ゆうちょ銀行で買えるおすすめ投資信託2017

ゆうちょ銀行

貯蓄から投資の時代へ。

以前から言われているこの言葉ですが、ここ数年でより一層「貯蓄から投資」が色濃くなっているように思います。

マイナス金利の導入などによって低金利が続く中、銀行で定期預金を組んでもほとんど利息が期待できないのが現実です。

また、銀行自身も融資や自社の資産運用ビジネスで稼ぎが得られなくなっており、投資信託などの販売手数料収入を得るビジネスを強化しています。

これはゆうちょ銀行に限ったことではなく、銀行全体の動きなのですが、ゆうちょ銀行は2015年に上場を果たしたこともあり、これからさらに投信販売を強化してくるでしょう。

ゆうちょ銀行を使っており、資産運用に興味のある方も多いと思いますので、今回はゆうちょ銀行が扱っている投信について調査してみました。

ゆうちょ銀行での投資信託購入はおすすめしない

疑惑

まず最初に結論から言ってしまうと、私の意見としては「ゆうちょ銀行で投資信託を購入するのはおすすめしません」。

というのも、投資信託はもともと証券会社が販売している金融商品だからです。

そこに、前述のような「低金利 → 融資や運用で利益が出せない → 投信販売のビジネスに参入」という流れが起こり、銀行が投資信託を積極的に販売し始めたということです。

もし、一生懸命ためた大切なお金を使って自宅をリフォームする時、なんでも請け負う「何でも屋さん」にお願いするのと、リフォームを専門にしている業者にお願いするのと、どちらが安心できるでしょうか。

餅は餅屋」という言葉があるように、投資信託は証券会社で買う方が圧倒的に有利です。

ゆうちょ銀行と比較して、証券会社は20倍以上の商品ラインナップがあります。そして、商品の質も証券会社の方が高いです。

最近はネット証券であれば簡単に口座開設できますし、例えば楽天証券なら口座開設でポイントがもらえます。

もちろん、ゆうちょ銀行が扱っている商品とまったく同じ投資信託を楽天証券で買うことも可能です。

ゆうちょ銀行は預金残高がとにかく多いので、ゆうちょで投信を買っている人は多いと思います。しかし、商品ラインナップがかなり少ないのが現状です。

手数料の高い商品が多い

ゆうちょ銀行が扱っている投資信託の問題点として、手数料が高い投資信託が多いことがあげられます。

資産運用は、ほんの数パーセントの利益を積み重ねる世界であり、プロに運用を任せても当たり前のように損失を出します。

それくらい、儲けを保証するのが難しいのですが、唯一確実に発生するのが「投資信託に支払う手数料」です。

儲かっても損をしても関係なく、毎年一定の手数料が発生します。また、購入時には毎年発生する手数料の数年分がかかることも少なくありません。

いずれの手数料も「購入金額の数パーセント」なので小さいと思ってしまいがちですが、この数パーセントの差が長期的には運用結果に大きな差をもたらします。

つまり、投資信託を購入する上では「0.1%でも手数料が安いものを選ぶべきである」というのが、多くの投信ブロガーの意見を見ても一致しています。

投資信託には大きく3つの手数料があります。

購入時手数料
投資信託を購入する時に1回のみ発生する手数料です。買付時手数料が0円のものを「ノーロード」と呼びます。

信託報酬
資産運用会社に支払う報酬です。毎年一定の料率がかかるため長期運用をするほど0.1%の差が効いてきます。

信託財産留保額
投資信託を解約する時に発生する手数料です。優良な投資信託は信託財産留保額が0円のものも多いです。

もし、ゆうちょ銀行で投資信託を選ぶのであれば、購入時手数料が0円の「ノーロード投信」を選択することおすすめします。

ゆうちょ銀行で買えるおすすめの投資信託

貯金

ゆうちょ銀行の投信ラインナップについて色々と書いてきましたが、その中でも個人的に良いと思ったものをピックアップしました。

いずれも「低コスト・ノーロード・インデックス型」なので、始めて資産運用を始める方にもおすすめです。

eMAXIS 国内債券インデックス

三菱UFJ国際投信が運用している「eMAXIS」シリーズは、いずれもおすすめできる投資信託です。ゆうちょ銀行でもいくつかのラインナップがあります。

「eMAXIS」シリーズは買付時手数料0円のノーロードで、解約時の信託財産留保額もかかりません。

また、毎年発生する信託報酬も低く設定されたインデックスファンドなので、コストを抑えて安定した資産運用が行えます。

「eMAXIS 国内債券インデックス」は国内債券に投資するファンドで、「NOMURA-BPI総合指数」という指数に連動した動きをします。

信託報酬は年率0.3888%~0.432%(税抜き 0.36%~0.4%)で、国内債券インデックスファンドの中では純資産額も大きい人気の投資信託です。

ゆうちょ銀行が扱う投資信託の中ではおすすめですが、同じく「NOMURA-BPI総合指数」に連動する国内債券ファンドに「三井住友・日本債券インデックス・ファンド」というものがあります。

こちらは、三井住友アセットマネジメントが運用しているというだけの違いですが、信託報酬は年率0.17%であり、eMAXIS 国内債券インデックスの半分以下の手数料で運用できます。

また、純資産額もeMAXIS 国内債券インデックスの2倍以上ある人気のファンドですので、「三井住友・日本債券インデックス・ファンド」を選ぶ方が正しい選択だと思います。(ただ、このファンドはゆうちょ銀行では扱っていません)

eMAXIS 先進国債券インデックス

先ほどの国内債券ファンドと比較して、先進国債券ファンドの方が、一般的にはリスク・リターンともに高めです。

とはいっても債券での運用となるので、低リスクで安定した運用が行えます。

eMAXIS 先進国債券インデックスも、購入時・解約時手数料0円で、信託報酬は年率0.6048%~0.648%(税抜き 0.56%~0.6%)の良いファンドです。

ベンチマークとなる指数は「シティ世界国債インデックス(除く日本、円換算ベース)」となり、この指数に概ね連動します。

ただしこちらも、三井住友アセットマネジメントの「三井住友・DC外国債券インデックス」と内容が被っており、信託報酬も年率0.23%であるため、eMAXISの3分の1程度です。

低コストの人気ファンドなので当然、純資産もeMAXIS 先進国債券インデックスの2倍以上あり、多くの人が選んでいることがわかります。

eMAXIS 新興国債券インデックス

※おすすめの1本

新興国の債券に投資するファンドで、ベンチマーク指数は「JPモルガンGBI-EMグローバル・ダイバーシファイド(円換算ベース)」です。

購入時手数料0円で、信託報酬は年率0.6048%~0.648%(税抜き 0.56%~0.6%)です。ただし、解約する際に信託財産留保額として1万口につき基準価額の0.3%がかかります。

類似の商品として、大和証券投資信託委託の「iFree新興国債券インデックス」があり、こちらは信託報酬が年率0.24%、しかも信託財産留保額なしという高スペックの投資信託です。

しかし、iFreeシリーズ自体が新しい商品で実績が薄いため、純資産の大きさで見るとeMAXIS 新興国債券インデックスが圧勝しています。

あくまでも低コストにこだわりたい人にはiFreeがおすすめですが、多くの投資家から支持されていて、ある程度純資産があるファンドの方が安心できるという方は、eMAXIS 新興国債券インデックスも選ぶ価値は十分あります。

この投資信託は他社のファンドと比較しても競争力のあるおすすめできる1本です。

eMAXIS TOPIXインデックス

※おすすめの1本

いわゆる「TOPIX連動投信」で資産運用をするなら必ずポートフォリオに加えておきたい投資信託です。

TOPIX(東証株価指数)は、日経平均株価に次いで有名な国内の株価指数です。

日経平均の方が圧倒的に知名度は高いですが、投資家の中にはTOPIXをより重視する人も少なくありません。

「eMAXIS TOPIXインデックス」は、購入時・解約時手数料0円で、信託報酬は年率0.3888%~0.432%(税抜き 0.36%~0.4%)です。

同じくTOPIXをベンチマークとしたインデックスファンドで有名なのがニッセイアセットマネジメントの「ニッセイ TOPIXインデックスF」であり、こちらの信託報酬は年率0.21%とより低コストです。

ただし、純資産の大きさで見るとeMAXIS TOPIXインデックスの方が人気が高いので、選択の余地はあります。

おそらく、TOPIXインデックスファンドの中では「eMAXIS TOPIXインデックス」が、純資産は一番大きいと思います。

eMAXIS 先進国株式インデックス

日本以外の世界主要国の株式に投資するファンドです。

ベンチマークとしている指数は「MSCIコクサイ インデックス(円換算ベース)」で、この指数に概ね連動した動きをします。

購入時・解約時手数料0円で、年率0.6048%~0.648%(税抜き 0.56%~0.6%)です。

純資産残高も大きいので、選んでも間違いのない一本ではありますが、類似の「ニッセイ 外国株式インデックスファンド」の方が、信託報酬が年率0.23%と低コストで純資産もeMAXIS 先進国株式インデックスより大きいです。

上記の理由から、普通に考えると「ニッセイ 外国株式インデックスファンド」を選んでおくのが妥当かなと思います。

eMAXIS 新興国株式インデックス

※おすすめの1本

新興国株式に投資するファンドです。

金融商品の中でも「株式」は比較的リスクの高いものとして位置づけられており、その中でも新興国株式は国内株式や先進国株式よりもハイリスクです。

リスクを取って増やしたいか、リスクを抑えて安定した運用を目指すのかは、人によって違いますが、リスクを抑えたいのであれば新興国株式の組み入れ比率は小さめで良いです。

eMAXIS 新興国株式インデックスは、「MSCIエマージング・マーケット・インデックス(円換算ベース)」という指数に連動するファンドで、購入時手数料は0円です。

信託報酬として年率年率0.6048%~0.648%(税抜き 0.56%~0.6%)がかかる他、解約時に信託財産留保額として1万口につき基準価額の0.3%が必要です。

新興国株式インデックスファンドの中では純資産は最も大きく人気があります。

コスト面で最も優れるのは、大和証券投資信託委託の「iFree新興国株式インデックス」で、信託財産留保額0円、信託報酬も年率0.37%となっています。

ただし、こちらはベンチマーク指数が異なること、純資産が少ないことから「eMAXIS 新興国株式インデックス」と直接の比較はできないなというのが正直な感想です。

ベンチマークが同じファンドでは、ブラックロック・ジャパンの「i-mizuho新興国株式インデックス」があります。

i-mizuho新興国株式インデックスは、購入時手数料0円、信託報酬 年率0.45%、信託財産留保額0.3%と、eMAXIS 新興国株式インデックスよりも若干低コストで運用できます。

しかし、純資産ではeMAXISが圧倒的に大きいため、新興国株式ファンドを選ぶのであればeMAXISは良い選択だと思います。

eMAXIS 国内リートインデックス

国内のリートを投資対象としたインデックスファンドで、ベンチマークは「東証REIT指数(配当込み)」です。

リートというのは不動産のことです。債券に比べるとリスクはありますが、ミドルリスク・ミドルリターンな資産クラスとして、人気があります。

購入時手数料は0円のノーロードで、信託報酬は年率0.3888%~0.432%(税抜き 0.36%~0.4%)、解約時にかかる信託財産留保額は1万口につき基準価額の0.3%です。

国内リートインデックスファンドはどれもスペックは横並びなのですが、やや頭一つ抜けているのが「ニッセイ Jリートインデックスファンド」です。

eMAXIS 国内リートインデックスと比較して純資産は少ないのですが、信託財産留保額がかからず、信託報酬も年率0.28%と低コストなので、国内リートに関しては「ニッセイ Jリートインデックスファンド」を選んでおくのが無難かなと思います。

eMAXIS 先進国リートインデックス

※おすすめの1本

海外リートに投資するファンドです。先進国株式ほどではありませんが、リスクはやや高めの商品となります。

購入時手数料は0円のノーロードで、信託報酬は年率0.6048%~0.648%(税抜き 0.56%~0.6%)、解約時にかかる信託財産留保額は1万口につき基準価額の0.3%です。

ベンチマークとしている指数は「S&P先進国REITインデックス(除く日本、配当込み、円換算ベース)」です。

比較対象となるのは、大和証券投資信託委託 の「iFree外国REITインデックス」ですが、こちらは運用実績が浅く純資産も少ないため、現時点ではeMAXIS 先進国リートインデックスを選んでおくほうが安心できるかなという印象。

ただ、iFreeシリーズは非常に競争力が高く、購入・解約手数料0円、信託報酬年率0.33%と、ひとまわり低いコストでの運用が可能となっています。

eMAXISくらいしか良いのがなかった

考える人

ゆうちょ銀行が扱っているすべての投資信託を確認しましたが、本当に良いと思える投資信託は「eMAXISシリーズ」くらいしかありませんでした

もし私がゆうちょ銀行で売っている投資信託の中から選ぶのであれば、間違いなくeMAXISシリーズを選びます。

しかし、前述のようにeMAXISのインデックスファンドと同じ指数に連動するタイプの投資信託で、より低コストなものが多数存在するのが現状です。

こうしたより良い投資信託はゆうちょ銀行では販売されておらず、楽天証券などのネット証券主体で販売されています。

これから資産運用を始めたいと考えている人は、無理にゆうちょ銀行の投信の中から選ぼうとせず、常時2,000本以上の取扱がある証券会社で良いものを選ぶことをおすすめします。

私が運営している「1億人の投資術」でも、本当に優良な投資信託をまとめていますので、あわせてご覧ください。
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