払いをすると銀行口座から即引き落としとなります。
そのため、クレジットカードと違い、現金の代わりのような感覚で利用できます。
デビットカード支払いをメインにすると現金を使う機会が減らせるので、ATMから引き出す回数も減らすことができます。
特に、GMOあおぞらネット銀行のデビットカードは世界シェアNo.1の国際ブランドVisaなので、使えるシーンも多いです。
コンビニやスーパー、百貨店などはもちろん、ネットショッピングでもカード決済ができる店舗ならほぼ使えます。
もちろん海外でも、Visa決済ができる店舗なら利用できます。
※金額・手数料表記はすべて税込です。
振込手数料は月1回以上無料
GMOあおぞらネット銀行から他行あての振込は、月1回までは誰でも無料です。2回目以降は157円の振込手数料がかかります。
GMOあおぞらネット銀行同士の振替は、何度でも無料です。けれども、ネット銀行の中でも新しいGMOあおぞらネット銀行は、口座所持者がまだ少なめです。振込の大半は、他行宛てになると思います。
習い事の月謝振込など、定期的な振込がある人にとっては「月1回無料」では足りないかもしれません。
カスタマーステージでステージを上げれば月3回、7回、15回と無料回数を引き上げられます。
Visaデビットを積極的に使えば、振込手数料を月3回無料にするのも可能です。しかし月7回以上無料にするには、外貨普通預金を300万円以上利用する必要があります。
ネットオークションや個人通販など、振込を行う機会が多い人は、振込手数料の無料回数がもっと多い銀行の方がおすすめです。
■振込をよく利用する人向け GMOあおぞらネット銀行との併用をおすすめする銀行
- GMOあおぞらネット銀行から無料で送金できる
- 振込手数料の無料回数がGMOあおぞらネット銀行より多い
これらの条件を満たす銀行とGMOあおぞらネット銀行を併用すれば、コストをかけずに振込手数料の無料回数を増やすことができます。
振込手数料の無料回数が増やせる銀行
ネット銀行の中には、GMOあおぞらネット銀行より「振込手数料の無料回数」が多い、もしくは取引内容によって無料回数を増やせる銀行がいくつかあります。
その中でも、定額自動入金サービスが使える銀行は、手数料無料でGMOあおぞらネット銀行から振込を行うことができるのでおすすめです。
定額自動入金サービスとは、定期的(毎月ペースが多い)に設定した金額を他行口座から入金するように設定できる仕組みです。
■自動入金サービスのイメージ
例:毎月27日に3万円をGMOあおぞらネット銀行から取り寄せる、など
自動入金サービスで振込をする日と金額を固定すれば、振込手数料無料で他行宛ての振込みが行えます。
他行あて振込をよく利用する人は、GMOあおぞらネット銀行+振込手数料の無料回数が多いネット銀行を併用しても良いと思います。
もちろん振込のしやすさを重視するなら、振込手数料の無料回数がより多い銀行だけ使うのもありです。
しかし、GMOあおぞらネット銀行のメリットも多いので、下記にメリットを感じるならGMOあおぞらネット銀行も使うのが良いと思います。
■GMOあおぞらネット銀行のメリット
下記3点は他行にはないメリットです。これらを活用するなら、GMOあおぞらネット銀行とサブバンクの併用をおすすめします。
- 普通預金口座の金利が大幅アップする「証券コネクト口座」
- 目的別口座を作れるつかいわけ口座サービス
- 高金利・低い為替手数料の外貨預金
貯蓄や普段使い用をGMOあおぞらネット銀行をメインバンク、ネットオークションやフリマの取引で使うサブバンク、と使い分けをするイメージです。
自動入金サービスが使えて、振込手数料の無料回数をGMOあおぞらネット銀行より増やせる銀行は、以下の記事でまとめています。
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