ファミマTカード
更新:
PayPay銀行のファミマTカードは、新規受付を終了しました。
PayPay銀行のデビットカードについては、「PayPay銀行 Visaデビットカード」をご参照ください。
ファミマTカードには、Visaデビット機能がついたカードがあります。
利用代金に応じて最高でTポイントが3.5%還元される、高還元率のデビットカードだと話題です。
特に、ファミリーマートをよく利用する人は、持っておいて損はないと思います。
ファミマTカードは、ファミリーマートが通常のTポイントカードとして発行しているものとは別に、PayPay銀行というネット銀行が発行しているカードです。
後払いのクレジットカードではなく、銀行口座から即時引き落としになるデビットカードなので、15歳以上なら審査なしで誰でも持てます。
また、年会費・発行手数料は無料という点も大きなメリットです。
※金額・手数料表記はすべて税込です。
目次
ファミマTカードの高いポイント還元率
ファミマTカードは、コンビニ大手のファミリーマートとPayPay銀行が提携して発行しているVisaデビットカードです。
カードの発行にはPayPay銀行の口座開設が必要ですが、カード申し込みと同時に口座開設でき、もちろん無料です。
すでにPayPay銀行口座を持っている人は、ファミマTカードに切り替えるだけでOKです。
ファミマTカードで一番評判と言ってもいいメリットは、Tポイントの還元率が高いことです。
Tポイント加盟店のデビット決済で還元率1.0%
ファミマTカードは、買い物時に提示すればTポイントがたまる「Tポイントカード」として使えます。
ファミリーマートはもちろん、ファミマ傘下になったサークルKサンクス、ガストやエネオス、Yahoo!ショッピングなど、全国のTポイント加盟店でファミマTカードを提示するとポイントが貯まります。
ファミマTカードを買い物時に提示すると、Tポイントが200円ごとに1ポイント(還元率0.5%)貯まります。
これは、通常のTポイントカードと同じ還元率です。
さらに、ファミマTカードはデビットカードで決済するとポイントが倍増するので、積極的にデビット決済をすることをおすすめします。
- Tポイント加盟店でデビット決済
- 100円につき1~2.5ポイント(還元率1.0~2.5%)
→Tポイントカード提示分0.5%+デビット機能利用分0.5% - Tポイント加盟店でカードを提示するだけ(デビット決済をしない)
- 200円につき1ポイント(還元率0.5%)
- Tポイント加盟店「以外」でデビット決済
- 200円につき1ポイント(還元率0.5%)
※ファミマTカードのデビット機能は、Visaが使えるお店ならどこでも使えます。
ファミマTカードはVisaデビットカードでもあり、デビット決済をすると利用代金の0.5%がポイント還元されます。
よって、Tポイント加盟店でファミマTカードのデビット決済をすると、Tポイントカード提示によるポイント還元+Visaデビット決済のポイント還元を二重取りできるようなイメージです。
その結果、ポイント還元率1.0%という高還元率が実現できます。
デビットカードの中で、還元率が1.0%を超えるものは非常に珍しくクレジットカード並みの還元率です。
しかし、ファミリマートでの買い物では、さらに還元率を引き上げることができます。
ファミマTカード限定特典で最高還元率2.5%
ファミリーマートで買い物をする時にファミマTカードを使うと、更にTポイント還元率を2.5%まで上げることができます。
ファミリーマートでは、毎週決まった曜日にTポイントの還元率アップデーを設けています。
下記の還元率アップデーに、ファミリーマートでファミマTカードのデビット決済をすると、最も高い還元率で買い物ができます。
■ファミマTカード ポイント還元率アップの日
ファミリーマートにて、下記曜日にファミマTカードのデビット決済をすると、ポイント還元率が引き上がって更にTポイントが貯まります。
- 毎週火曜・土曜「カードの日」2.5%
- 毎週水曜「レディースデー」1.5%
ファミマユーザーの人は、火曜・土曜を狙えば実質2.5%引きで買い物ができることになるので、とてもお得です。
「ファミマランク」で最高還元率3.5%
上記でも十分すぎるほどポイント還元率が高いファミマTカードですが、実はさらにTポイント還元率が最大3.5%まで上がる方法があります。
それが、「ファミランク」というファミリーマートのランクアップサービスです。
1ヶ月のファミリーマートでのデビットカード利用金額に応じて、翌月に3段階のランクが設定されます。
■ファミマランク ランクアップ条件
- ブロンズ:最初のステージがここ
- シルバー:1ヶ月5,000円以上でシルバーに昇格
- ゴールド:1ヶ月15,000円以上でゴールドに昇格
上記の利用額条件をクリアしてランクが上がると、ファミリーマート利用時のショッピングポイントの還元率が、最大で3倍にアップします。
■ファミマランク ポイント還元率アップ特典
- ブロンズ:200円につき1ポイント
- シルバー:200円につき2ポイント→2倍
- ゴールド:200円につき3ポイント→3倍
ポイント還元率がさらに3倍になるゴールドランクは、ファミマだけで1ヶ月15,000円を利用する必要があるので少し大変に見えます。
しかし、1日500円以上を利用すればクリアできるので、毎日ランチはファミマで買っている人などはクリアしやすいかもしれません。
ゴールドランク時に、ファミマでファミマTカードによるデビット決済をすると、最高還元率3.5%でTポイントがもらえます。
- 「カードの日」にファミマでデビット決済(毎週火曜・土曜)
- 100円につき3.5ポイント(還元率3.5%)
- 「レディースデー」にファミマでデビット決済
- 100円につき3.0ポイント(還元率3.0%)
- ファミマでデビット決済(いつでも)
- 100円につき2.0ポイント(還元率2.0%)
3.5%のポイント還元というのは、場合によってはクレジット-カードをも上回る還元率です。
貯まったTポイントは1ポイント1円として使えるので、お店でポイントで値引きをしてもらえます。
ファミマTカードのその他メリット
ファミマTカードには、ポイント還元率の高さ以外にもメリットがあります。
まず、年会費無料で国内外でシェアが一番高いVisaブランドのデビットカードを持てるというだけでも、大きな利点です。
スペックが良いVisaデビットは、年会費が有料の銀行が多いので、無料で使えるファミマTカードの優位性は高いです。
セキュリティ対策などもしっかり行われているので、誰でも安心して使えるデビットカードと言えます。
世界中で使えるVisaデビット
ファミマTカードはVisaマークのお店なら、ほぼどこでもデビット払いができます。
店員さんにカードを手渡して「Visaでお願いします」と言えば、すぐに決済が終わります。
少額ならサインレス・暗証番号入力も不要になることが多いのでレジでの会計がスピーディーです。
デビットカードは利用代金が銀行口座からの即時引落としされるので、銀行口座残高の範囲内までしか決済できず、使いすぎの心配がありません。
自分の銀行口座のお金を直接払うイメージなので、お財布感覚・現金感覚で使えます。
また、自分で1日の利用限度額を設定することもできます。
例えば、一日の利用限度額を3,000円に設定しておけば、それ以上はデビットカードは使えません。
このお得なファミマTカードが、審査不要で15歳以上ならも誰でも持てるのは大きなメリットです。
ATM手数料が節約できる
デビットカードを持つもうひとつのメリットは、ATMに並ぶ必要がなくなり、ATM手数料の節約になることです。
現金払い派の人はたびたびATMでお金を引き出す必要があるので、ATM利用回数も多い傾向があります。
しかし、ATMは混雑している時のもある上に、引き出すごとにATM手数料がかかります。
たとえば、月2回、毎回200円のATM手数料を払っているとしたら、年間で4,800円を手数料として払っている計算になります。この手数料は決して安くはありません。
その点、日常的にデビットカードで支払うと現金払いの機会が減るので、ATMに行く回数が減り、ATM手数料の節約にもなります。
さらに、ファミマTカードは世界シェアNo.1のVisaブランドを採用しているので、国内外でカード決済ができる大半のシーンで支払いができます。
もちろん海外旅行やネット通販、オンラインゲームの課金などでも、Visaが使えるお店なら利用できます。
不正利用補償で紛失に備えられる
ファミマTカードには、不正利用の補償がついているという安心感もあります。
「クレジットカードは紛失や不正利用が怖い」と思っている人の中には、デビットカードを持ち歩くのにも抵抗がある人もいるかもしれません。
ファミマTカードは銀行キャッシュカードも一体となっているのでなおさらです。
しかし、ファミマTカードには第三者不正使用保険がついており、1口座あたり年間500万円が補償されます。
もしファミマTカードが入った財布を盗まれてしまったり、カード番号が他人に知られて不正利用されてしまったりしても、すぐにカスタマーセンターに電話して対処してもらえばOkです。
不正利用補償が付いているという意味では、現金を持ち歩くより安全性が高いとも言えます。
PayPay銀行の利便性も高い
ファミマTカードはPayPay銀行のキャッシュカードが一体となっています。
デビット払いをした代金は、すべてPayPay銀行の口座から引き落とされます。
■PayPay銀行とは
PayPay銀行は、日本で初めて設立したネット銀行です。
Yahoo!JAPANと三井住友銀行が共同で設立し、ヤフオク!公認のネット銀行として落札代金の1%のTポイントが貯まります。
また、国内で唯一Tポイントを現金に交換できる銀行でもあります。
一般的に、ネット銀行はメガバンクや地方銀行と比べて、預金金利が高く、手数料が安いです。
実店舗を持たないことで運営コスト(人件費や店舗維持費など)をカットし、その分を金利や手数料でユーザーに還元しているからです。
PayPay銀行も、格安の手数料などが評判です。
また、PayPay銀行は自社でATMを持たないため、現金が必要な時は主にコンビニATMを使います(ファミマTカードでデビット払いをメインにすると、ATMに行く必要はほとんどなくなりますが)。
■PayPay銀行 提携ATM
- E-net(ファミマに設置)
- セブン銀行
- ローソン
- ゆうちょ銀行
- 三井住友銀行
コンビニATMは手数料が高いイメージがありますが、PayPay銀行の場合は、入金・出金ともに毎月1回はATM手数料無料で使えます。
たとえば、「現金を引き出すのは毎月給料日の後1回のみ」と決めておけば、ATM手数料は払わずに済みます。
2回目以降は、取引額が3万円以上なら無料、3万円以下の場合は165円の手数料がかかります(ゆうちょ銀行ATMのみ330円)が、メガバンクや地銀より安めです。
結論:ファミマユーザーは持っておいて損はない
ファミリーマートで買い物をすると「Tポイントをお持ちですか?」と言われるので、ファミマでTポイントを提示している人は多いと思います。
しかし、通常のTポイントは200円ごとに1ポイントしか貯まらないので、ポイント還元率は低いです。
もし日常的にファミマを使うのであれば、何倍ものポイントが貯まる=値引率が上がる「ファミマTカード」を持っておくことをおすすめします。
ファミマTカードでデビット払いをすることでポイント二重取りができるメリットは、非常に大きいです。
クレジットカードをも上回る還元率でTポイントが貯まり、入会費や年会費が一切かからないVisaデビットは他にはありません。
他社と比べても、高スペックなデビットカードだと思います。
ファミマTカードを発行するには、PayPay銀行の口座開設の手続きをする際、希望カードに「ファミマTカード」を選ぶだけでOKです。
口座開設アプリを使えば、郵送手続きも不要の完全Web完結で口座を開けるので、忙しい人でも隙間時間に手続きができます。
デビットカードを利用するために普段からPayPay銀行口座にお金を入れておく必要はありますが、「毎月デビット支払いをするお金は3万円まで」などと決めて管理しても良いかもしれません。
銀行によっては、毎月同じ日に同じ金額を自動的に振り込む「自動送金サービス」が利用できるので、それらを活用するのもいいと思います。

VISAデビットファミマTカードでキャッシュレス決済は可能ですか?キャッシュレス端末に差し入れたり、端末にかざすだけで決済は可能ですか?教えてください。
>笹本孝雄様
コメントありがとうございます。管理人の一条です。
ジャパンネット銀行のファミマTカードは、Visaカード決済ができる店舗なら、原則支払い可能です。しかし、現在は新規受付を終了しています。
現時点で、Tポイントが貯まるVisaデビットを発行しているのは、スルガ銀行のみです。タッチ決済は未対応ですが、専用端末がある店舗では決済できます。
スルガ銀行のデビットカードについては、以下記事でも解説しています。ご参考になれば幸いです。
https://ginkou.jp/visa-debit-t-suruga/