法人口座を開設できるネット証券会社のまとめ

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資産運用

会社を設立し経営がうまく軌道に乗ると、利益が積み上がってきます。

積み上がった利益をどのように使うか、これも経営の課題の一つですよね。

一番良いのは、新規事業の資金に使ったり既存事業への再投資に使うことですが、余剰資金の活用方法として一般的なものに不動産投資や株式投資といった方法もあります。

証券口座は株式投資だけでなく、余剰資金を債券運用に回すといった方法にも活用されるので、持っておくと何かと便利です。

証券業界大手の野村證券などでも法人口座を開設することはできます。

しかし、手数料が高いことやセキュリティの関係上、ネット取引ができないといったデメリットもあります。(実際、野村證券の法人口座はネット取引ができません)

そこで中小企業の証券口座としておすすめしたいのが、ネット証券の法人口座です。

今回は、法人口座が開設できるネット証券を6社まとめました。

ネット証券 法人口座の比較

ビジネスデータ

大抵のネット証券は法人口座の開設ができますが、一部の証券会社は法人だと口座が作れません。

今回紹介するネット証券はいずれも知名度が高く安心して利用できます。手数料も大手証券会社と比較すると圧倒的に安く、また投資信託など運用商品の種類も豊富です。

法人口座の開設に必要となる主な書類等
1.代表印鑑(実印)
2.取引使用印鑑(お届出印鑑)
3.振込先金融機関口座(法人名義口座)
4.本人確認書類(運転免許証など)

SBI証券

SBI証券

ネット証券業界No.1のSBI証券は、業界最低水準の株式取引手数料と豊富な金融商品で評判です。

ノーロードファンドを中心とした投資信託の数々、外国債券から海外株式まで幅広く取扱があります。

株式取引手数料は、5万円までなら55円(税込)、最大でも1,070円(税込)となっており、対面の大手証券会社と比較すると半額以下のコストで株式の売買ができます。

SBI証券は、住信SBIネット銀行 法人口座と連携することができ、いつでも自由に手数料0円で資金移動ができるメリットがあります。

また、利回りの高いSBI社債やソフトバンク社債が販売されることもあり、これらは人気が殺到し募集と同時に即完売してしまうことが恒例となっています。

SBI証券 公式サイト

楽天証券

楽天証券

楽天証券は、SBI証券と並んで人気のあるネット証券です。

株式取引手数料は、5万円までなら55円(税込)、最大で1,070円(税込)と、SBI証券と並びます。

同じく、投資信託や外国債券の取扱も多く、債券ファンドから海外リートファンドまで余剰資金を適切に運用するための投資商品が揃っています。

特に株式取引ツールの「マーケットスピード」が使いやすいと評判で、プロの投資家も活用していることで知られています。

マーケットスピードでは、リアルタイムの株価情報や最新のマーケットニュースが流れるので、自社の事業の情報収集にも役立ちます。

また、楽天証券では同社の提供している「楽天FX 法人口座」を開設することで、個人では規制されているレバレッジ制限が撤廃され、最大100倍のレバレッジでFX取引をすることが可能です。

楽天証券 公式サイト

マネックス証券

マネックス証券

ネット証券の中でも知名度が高いマネックス証券。

投資信託のラインナップもSBI証券や楽天証券に劣らず豊富です。

また、楽天FXと同じく、マネックス証券のFXサービス「FX Plus」において最大レバレッジ100倍で取引できるのが、法人口座のメリットの一つです。

一方で、株式取引手数料は10万円以下は100円と安いものの、100万円超は約定代金の0.1%~0.15%の課金となるため、他社よりも高めに設定されています。

マネックス証券は米国株の取引可能銘柄数が多いのが特徴ですが、外国株は米国株・中国株のみを取り扱っているため、東南アジアには投資できません。

マネックス証券 公式サイト

auカブコム証券

auカブコム証券

auカブコム証券は三菱UFJフィナンシャル・グループの証券会社ということで安心感も大きいです。

投資信託や外国債券など、同じくMUFGグループの三菱UFJモルガン・スタンレー証券との連携によって質の高い商品を提供しています。

株式取引手数料は10万円以下で99円(税込)と、おそらくネット証券業界でも最安で、最大でも4,059円(税込)となっています。

他のネット証券と大きく違う点は、外国株式の取扱がないことです。この点はauカブコム証券のデメリットです。

auカブコム証券 公式サイト

松井証券

松井証券

単独で上場を果たしている老舗証券会社の松井証券。

株式取引手数料は10万円までなら無料という太っ腹なサービスを展開していますが、手数料の上限は100,000円なので他の証券会社と比較して安いとは言えません。

また、ETF(上場投資信託)の取扱はありますが、一般の投資信託は取扱数が少ないので、株式市場で売買することを目的とした口座開設でなければ、松井証券法人口座の利用メリットは感じにくいと思います。

私も松井証券の口座を使っていますが、管理画面がやや見にくいのがデメリットです。また、松井証券も外国株式の取扱はありません。

松井証券 公式サイト

ライブスター証券

ライブスター証券

上記で紹介した証券会社と比べると中堅の証券会社となるので、知名度も低いと思います。

しかし、株式取引手数料は安く10万円以下で88円(税込)、最大でも880円とトータルで見て、ライブスター証券が最も手数料は安いと思います。

また、新規口座開設後2ヶ月間は取引手数料が0円になるというキャンペーンを行っていることも大きな特徴です。

一方で、外国株式や投資信託の取扱は少ないです。唯一、同じグループの投資信託である「ひふみプラス」を販売しています。

ライブスター証券 公式サイト

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この記事の執筆者

執筆者の詳細プロフィール
26歳の時に右も左もわからない状態で個人事業主になりました。2年後、株式会社クートンを設立し、現在10期目です。「いい人」がたくさんいる世界の実現が目標です。「人の価値とはその人が得たものではなく、その人が与えたもので測られる」 - アインシュタイン 姉妹サイト「1億人の投資術」でも記事を書いています。

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