カードローンで1万円だけ借りることはできる?利息ゼロで借りる方法はない?

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人差し指を立てる男性

「1万円だけお金が足りない…借りるしかない。」

飲み会代、結婚式の二次会代、同窓会の会費のように、必ず現金を用意しなければならないときは特に困るものです。

なるべく人に借りたくないときに思いつく方法といえば、広告でよく見かけるカードローンやキャッシングです。

実際に1万円という少額を借りることができるのか、また利息はどれくらいになるのか、検証してみました。

最後には、利息ゼロで金融機関からお金を借りる方法についても解説しています。

1万円から借入OKのカードローンは多い

女性

結論から言うと、1万円や2万円など、数万円だけ借りることができるカードローンが大多数です。

カードローンにはあらかじめ最少借入額が決められていますが、大手金融機関は1万円や1,000円からが主流です。まれに、1円から借入れられる金融機関もあります。

ただし、最低借入限度額はカードローン会社によって差があります。

お金をあるだけ使ってしまうタイプの人は、限度額も少なめに設定できるカードローンの方が安心かもしれません。

■借入限度額とは

カードローンに申し込んで審査に通ると、借入限度額(利用限度額)をもらえます。

この借入限度額内であれば、再審査をされることなくいつでもお金を借りられるようになります。

この限度額内で借りられる最小単位が、最少借入限度額です。

(例)借入限度額10万~500万円のカードローンの最少借入限度額は、10万円です。

たとえば、1万円だけ借りようと思っていても借入限度額は10万円から、というカードローンも多いです。

計画的に利用するぶんには便利ですが、「せっかくだし10万円引き出しちゃおう」と多めに借りると、それだけ利息が増えるので要注意です。

傾向としては、銀行のカードローンの多くは最少借入限度額は10万円からで、消費者金融は1万円から限度額を設定できるところが多いです。

ためしに、主要なカードローンの借入限度額を比較してみました。

■銀行カードローン 借入限度額の比較

金融機関 借入限度額 金利(年)
三菱UFJ銀行(バンクイック) 10万~500万円 1.8~14.6%
三井住友銀行 10万~800万円 1.5~14.5%
みずほ銀行 10万~800万円 2.0~14.0%
楽天銀行 10万~800万円 1.9~14.5%
ソニー銀行 10万~800万円 2.5~13.8%

※みずほ銀行カードローンは、住宅ローンを利用者は金利を年0.5引き下げ(引き下げ後金利:年1.5~13.5%)

■大手消費者金融カードローン 借入限度額の比較

金融機関 借入限度額 金利(年)
アコム(三菱UFJ銀行グループ) 1万~800万円 3.0~18.0%
SMBCモビット(SMBCグループ) 1万~800万円 3.0~18.0%
プロミス(三井住友銀行グループ) 1万~500万円 4.5~17.8%
アイフル 1万~800万円 3.0~18.0%
J.Score 10万~1,000万円 0.8~15.0%

借入限度額の設定が柔軟にできるのは消費者金融ですが、より低金利なのは銀行です。

もし、なるべく低い金利、かつ借入限度額も最低限に抑えたいなら、J.Score(ジェイスコア)という金融機関がおすすめです。

みずほ銀行とソフトバンクグループが共同設立した新しい金融機関で、少額を借りても低金利なのが魅力です。

実際に、どれくらいの利息差が生まれるかを検証してみました。

1万円借りたときの利息を比較

比較

今回、1万円を借りたときの利息の違いを比較するのは、繰上返済の場合と約定返済(毎月の口座引き落とし)の場合です。

カードローンの利息は日割り計算で増えていくため、早く返せば返すほど利息は少なく済みます。

よって、利息を少しでも抑えたいなら、なるべく繰上返済による完済(一括返済)をおすすめします。1万円や2万円という少額なら、給料が入ってすぐに返済する人が多いです。

■カードローンの利息計算方法

利息額=元金(借りたお金)×年率(%)×借入れ日数/年間日数(365日)

※うるう年は、年間日数を366日で計算

約定返済の場合は、この計算方法で毎月の借入残高に応じた利息を計算します。

一括返済をしない場合、毎月決まった金額を約定返済(やくじょうへんさい)していくことになります。

近年のカードローンの約定返済は、銀行口座引き落としが主流です。

口座残高を用意してさえいれば返済忘れが起きないので、返済遅延にならないのがメリットです。

約定返済には毎月の最少返済額が決まっており、カードローンに申込んでから特に返済条件を変更していなければ、「毎月決まった最少返済額+利息」が自動的に引き落とされていきます。

そこで、1万円を1週間(7日)で一括返済した場合と、約定返済で毎月返済していった場合の利息を比較してみました。

■銀行カードローン 1万円の一括返済と約定返済の利息比較

金融機関 約定返済(月の最少返済額×返済回数) 1週間で完済
三菱UFJ銀行(バンクイック) 10,303円
(最少返済額3,000円×4回)
10,028円
三井住友銀行 10,376円
(最少返済額2,000円×6回)
10,027円
みずほ銀行 10,484円
(最少返済額2,000円×7回)
10,026円
楽天銀行 10,417円
(最少返済額2,000円×6回)
10,027円
ソニー銀行 10,358円
(最少返済額2,000円×6回)
10,026円

※みずほ銀行カードローンは、住宅ローンを契約していないと仮定して通常の金利で計算。

■大手消費者金融カードローン 1万円の一括返済と約定返済の利息比較

金融機関 約定返済(月の最少返済額×返済回数) 1週間で完済
アコム(三菱UFJ銀行グループ) 10,912円
(最少返済額1,000円×11回)
10,034円
SMBCモビット(SMBCグループ) 10,275円
(最少返済額4,000円×3回)
10,034円
プロミス(三井住友銀行グループ) 10,898円
(最少返済額1,000円×11回)
10,034円
アイフル 10,275円
(最少返済額4,000円×3回)
10,034円
J.Score 10,586円
(最少返済額1,000円×11回)
10,028円

特に見比べてみてほしいのは、アコムとSMBCモビットの約定返済(上記の表で赤字になっている部分)です。

アコムとSMBCモビットは、1万円を借りるときの最高金利がどちらも年18.0%です。

しかし、月々の最少返済額が1,000円のアコムは返済に11ヶ月かかり、その間に利息が912円まで増えています。

「1万円借りて1,000円近くの手数料がかかる」と考えると、割高に感じる人も多いと思います。

一方、SMBCモビットは、毎月の最少返済額が4,000円からなので返済が3ヶ月で終わり、利息が275円に抑えられました。

月々の返済額でここまで利息に差がつくので、約定返済をしていくつもりの人は最少返済額をチェックすることをおすすめします。

もし返済を早めたいなら、毎月の返済額を引き上げるか、繰上返済を行うことをおすすめします。

クレジットカードのキャッシングという手もある

クレジットカードを持った男性

もしキャッシング枠が付帯したクレジットカードを持っているのであれば、クレジットカードのキャッシングでも1万円をすぐに引き出せます。

カードローンは初めて申し込む際に審査が必要ですが、クレジットカードは発行時点で審査が完了しているので、初めてキャッシングを利用するときも審査は不要です。

クレジットカードを提携ATMに挿入すれば現金が借入れでき、ネットキャッシングを利用すれば銀行口座への振込融資も受けられます。

ただしクレジットカードのキャッシングは、毎月のショッピング代金とあわせて一括返済になることが基本です。

翌月のクレジットカード代金引き落とし額が増えると困るという人は、注意が必要です。

今は、キャッシング利用代金を月々少しずつ返済する「キャッシングリボ」が使えるクレジットカードも多いですが、別途リボ設定をしないと一括返済になることが多いです。

また、リボ払いは返済が長期化しやすい、つまり利息が増え続けるリスクもあるので、不安な人は利用しない方が安心です。

金利相場も年15.0~18.0%くらいと、カードローンの相場よりやや高めです。

金利や返済方法の特徴から見ても、クレジットカードのキャッシングは「少額を早めに完済するつもりの人向けのサービス」と言えます。

参考:リボ地獄から抜け出すコツ リボ払いのやばい仕組みと出戻らない方法

初めてのカードローンなら無利息サービスを活用

0円

「1万円借りるだけだから、利息はできるだけ払いたくない」という人は、金利が低いカードローンで早めに完済することが大切です。

しかし、それとは別に利息ゼロでお金を借りる方法があります。

それは、無利息サービスを提供しているカードローンを利用することです。

よく見る無利息サービスの例は、初めてカードローンに申し込む人限定で30日間を無利息にするという優遇です。

1ヶ月以内に一括返済すれば利息は一切かからないので、1万円だけを完済すればOKです。

無利息サービスが使える金融機関を下記記事にまとめているので、初めてカードローンを利用する人は参考にしていただければと思います。

無利息サービスを利用したことがある人も、他社のサービスを探したり比較したりするのに使えます。

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この記事の執筆者

執筆者の詳細プロフィール
2級ファイナンシャル・プランニング技能士。元は貯蓄下手だったが、現在は貯金や資産運用を自動化し、着々と資産形成中。メガバンクとネット銀行の使い分け方にはこだわりあり。

より良い情報をお届けするため、疾風AI がメンテナンスを担当いたしました。(2022年2月14日 更新)

ありがとうございます。

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