外貨預金

外貨預金のメリット・デメリットと知られざるリスク

外貨預金

定期預金と比べて、外貨預金はやや敷居が高く思えます。また、外貨預金を敬遠する人がいることも事実です。理由としては、外貨預金には元本割れリスクが少なからずあるからです。

今回は、外貨預金が持つ3つのメリット・デメリットをまとめてみました。

メリット

金利が高い

外貨預金で得られる2つの利益

外貨預金の最大のメリットは「高金利で運用できる」ことです。

日本の銀行で定期を組んでいても利息はほとんど付きません。しかし、外貨預金として海外の通貨に替えておけば、より多くの利息がもらえます。なぜなら、海外の国は総じて日本よりも金利が高いからです。

もちろん、外貨預金をはじめるために海外の銀行に口座を開設する必要はありません。日本の銀行からいつでも気軽に外貨預金をすることが可能です。

また、外貨普通預金ではなく、原則として一定期間解約ができない「外貨定期預金」にすると、さらに多くの利息を得ることができます。

一部の新興国によっては、金利が10%を超えるケースもあり、日本の円定期預金と比較しても、その差は比べ物になりません。

まず第一のメリットとして、高金利であることは、外貨預金を選択する大きな理由になると思います。

新興国の高金利に注意

高金利が魅力的な外貨預金ですが、トルコリラ、南アフリカランドといった新興国通貨への外貨預金には注意が必要です。

前述のように、新興国の通貨は金利が10%を超えることもあります。

しかし、こうした国々は地政学リスクが高く、またインフレ率が高いため、長期的にみると通貨の価値が下がっていく傾向にあります。

つまり、外貨預金の利息収入としては大きいものの、後述する「為替差損益」によって損失を被るケースが多いのです。

金利の高さだけに目を奪われることなく、こうした新興国通貨への外貨預金はハイリスク・ハイリターンであることを頭に入れておきましょう。

米ドルやユーロといった先進国の通貨でも、日本円で運用するよりも大きな利息が期待できます。先進国の通過であれば為替レートも安定しているため、外貨預金の中でもリスクは低めです。

世界経済に興味が持てる

海外不動産

個人的に隠れたメリットだと思うのは、「世界経済に興味が持てるようになること」です。外貨預金を通じて、為替レートを気にしたり、各国の世界情勢・経済やその国の文化などに興味が持てます。

これは私自身が経験したことです。以前は世界経済などまったく興味が持てなかったのですが、外貨預金をしたことがきっかけで、世界経済の動向に目を向けるようになりました

ソニー銀行では、500円からの外貨積み立てを行っています。ソニー銀行が取り扱っている12種類のすべての通貨に外貨預金しても、毎月たった6,000円から外貨積み立て預金ができます。

毎月ワンコインで外貨預金をはじめることで、お子様の将来のお金を運用できるだけでなく、お子様自身が海外の経済や動向に興味を持つきっかけ作りになります。

そういった意味で、ソニー銀行が展開している500円からの外貨積立預金は素晴らしいサービスだと思います。

参照:
【評価したい】500円から外貨預金が始められるソニー銀行、為替手数料は?
為替手数料は業界最安水準!ソニー銀行外貨預金のメリット・デメリット

為替差益が得られる

外貨預金

外貨預金は高金利で利息が受け取れるだけでなく、為替差益を得ることもできます。日々変動する為替レートが円安に進むほど、外貨預金では為替差益が生まれることになります。

本来は高金利での運用を目的として、外貨預金をする人が多いです。しかし、最近はインフレによって長期的に世界経済は円安に向かうと言われている背景があり、為替差益を狙って外貨預金を組む人も増えています。

一方で、為替変動による為替差益は、円高になると損失が生じてしまいます。この点については、デメリットの項目でご紹介します。

デメリット

為替差損による元本割れリスク

悲しむ男性

前述の通り、為替変動によって利益を得ることができるメリットがある一方、円高が進むと損失が生じるデメリットがあるのが、外貨預金の特徴です。

急激な円高になると、為替変動によって生まれる損失(為替差損)も大きくなり、場合によっては元本割れを起こしてしまう可能性があります。これが外国為替取引を避ける人がいる理由です。

しかし、外貨預金を解約して、円預金に戻すタイミングは自分で選べます

為替レートが不利な時はそのまま高金利で運用を続け、為替レートが有利になったタイミングで円預金に戻せば、元本割れを起こすことなく高利回りの利息と為替差益を手に入れることができます

ただし、長期的な円高が続くと「外貨預金を解約しても売るに売れない状態」となる、いわゆる「塩漬け状態」になってしまう可能性もあるので、注意が必要です。

預金保護(ペイオフ)の対象外

三井住友銀行

外貨預金はペイオフ(預金保護)の対象外です。万が一、預けている銀行が破綻した場合、外貨預金口座に入れていたお金は戻ってきません。

日本では、ペイオフによって円預金・円定期預金については1,000万円までは元本が保護されます。もし銀行が倒産してしまっても、1,000万円までなら補償されるのです。

しかし、外貨預金にしていた場合は、お金は戻ってきません。幸いにもネット銀行は財務健全性が高いので今のところ破綻はありませんが、この点については注意すべきデメリットだと思います。

ジャパンネット銀行の外貨預金に注目

ジャパンネット銀行は、外貨預金に競争力のあるネット銀行として知られています。

為替手数料は、住信SBIネット銀行など他の銀行の方が低いのですが、ジャパンネット銀行は財務健全性が極めて高いため、破綻リスクが他のネット銀行よりも低いです。

理由としては、ジャパンネット銀行は他のネット銀行が行っている「住宅ローンの貸付」を行っていないからです。

また、メガバンクや地方銀行はこれに加えてリスクが高いとされる「事業者向け融資や不動産投資ローン」を展開しています。

実は、銀行が破綻する大きな理由は、このような「リスクの高い貸付」を行ったことによるものです。

このため、リスクの高い貸付を行わない、ジャパンネット銀行のような銀行は、財務健全性(自己資本比率)が高くなっているのです。

ジャパンネット銀行の詳細はこちら

為替手数料がかかる

両替

円預金や円定期預金と違い、外貨預金には手数料がかかります。海外旅行に行った経験がある方ならわかると思いますが、両替をする時に「売りレート、買いレート」には差があります。

例えば、とある日の三井住友銀行の為替レートは以下のようなものです。

為替レート

買いレート(TTS)と売りレート(TTB)に差があるために、外貨に替えてすぐに円貨に戻すと、損失が出ます。この、2つの為替レートの差が外貨預金の為替手数料に相当します。

外貨預金の手数料自体は0円なのですが、為替レートに実質的な手数料が乗せられていると考えてください。

為替手数料は低ければ低い方が良く、この点はネット銀行の外貨預金がもっとも強みを発揮する部分です。大手銀行(メガバンクなど)と比較して、ネット銀行の為替手数料は約4分の1程度です。

有利なレートで外貨預金が組めるので、為替損失が出にくい状態で運用できるメリットがあります。

さいごに

その他、外貨預金の為替差益には別途税金がかかるのがちょっとややこしい部分です。ただし、年収2,000万円以下の給与所得者の方は、「給与所得以外の所得と合算して年間20万円以下」の場合は申告する必要がありません。

また、外貨預金で受け取る「利息」についても申告不要なので安心です。

外貨預金にはリスクがあり、元本割れの可能性もありますが、逆に得られるメリットも円預金では考えられないほど大きいです。

長期的な視点に立った運用では、メリットの方が大きくなると思うので、資産の一部を外貨預金に移し、外貨預金をきっかけとして、世界経済に目を向けてみるのも悪くないと思います。

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